ミッドレングス・インプレッション!<パフォーマンスタイプ>
FUNQ NALU 編集部
- 2021年10月20日
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ミッドレングス・インプレッション!<パフォーマンスタイプ>
ロングボードでもない、ショートボードでもない、そんな中途半端なサーフボードたちが今、世界中のサーフシーンで注目を集めている。その名も「ミッドレングス!」サーファーやシェイパーたちの自由な発想の中から生まれた個性豊かなサーフボードたちが、ショートボード・レボリューション以来の力強い潮流となって、新しいサーフィンの扉を開いた。そんな個性豊かなボートたちを二人の偉大なマスター、宮内謙至&牛越峰統が試乗した。
◎出典: NALU(ナルー)no.116_2020年4月号
Performance Type(パフォーマンス・タイプ)
あらゆるスタイルあらゆるレベルのサーファーであっても、そしてどんなサイズどんなコンディションであろうとも、思い通りのサーフィンを実現する、それがパフォーマンス・ミッドレングスだ!
実はこのタイプのミッドレングスが一番日本の波には合っているんじゃないかとさえ思える
「このタイプは、それこそ以前はファンボードなんて呼ばれていたタイプのボードで、長くてややノーズがラウンド気味でトライフィンでっていうデザインがほとんどで、それこそ初心者だったりパドル力の衰えた年配者用のボードって認識だったんだけど、今やそのイメージは完全に払拭されたよね。実はこのタイプのミッドレングスが一番日本の波には合っているとじゃないかとさえ思えるほど、デザインもテクノロジーも進化していて、どんなレベルのサーファーでも、どんな波のコンディションだろうと、気持ち良くサーフィンできるし、波もいっぱいキャッチすることができる。しかも自分のスタイルに合わせて色んなカスタムができるでしょう。今回は長年の付き合いのモーリス・コールに頼んで自分用にシェイプしてもらったんだけど、例えばクワッドにする、例えばシングルフィンにするって、フィンセッティングで色々遊べるのも楽しいね。このタイプのボードを一本持っておけば、いろんなシチュエーションで使えると思うよ。例えば波が小さかったり、カレントがきつくてかったるい時だったり、トリップのときだったり。だから絶対に必要なボードだよね」−−Review from 牛越峰統
<ボード1>Maurice Cole
PHAT WONKA / 7’0″×21 3/4″×2 7/8″
鬼才モーリス・コールが牛越峰統のために新たにデザインした究極のハイパフォーマンス・ミッドレン グス。深いコンケーブとハードエッジが異次元のマニューバーを実現する。
<ボード2>Wayne Rich Surfboards
Mind Bender / 6’7″×20 1/4″×2 5/8″
The Boardroom Showのシェイプオブ非対称ボードにおいて優勝したボード。見た目とは裏腹に、ハイパフォーマンスな乗り味。
<ボード3>LOST Surfboards
SMOOTH OPERATOR / 6’4″×20.25″×2.63″
シェイパーであるMAYHEM自身が自分用に開発した LOST初のミッドレングス。波のサイズを問わず、様々なフィンセッティングでマニューバーが楽しめる、まさに最先端のハイパフォーマンス・ミッドレングスだ。
<ボード4>JOHN SIMON
p2p EPS Model / 6’11″×21 1/4″×3 1/2″
ベンチュラのトレンドリーダー “ジョン・サイモン” が、デザイン・シェイプした次世代フィンレス・ストリンガーレスボード。18歳という若さでライアン・ラブレス率いるトリムクラフトのメンバーに選ばれた、世界で一番若い商業ベースのシェイパー!
<ボード5>SHAPES AND HULLS
Round Pin Quad Stubbie / 6’4″×21 1/2″×2 3/4″
SHAPES AND HULLSのシェイパー、ティム・ボウラー氏は、シェイプ歴50年近いレジェンドシェイパー。ボトムターンで貯めたパワーは、波のトップに上がる際、バネが弾くほどの感覚でボードが加速する。
<ボード6>Fletcher Chouinard Designs
F-Rocket / 7’6″×21.56″×3″
パイプをフラットで短いボードで滑るコール・クリステンセンからインスパイアされたF-Rocket。本格的なミッドレンジのガンとしてデザインされたが、エブリデイボードとしても様々なコンディションでもこれ 1 枚で機能する。
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FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。