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高橋庄太郎が北海道大雪山に持参した雪山道具

無雪期よりも段違いで過酷な雪山は、積雪量、風の強さ、気温など、条件に合わせた装備選びが難しい。 出発直前まで迷った結果、僕が北海道大雪山に今回持参したウエアとギアがこちら。使わなかったものもありますが……。

「行動時」に着用したウエア類

上半身はウールのベースレイヤーに、ピークパフォーマンスのソフトシェルとブラックダイヤモンドのハードシェル。これらは体感温度に合わせ、どちらか一枚だけ、もしくは2枚重ねて着用する。下半身はウールのタイツの上に、ミレーのハードシェルパンツ。帽子はウール製がふたつ。これも気温に合わせて1枚のみ、または2枚重ねて。ブーツはザンバラン「エクスパートプロ」。保温材がたっぷり入り、行動中は一切冷えを感じなかった。

「宿泊時」に着用したウエア類

寒がりの僕は、超防寒体勢。インナーのベースレイヤー&タイツはウール製で、上半身に2枚重ねたジャケットは薄手がモンベル、厚手がマーモット、帽子はアウトドアリサーチだ。下半身に重ねたパンツは、外側がモンベル、内側がマウンテンイクイップメント。ダウンブーティもマウンテンイクイップメントだ。濡れやすい下半身の外側にはくモンベル「U.L.サーマラップパンツ」以外、帽子まで徹底してダウンの中綿だ。

メインのサングラスと、軽量なサブ

今回は陽射しがあまりないので、ほとんど着用しなかったが、以前から愛用しているスミスの「アーケイド」は、レンズが大きいのでゴーグル的な役割も。また、サングラスは山中での紛失や破損が多いため、サブに樹脂製で丸めて持ち運べるスポーツアイズ「ロールアップサングラス」も。

用途に合わせた3つのグローブ

行動中のメインは、薄手のマウンテンハードウェア「プラズミックライトアウトドライグローブ」。さらに厳寒に備えライナーとの2重構造のブラックダイヤモンド「トレント」をサブに。宿泊中は、調理時などに指先を動かしやすいスマートウール「ライナーグローブ」に変更する。

かさばる荷物を大型バックパックに

無雪期よりも積雪期は荷物が増え、とくに僕の場合は分厚すぎるほどの防寒着と寝袋が非常にスペースを取る。またスノーシューやショベルを外につけるため、丈夫なものが望ましい。そこで今回はミステリーランチ「グレイシャー」。容量70ℓだが、実際にはそれほど荷物は持たなかった。

買ってから初めて使ったクランポン

昨年購入したものの、使う機会を逃がしていたシモン「マカルースピード」。12本爪のワンタッチ式クランポン(アイゼン)で、凍結した場所でもスリップは一切なく、この爪の鋭さはうれしい限り。だが、付属ケースが貧弱で、収納時に爪がケース外に出ることも。それだけが残念。

だいぶ使い込んだスノーシュー

MSR「ライトニングアッセント」の古いタイプ。サイドエッジがよく効いて、急斜面のトラバースも得意とするモデル。重ねれば小さく収納できるのもメリットの名品だが、もうかなり傷んでいる。そろそろ新しいものに買い換えたいと考えつつも、問題なく今回も使えたのだった。

スノーバスケットを付けたトレッキングポール

無雪期も使っているレキ「サーモライトXL」に、別売りのバスケットで雪山仕様に。アルミのシャフトは重い雪山装備にも耐えられる十分な強度だ。これは古いタイプで、リニューアルされた最新型は簡単に長さを変えられるスピードロック式。雪山ではそちらのほうが使いやすいだろう。

ホワイトアウトに備え、念のためにGPSも

大雪山の稜線には、吹雪やガスによるホワイトアウトで視界がなくなると、地形がわからなくなる場所が多い。そこでガーミンのGPS「eTrex30J」を持参。いまやスマートフォンのGPSアプリでも山域によっては充分に使えるが、細かな地形を見るためには、やはり専門のGPS機器。

使い道はいろいろな小さめのショベル

シャフトとブレードが分離できるだけではなく、上下をひっくり返して連結するとコンパクトに持ち運べるカンプ「ロケット」。いざというときは雪中での救助に使い、なにより僕にはテントの設営や撤収などには欠かせないが、今回のキャンプ地の雪は浅く、それほどの出番はなし。

この保温ボトルならば、厳冬期でも安心

今回の山行でデビューさせたのが、モンベルの新製品「アルパインサーモボトル0.9ℓ」。飲み残していた紅茶が、24時間以上経ったあとでもすぐには飲めないほど熱く、その保温力にはおどろく。個人的には、雪の上に落としても目立って失くしにくい、この赤い色も気に入っている。

強風も怖くない! 雪山に適したテント

数年前に冬の山中でテストしたとき、風速20m以上の風のなかで一晩耐えることができたエクスペド「ベラ1エクストリーム」。かなりの悪天候でもこれならなんとかなるだろうと、数ある僕のテントのなかから選んできたが、今回は結局、強風の稜線上でテントを張ることがなかった。

温かさには間違いがないマットと寝袋のコンビ

断熱性が非常に高いサーマレスト「ネオエアーXサーモ」と、コンフォート温度が−10℃のモンベル「ダウンハガー800#0」。日本の山ならば、この組み合わせに加え、さらに分厚いダウンジャケットなどを着て眠れば、どんなに寒くてもなんとか眠れるはず。今回は暑すぎるほどだった。

雪山での飲み水作りを考え、大きめのクッカー

これも今期の新作、SOTO「ナビゲータークックシステム」。大小のクッカーの容量は1.8ℓと1.3ℓと、ソロ用としては少々大きいが、冬山で雪を溶かして飲み水を作る際には、これくらいの大きさのほうが使いやすい。クッカーを保温するコジーもついており、寒い季節には重宝する。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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