BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo
  • タビノリ

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

【山小屋泊登山】日本最大にして最古の営業小屋「白馬山荘」|北アルプス山小屋大全

白馬岳頂上直下に位置する日本最大の山小屋。営業小屋としては日本最古の山小屋でもあり、1906年に松沢貞逸氏が創設した。白馬山案内人組合を創設し初代組合長も担い、近代登山の発展に尽力した人物でもある。宿泊棟は第1新館、第2新館、第3新館の3棟あり、第3新館の1階が宿泊者の食堂となる。そのほか別棟にレストランがあり、立ち寄りの登山者も利用できる。軽食の名物は信州丼だ。また宿泊者の特別メニューとして提供されるビーフシチューはクオリティが高く、おいしいと評判。

標高2,832mにある山小屋であるにもかかわらず、自家発電による十分な電力と豊富な水、膨大な宿泊者を賄えるほどの食材を蓄える山小屋はそうそうない。それが実現できているのも山小屋経営会社として大きく成長した白馬館だからこそなせる業だ。

\スタッフボイス/

名物は信州丼とマスコットキャラクターのらいぞうくんです。Tシャツなどのモチーフになっていて人気です。山小屋付近ではさまざまな種類の高山植物も見られますよ!

インフォメーション

テント場 個室 自炊室 乾燥室 お風呂 生ビール
ドコモ au ソフトバンク 楽天 公衆電話

■連絡先
0261-72-2002
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/hakubasanso.html

■営業時間
4月27日~ 10月14日

■収容人数
800人

■標高
2,832m

■宿泊料金
1泊2食:¥15,000(小学生:¥9,500、幼児¥2,000)
1泊夕食:¥13,500(小学生:¥8,000、幼児¥1,000)
1泊朝食:¥12,500(小学生:¥7,000、幼児¥1,000)
素泊まり:¥11,000(小学生:¥5,500、幼児:無料)
※残雪期は+2,000円
※学生割引:人数分の学生証提示で一人3,000円引き。対象:大学院、大学、専門、高校、中学校。特定期間及び学校登山除く
※予約なし宿泊:3,000円追加
お弁当 ¥1,500

■水
宿泊者無料(それ以外は1ℓ¥100)

館内施設

1.白馬山荘の歴史がわかる展示室

白馬山荘の成り立ちがわかる年表と昔の写真を並べた展示室が館内にある。歴史的資料や当時使われていた背負子やカンジキ、クランポンなどの実物も展示する。

2.広大な食堂

宿泊者は利用できる。収容人数800人を誇る山小屋とあって食堂もかなり広く、120席用意。しかし宿泊者全員は入りきらないたので食事は数回に分けて提供。

3.乾燥室も広い

巨大な山小屋なだけあり、乾燥室もやはり広い。しかも、三棟に分かれた宿泊棟それぞれに乾燥室があり、ストーブも設置。登山者にとってはありがたい設備だ。

4.自炊室も完備

館内には素泊まりの登山者のために自炊室も用意されている。テーブルの上での火器の使用も可能でスペースも広い。すぐとなりに水場もあり、とても便利だ。

5.携帯電話充電コーナーも

携帯電話を1回100円で充電できる。もしものときには安心だが、数に限りがあるので混雑時はひとり20分まで。なるべくポータブルバッテリーを持参したい。

食事

【夕食】夕食の一例。豚のマリネ、鶏肉のトマト煮、キャロットラぺ、しめじのマヨネーズ和え、ブロッコリー、イワシの梅煮、野沢菜、大根の梅酢漬け、ご飯、味噌汁。品数が多くてうれしい。

写真提供:白馬館

【朝食】朝食の一例。サバの塩焼き、かぼちゃの煮物、かまぼこ、ゆず大根、野沢菜、たくあん、あんずのおやき、納豆と味海苔。夕食と同様、ご飯と味噌汁は各テーブルにて各自でよそう。

部屋

大部屋のほかに、1人から利用できる2畳部屋、2人から利用できる6畳部屋、3人から利用できる8畳部屋が用意され、個室料金にて利用できる。さらにツインベッドルームもある。個室には充電可能なコンセントも設置。

トイレ

洋式トイレを採用している。紙は別に捨てること。館内数カ所に設置されている。立ち寄り利用料は100円。

洗面所

トイレ付近など数カ所に設置されている。自家電力により100m下からポンプアップした水を利用している。

お土産・売店

レストラン「スカイプラザ白馬」内にある売店。手ぬぐいやTシャツなどオリジナルグッズを取り揃える。

登山者の支えとなり、優雅なひとときも提供

設備も充実する白馬山荘。そのひとつが、大きな窓からダイナミックな景色が眺められる雲上のレストランだ。絶景を楽しみながら食事を味わう優雅なひととき。登山時とはまた違ったぜいたくな時間だ。さらに館内には夏季限定の診療所や山岳相談所も設置されるので登山者の心強い味方だ。

雲上のレストラン「スカイプラザ白馬」

別棟のレストラン。山の上とは思えないようなオシャレなケーキやコーヒー、生ビール、宿泊者の特別メニューとして提供するビーフシチューもここで食べられる。大きな窓からは杓子岳や白馬鑓ヶ岳が望め、至福のひとときだ。

Photo by Shotaro Kato
Photo by Shotaro Kato
Photo by Shotaro Kato
Photo by Shotaro Kato
Photo by Shotaro Kato

昭和大学医学部 白馬診療部の診療所

部活動の一貫として現役大学生とOBの医師が約1カ月間常駐。今年94周年の伝統ある活動で高須クリニックの高須克弥氏もOBなのだとか。高山病や脱水症状、骨折、捻挫など、無事に自力下山できるように応急処置を行なう。各種薬も揃う。

山岳遭難防止常駐隊による山岳相談所

夏の50日間常駐。ルートの相談や遭難しないためのアドバイスなどを実施する。このとき常駐していたのは唯一の女性隊員、磯貝優さんだ。

 

「白馬山荘」公式HPをご確認ください。

※この記事はPEAKS[2024年9月号 No.167]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。

**********

▼PEAKS最新号のご購入はAmazonをチェック

出典

SHARE

PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

No more pages to load