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サーファーのための天気図の読み方と波のサイズ表現

昨今、飛躍的に進歩したデジタルメディアのおかげで波情報がいとも簡単に手に入る時代となった。しかし、サーファーは自然と共にあるべき人種。どんな時に波が立つのか?気象のメカニズムを理解することで、良い波に出逢える確率が格段に高まることは間違いない。天気図や潮まわりなどから、さらっと風や波の状況を読めるようになればサーファーとして一段上のレベルに上がったといえるだろう。ここでは気象と波の関係を考える上で大事なポイントを押さえているので、ぜひ知識と波情報を併用し、活用してみてほしい。

天気図は等圧線の幅・向き、高気圧・低気圧の位置を見る

風とうねりの予測ができる、サーファーなら知っておきたいイメージ方法

天気図というと、低気圧がくれば雨、高気圧なら晴れ、ぐらいしか普段意識していないかもしれないが、大切なのは風の読みだ。風が強く吹けば波が立って、周囲にうねりが広がってくる。風向きが判断できれば、海岸でオンショアかオフショアかがわかって、波質まで想定できる。

風の強さや向きは、等圧線で判断する。そもそも風は、高気圧から低気圧に向かって吹くのだが、高気圧の中心から低気圧の中心へ一直線に吹くわけではなくて、等圧線を斜めに横切るように吹く。

その様子をイメージするには、まず、高気圧から低気圧に向かってまっすぐに吹く風の矢印をイメージする。次に、その矢印を、海上では20度、陸上では30度ほど右に(南半球では左に)回転させる。さらに、等圧線の間隔が狭いところでは、もう少し右に回転させる。そうすると、低気圧の中心付近では、風が渦を巻いて、矢印も混み合ってくるはずだ。

これで、風が強い場所と、向きがイメージできる。風が強いところは、波も高くなり、そして、高波による海面の振動が、うねりとなって波紋のように周囲に広がる。これで、海岸に到達するうねりが、どの方向から、どれくらい離れた場所からやってくるかわかる。波の発生地点が近ければ、波も大きいと判断できるし、海岸の風から、波質も想定できる。

風の吹き方

北半球では、高気圧からは時計回り、 低気圧には反時計回りに渦を巻きながら風が吹く。等圧線の間隔が狭い所では風が強い。

風向きをイメージする方法

まずは高気圧から低気圧に向かって、等圧線と直角に交わる風を想定。

風向きを時計回りに回転させると、陸上では30度、海上では20度ぐらいであるとわかる。

等圧線の間隔が狭くなる低気圧の中心付近では、さらに角度が大きくなる。

台風は緯度20度選を越えたあたりがうねりが届き始める目安

晩春から秋にかけて、太平洋側のビーチには台風からのうねりが届く

台風の域内では、風速30m/sを超えるような強い風が吹いていて、高さ10mを超えるような高波が発生している。こんな波が直接押し寄せたら、とてもサーフィンどころではない。台風がある程度遠方にあって、台風の風の影響などを全く受けず、しかも荒海から伝わってくるうねりがビーチに届くぐらいの状態が、最も波質が良く、波数も多い。

台風の風は、中心から数百キロの範囲に及ぶことがあるので、高波の範囲も広い。しかし、台風の風の範囲を離れて伝わってくるうねりは、池に石を投げ込んだ時の波紋のように、台風の周囲に広がっていき、はるか遠方まで伝わっていく。長い距離を進む間に、高波の荒々しさは消え、ゆったりと海面が上下する静かな波動に変化するが、ビーチが近づいて水深が浅くなると、そのエネルギーが一気に解放されて、パワフルなブレイクが出現する。

台風が、北緯20度を越えて北上してくると、ちょうどいいうねりがビーチに届く。台風の勢力にもよるが、これより南だとうねりが入りにくく、近づきすぎると、うねりが強くなりすぎる。また、台風は反時計周りの渦巻き状に風が吹いているので、台風の東側は南風になっている。この南風がうねりを後押しするので、台風が南西方向にある時の方が、波が入りやすい。

台風が発生したら北緯20度線に注目する

台風が北緯20度よりも北に進んでくると、本州から九州の太平洋側にはうねりが届く。これより近づいてくると、天気が荒れてくるおそれがある。

台風は西寄りにある方が期待できる

台風は左回りの渦巻きなので、台風の東側は南風が吹いていて、うねりがどんどん北上するので、台風が少し西にあった方が、波はいい。

満月と新月の時、サーファーは波に期待する

潮の満ち引きによって波のコンディションは影響を受ける

海面の高さは、一日に2回、潮の満ち引きによって、高くなったり低くなったりを繰り返している。海の満ち引きは、太陽や月と地球の間の引力や、お互いの公転の影響で起こるので、天体同士の位置関係によってその程度が変化する。

太陽と月と地球が一直線に並ぶ時には、太陽の影響と月の影響が同じ方向に働くので、海面が同じ場所で大きく盛り上がり、その分、低くなる所は非常に低くなる。潮の干満の差が大きくなるので、大潮と呼ばれる。太陽と月と地球が一直線に並ぶと、月は満月か新月になるので、いつが大潮になるかは、月を見ていればわかる。

大潮の日は、朝は潮が満ちていて、太陽が真上にくる正午前後に干潮になる。潮位の差が大きいので、午前中は潮が急激に引いていく。うねりは入りにくくなるものの、寄せ波に下げ潮がブレーキをかけて、掘れた波になりやすい。一方、午後から夕方は潮がどんどん上げてきて、その潮に乗って沖のうねりが入ってくるので、波数が多くなる。大潮の日は、水深がどんどん変わるので、遠浅のビーチではブレイクポイントが刻々と変化し、波質も変化しやすい。反対に、干満の差が小さい小潮や長潮の時には、潮位の変化が小さいので、ブレイクポイントも一定で、安定した波が期待できる。

潮回り

大潮 満月、新月の前後で、干満の差が最も大きい
中潮 大潮の前後、大潮ほどではないが、比較的潮が動きやすい
小潮 中潮の後、干満の差が縮まり、次第に潮の動きが小さくなる
長潮 干満の差が最もなくなって、潮があまり動かなくなる
若潮 再び潮が動き始める。潮が若返る、とも言われる

季節によっても潮の動きは変わる

潮汐は、一日の間の動きの他に、半年周期や一年周期の動きもある。このため、夏と冬では、潮の動きが違い、同じ大潮でも、最も潮が引くタイミングが昼夜入れ替わりる。

波のサイズは感覚的なもの。特に海外では小さく評価しがち

波のサイズ表現は地域によって多少異なる。海に入ったら手に負えないサイズだった、なんてことのないように注意

サーフィンを続けていると、より大きな波に乗りたいという願望が芽生えてくるもの。サーフィンの歴史を振り返ると、乗れないとされてきたビッグウェーブに挑むチャレンジ精神が、ボードデザインやテクニックのレベルを押し上げてきたとも言える。それに大きい波に乗れるということは、サーファーにとって一つのステータスでもあるのだ。

そんな波のサイズを言い表す時、 日本ではカラダの部位で表現する。ヒザ、コシ、ハラ、ムネ、カタ、アタマ、アタマ半、ダブルと言った具合だ。一方海外ではフィートを用いる。1フィートは約30センチになるため、通常なら1~2フィートは約30~60センチでスネ~モモ程度となる。けれども波のサイズは感覚に依る所が大きく、例えばカリフォルニアだと、1~2フィートは実際にはコシ~ハラサイズのことが多い。さらに本場ハワイでは、ハワイアンスケールと言って波の裏側からサイズを計ります。そのため表側から計るサイズより半分位で言い表すことになり、例えば4フィート(約120センチ)と言ってもアタマオーバー・サイズであることがほとんどだ。ハワイに出かけた際はくれぐれも注意したい。

表記サイズが実際と異なるのは、やはりそれぞれのお国柄だろう。あなたは大きな波に乗った時、余裕を見せて小さく伝える?それとも盛って大きく伝える?

波のサイズの目安

1~2フィート コシ~ハラ
3~4フィート ムネ~カタ
5~6フィート アタマ
8~10フィート アタマ半
12~15フィート ダブル
20フィート トリプル以上

サーファーが乗れる限界のサイズとは?

トリプル以上ともなると、もはや別世界。ちなみにビッグウェーブに乗ったギネスの記録は78ftだとか。

 

サーフィンにおいて重要な天気図と波の関係についてまとめてきた。海外でも使える知識なので、どこの海に出るときにも頭の中に入れておくといいだろう。

出典

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NALU 編集部

NALU 編集部

テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

NALU 編集部の記事一覧

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