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オヤジのわがままロング旅 ~沖縄~

素人のオヤジロングボーダーの勝手気ままなサーフトリップをリポートする『オヤジのわがままロング旅』。略して「OWLT」。リアルな旅の姿がここにある!?
◎出典: NALU(ナルー)no.116_2020年4月号

波乗りタイムは数時間。後は観光!

オリオンビール中瓶(550円)を飲みながら、ソーキそば(660円)をすすっていて、ふと頭によぎった。

「あれっ、連休じゃねぇ?」

スマホでカレンダーをチェックすると、確かに月曜日は休みーー。

昨年のとある月の金曜日の夕方。出張帰りに東京行きのフライトを待ちながら、那覇空港の「空港食堂」(食べログ3・6)で時間を潰していた時のことだ。コシハラ面ツルの波と同じくらい愛している休日を忘れてしまうなんて…。すぐに頭が計算を始めた。いかに沖縄に居残ってサーフィンをするか。出張帰りだからボードはない。ウエットもない。沖縄のサーフスポットの知識もない。あるのは、サーフィンをしたいやる気だけ。

おもむろに、スマホのメッセージをスクロールしていくとあった! 「沖縄いい所だよん! こっちにきたら連絡ちょうだい。海行こうぜ!」というメッセージ。3年前に学生時代のサーファー仲間Sが那覇に単身赴任になった。某ホテルのマネージャーに栄転だ。仕事中だろうとメッセージを送ると、すぐさま携帯が鳴った。フライトの時刻変更して、いざ国際通りへ。馴染みの店で一杯やろうということになったのだ。あっ、妻にも延泊になったことLINEしておこうっと。既読スルー…、まっいいか。

▲1:世界に誇れる宝 2:サーフスポットへのアクセスは複雑。思わぬカレントやリーフがあるので注意が必要。やはり、サーフガイドにお願いした方が満喫できる 3:冬でも満開! 4:この干満の差を見よ。サーフィンができるのは満潮の前後、数時間ほど。他の時間は、割り切って沖縄観光を満喫しましょう 5:絵はかわいいけどね…。恐ろしや 6:東シナ海側は冬がシーズン。夏は太平洋側がメロー&ファンな波でロングボード向き 7:沖縄産のスーパードライ、実はオリオンビール製。のど越しが違うと、ひいきにするしまんちゅも多し 8:コンビニはご当地ご飯も充実 9:ヤギ汁、ヤギ刺しは島の貴重なタンパク源。ただし、しまんちゅの間でも、好き嫌いがはっきり分かれるとか

頼りにしていたサーファー仲間がまさかの!?

Sが予約しておいてくれた「うりずん」(食べログ3・7)は、地元客から観光客まで混じって、大にぎわい。Sは元気そうだった。南の島の住人にしては、色白なのが気になるところだが。

「明日、海に行こうよ」

「週末は仕事。単身赴任だから、好きなだけ泊まってきなよ」

「そっか、じゃあボードとウエット借りてもいい」

「いや、ボードはもうない。売っちゃった(笑)」

はっ、サーファーの魂を売っただと!?

3年の間に、こいつの身に何が!?

▲10:人気ダイビングスポット、「青の洞窟」。サーフィン後は海の中を冒険してみるのもいいかもしれない。11:1967年創業の「シーサイドドライブイン」。日本初のファミレスといわれるダイニングでは、クラシックなアメリカンフードが楽しめる。12:コンビニでは、沖縄ならではのスナックもいっぱい。お土産にも喜ばれるはず 13:那覇の繁華街といえば国際通り。昼夜にぎわう 14:果汁0%のあまあまオレンジジュースは沖縄出身者の故郷の味!? 15:老舗沖縄料理店「うりずん」は予約必須

沖縄はサーフガイドが充実!

泡盛ソーダを飲みながら話をしていると、そこには沖縄ならではのやむを得ない事情があった。コーラルのリーフレイクが多い沖縄では、満潮前後の数時間しか波乗りが楽しめないのだ。で、時間に縛りがあるSは波乗りを諦め、いつでも楽しめるダイビングに転向したのだ。

沖縄のサーフポイントへのアクセスは複雑とのこと。ビジターがふらっと訪れて、サーフィンできるほどイージーではないそうだ。だが、朗報が! 沖縄ではサーフガイドが充実。ガイド同士のネットワークもタイトなので、その日ベストのポイントに案内してくれる。ボードはもちろんウエットもレンタルできるから手ぶらでもOK。ステイ先までピックアップもありと、至れり尽くせり。

Sが見せてくれた某サーフスポットの写真には「ハブに注意!」の標識が。

「一人で行くの嫌でしょ?」

もちろんです…。

▲16:泡盛専門バーのマスターおすすめが「忠孝GOLD PREMIUM30度」。食中酒としてもよし 17:高級なハブ酒は下処理が丁寧なので臭みゼロ 18:また、めんそーりよ

SURF TRIP TIPS

正式名称
沖縄県
県庁所在地
那覇市:言わずと知れた日本のトロピカルアイランド
人口
約145万人:都道府県ランキング30位。意外と多い!?
面積
2281平方キロメートル:香川県、大阪府、東京都についで4番目に小さい県
言語
ウチナーグチ:沖縄の方言は独特。やさしいイントネーション
物価
比較的安め:内地の都市部に比べて物価は安い
フライト
全国各地から直行便が運航:JAL、ANAのほかに格安航空会社(LCC)もあり
ベストシーズン
ロングボードは夏がベター
服装
年平均気温22.7度、真冬でも最低気温は15度:とはいえ、真冬はウエットスーツ(フル、シーガル)は必須

profile

●ブリッツ小林
中小商社に勤務も肩たたきで契約社員になった50代オヤジロングボーダー。憧れはジョエル・チューダーとキムタク。

出典

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FUNQ NALU 編集部

FUNQ NALU 編集部

テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

FUNQ NALU 編集部の記事一覧

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