悩めるサーファー相談室【小川徹也の男の水平線 】vol.02
FUNQ NALU 編集部
- 2021年11月18日
INDEX
誰が言ったか知らないが、男は悩める生き物だそうです。誰にだって迷いはある。そんなときに背中を押してくれるのはいつも力強い言葉たち。今回も日本ロングボード界の孤高のスタイルマスターがあなたの悩みに応えます。
◎出典: NALU(ナルー)no.102_2016年10月号
はい、いらっしゃいませ(笑)
【Q】
サーフィンを初めて2年になります。友人から譲り受けたロングボードで始めて、今年はずいぶんと海にも通いました。なんとかテイクオフ出来るようにはなってきたのですが、ある日いつも通っている海で皆さんが使っているボードを見て思ったんです。私のボードはプラスティックなんです。ハマればハマるほどいいボードが欲しくてたまりません。(東京都・橋本晋也 33歳)
【A】
そのボードはもしかしたらBicかもしれない。別に悪いボードじゃない。俺は乗らないが、そのボードで世界大会をやっていたこともあるブランドだ。ただ、なにをもって最高なのか、俺は最高にかっこ良く、最高のフィールがあるボードがホンモノの最高だと思ってる。いまのボードでそれが満たせないなら、ぜひ連絡をくれ、いくらでも相談に乗ろう。
スタイルとは生き様だ!
【Q】
NALUを読んでいると、よくスタイルって書いてありますよね。スタイルが一番大切だって。正直なんのことだか分からないし、かっこつけるだけなら、その辺のナルシストと変わらないように思うんですけど。ぶっちゃけたところ、スタイルってなんなのか教えてください。(埼玉県・相沢禎敏 41歳)
【A】
スタイルとは、俺は生き様だと思っている。いくら金があっても海じゃ誰も認めてくれない。海の中でどれだけサバイブしてきたか、そして日常をどれだけ真剣に生きたか、それがそいつに染み込んで、オーラのように匂い立つんだ。で、そんなヤツはだいたいがサーフィンも上手くなるんだ。
むしろ有り難いです。
【Q】
東京都24歳の女の子です。よく太東でもサーフィンしていて、テツさんのことは現役時代からファンでした。たまたまこのコーナーを見つけて、思い切ってハガキを書きました。どうやったらあんなに綺麗なノーズライディングができるんですか? コツを教えてください。(東京都・匿名希望女子 24歳)
【A】
もちろんいいですよ! でもノーズライドのコツを教えるには、ここじゃスペースが足りないな~。まず一緒にサーフィンして、その後メシでも食べに行って、そんでもってバーで一杯呑みながらゆっくりレクチャーしましょう。なので今度見かけたらぜひ声を掛けてください。
大丈夫だ。それでいいんだ!
【Q】
私はサーフィンしたくてとあるショップに通っています。海の近くにあって、オーナーさんも親切に教えてくれて、とてもいいところなんですが、クラブ員の方たちとどうしても馴染めないんです。考え方も好みも何もかもが合わなくて、一緒にいるのが苦痛です。だからなるべく離れているんですが、それが気に食わないようなんです。(神奈川県・匿名希望 36歳)
【A】
俺はそれでいいと思うぜ。無理して仲良くする必要なんてない。徒党を組まなきゃいられないヤツなんて、男としてダサ過ぎるだろう。そんなヤツはシカトしておけ。そんなことよりも、波乗りに集中した方がいいよ。波に乗りに来てるんだからさ。それでもしつこく仕掛けてくるようなら、思いっきりぶっとばせ! 俺が許す!
このコーナーに対するクレーム、または要望はいっさい受け付けておりません。
【Q】
もう今年で45歳になってしまいました。早いものですね、渋谷にタムロしていたころが懐かしいです。あの頃から変わっていないのはサーフィンのレベルくらいです。で、実はあの頃、テツさんになけなしの1万円、カツアゲされたんです。返してください! (千葉県・寺内崇 45歳)
【A】
まず初めにひとこと言いたい、ごめんなさい。だが、それはもう時効だろう。たしかにあの頃の俺は悪かった。デタラメなことばかりやっていたし、身に覚えもある。それがサーフィンに出逢ってすべてが変わった。いまの俺があるのは本当にサーフィンのおかげだ。だが、金はなにがあっても返さん!
●小川徹也
日本を代表するロガーでありスタイルマスター。
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PROFILE
FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
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