妻が、MacBook Proにコーヒーをこぼした
- 2020年05月18日
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非正規修理店は自己責任でのチャレンジ
というわけで、次なる手段。最後の手段だ。非正規の修理店に行ってみる。
iPhoneなどの修理の場合も、筆者は基本的には非正規の修理店には行かない。
非正規の修理店には、バッテリーやディスプレイなどの部品も正規のものが入ってるとは限らず、コピー品で修理されることも多い。バッテリーなどの部品は、非正規のものでは、本来の性能が出せず、持ちが悪いことが多い。
また、タッチパネルも、正規の修理店だと、数百万円もするデジタイザーの調整機械などが入っており、タッチパネルを取り付けてから微細な調整や確認をしたりするが、非正規店だとそれも行われない場合が多い。
また、最新のT2セキュリティチップが入った最近のMacだと、ストレージなどの部品も交換できない(はずだ)。新しいモデルほど非正規修理店にとっては状況は厳しいはず。
しかし、今回のように、リスクとメリットを量りにかけてでも、修理したいこともある。
というわけで、ネットで検索して見つけた、修理専門店『愛MAC』( https://aimac.biz/ )へ。
筆者もネットで見つけただけなので、読者のみなさんに保証してお勧めできるわけではないが、少なくとも、今回修理にうかがった時の対応は非常に良かったし、修理も素晴しかった。個人的な1回の体験ではあるが。
渋谷のマンションの一室。ドアにMacBook Proの上ブタが貼り付けてある。
なんか、不安にはなったが、とにかく、事情を説明して修理を依頼してきた。
なお、以下の見積り価格などは別に定価などがあるわけではないと思うし、中古部品の流通は時価だと思うので、あくまで私の場合の一例としてご覧いただきたい。
見積りをいただきながらの試行錯誤。ロジックボードって修理できるんだ!?(汗)
最初にいただいたメールには、ロジックボードの故障と、キーボードの故障、バッテリーの膨張のトラブルがあると書いてあった。
そうそう。裏ブタを開けた時にバッテリーも膨らんでいたから、修理を頼もうと思っていたのだった。見積りはこんな感じ。
- 初期検証料: 0円
- 作業料: 8,000円
- キーボード: 20,000円
- バッテリー: 12,000円
- ロジックボード修理: 28,000円
- ———————————————-
- 合計: 68,000円(税別)
……想像していたより安い。
最新のMacBook Airや、MacBook Pro 13(2ポート)が10万円強で買えることは分かっているが、15インチのディスプレイが使えて、クアッドコアのCPU、メモリー16GB、1TBのストレージがあって、さらに自宅の23インチのCinema Displayが繋げることを考えると10万円ぐらいまでなら出そうと思っていたので、これはOK。
しかし、ロジックボードって修理できるものなのか(笑)知らなかった。
そのあたりメールで質問してみると、ショートしているチップなどのハンダを外して交換したりすることができるのだという。すごい。どれが異常かなども分かるのか。ビックリ。
しかし、次にメールが来て、修復が不可能だったという連絡があった。
次の提案は中古品のロジックボードとの交換。
- ①: CPU(Core i7 2.0GHz) メモリ( 8GB) 4万4000円
- ②: CPU(Core i7 2.0GHz) メモリ(16GB) 5万4000円
- ③: CPU(Core i7 2.3GHz) メモリ(16GB) 6万4000円
いずれも、多分時価だと思うので、他の方がアクセスして、同じ値段の商品があるかはどうかは分からない。たぶん、ジャンク品のMacから外したり、中国から輸入したりするのだろうけど、中古品でもこの値段で買えるのなら、僕的にはアリだ(笑)(このあたりの判断はひとそれぞれだと思います。中古品だとそれなりのリスクがあると思うので、それを許容できる人向きです。念のため)。
しかも、なんかセット料金みたいで、前述よりキーボードとバッテリーの修理料金を値下げしてくれた。
メモリーは16GBにしたいが、今さらCPUスピードを元の通りのスピードにする必要はないので、2番目のにした。というわけで、最終的な見積りはこんな感じ。
- 作業料: 8,000円
- キーボードとバッテリー: 25,000円
- ロジックボード: 54,000円
- ——————————————————
- 消費税: 8,700円
- 合計: 95,700円
人によって、意見はいろいろだと思うが、10万円以内で修理できるのならこれはアリだった。たしか30万円ぐらいで買ったマシンのはずだし、僕的には思い入れもあるし。
というわけで、修理が仕上がったので、取りに行ってきた。
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。