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ベストな組み合わせを持っていこう!バーナーと燃料の特徴と選び方

テント泊に欠かせない調理道具、バーナー。そのときの流行りや収納の利便性、見た目や感覚だけで選んでしまうのは非常にキケン。それぞれの特徴をよく理解して自分の山行にベストな組み合わせを作っていこう。

美味いメシに欠かせないクッキングツール

種類が多くて迷ってしまうバーナー選び。これから揃える人はまずどんな食事(調理)をしたいかを決めてから最適なクッカー、それに合ったバーナーという順で選ぶとスムーズに決まると話してくれたのは、さかいやスポーツエコープラザの久保さん。

「バーナーに関しては火力のスペックに目が行きがちですが、どれだけ火力を効率よく使えるかどうかがポイントになります。高出力を誇るモデルでもとろ火でコトコト煮込むことがメインになる調理ではスペックオーバーになってしまうからです。また調理中の焦げ付きの不満もよく耳にします。用途に合ったクッカーの素材と大きさ、バーナーの組み合わせができていないことが原因なので、ギアの特徴の把握と装備の見直しをしてみましょう」

理想のスタイルを追いつつも、クッカー、燃料、バーナーのバランスを考えてベストな組み合わせを探そう。

形状・素材・組み合わせで考える クッカーの選び方

形状・素材・組み合わせで考える クッカーの選び方

2020年06月16日

アウトドア用のワンバーナーは仕組みは同じでもブランドやモデルによって仕様が異なる。好みだけで選んで失敗しないよう、チェックポイントを押さえておきたい。

ガス缶に直接繋げる直結型のバーナーには炎の形状が2種類ある。

炎の形状

拡散型

拡散型と呼ばれるヘッドで炎が広がるのが特徴だ。

直噴型

一方の直噴型と呼ばれるモデルで炎が上に向かって延びるのが特徴。クッカーを置くことで底面に多少は広がるが、とろ火にすると底面の中央にしか炎が当たらず料理が焦げやすい。

 ゴトクの大きさ

ゴトクはサイズが大きく本数が多いほど安定感が増す。バーナーヘッドがコンパクトであればゴトクは小さく本数も少なくなるので、実際にクッカーと合わせてみて状態を確認しよう。

クッカー底面に滑り止め加工が施されているモデルもあるが、クッカーの直径に対してゴトクが小さすぎる、反対にゴトクが大きすぎるのもNG。バランスが大切だ。

 レギュレーター

 

ガスバーナーは外気温の低下や長時間使用で火力が落ちてくる。低温下では缶の中の液化ガスが気化しにくくなり、長時間使用時は気化熱によりガス缶内が冷やされることで、バーナーヘッドへのガス供給量が減ってしまうためだ。これを防ぐのがレギュレーター機能。ガス調圧機構により、ガスの出力を一定に保てるよう制御する働きをもつ。

 燃料の種類

ガスはOD缶(250、110サイズ)とCB缶、液体燃料(ホワイトガソリンやアルコールなど)、固形燃料がある。ガス缶の中身はブタン、イソブタン、プロパンの3種類があり、混合比率はブランドで異なる。中身がブタンガスのみの場合は外気温が10℃以下になるとパワーが半分以下に落ちるので注意。

CHECK!
バーナーとガス缶はブランドを統一しよう

ガスバーナーはガス缶(カートリッジ)と接続して機能するよう作られているため、ブランドを揃える必要がある。基本性能は同じに見えても細部の微妙な寸法の違いなどによるガス漏れが発生するなど正常な燃焼ができないからだ。

他ブランドを組み合わせてなんらかの事故が発生した場合、保険適用がされない場合があるので注意。

バーナーの形状

バーナーは見た目で2種類に大別される。しかし分離型には燃料の違いによってさらに種類が分けられるので、用途、燃料、使い勝手を見極めて選ぶ必要がある。

直結型

機能的で携行&収納性に優れる

バーナーとガスカートリッジが一直線に繋がっているのが特徴。バーナーヘッドがコンパクトで持ち運びもスムーズ。ただしゴトクの位置が高いのでクッカーを乗せたときにやや不安定になるのがデメリット。

「クッカーとバーナーのバランスはゴトクの大きさがクッカー底の2/3以上になるよう組み合わせましょう。また、高出力が絶対というわけではなく、料理をする場合は2,000~ 2,500kal/hくらいあれば十分。高出力にこだわらなければそのぶんリーズナブルなモデルも選べます」。

高スペックかどうかよりも、目的に合わせて選ぶことが大切だ。

  • プリムス/153ウルトラバーナー

問い合わせ先/イワタニ・プリムス

  • ジェットボイル/フラッシュ

問い合わせ先/モンベル

分離型

大鍋も支えられる安定感が魅力

バーナーヘッドと燃料缶の接続部が離れているのが特徴。ゴトクが大きく位置も低くなるのでフライパンや大型クッカーでの調理に向いている。ガソリンや灯油などの液体燃料が使えるタイプも分離型。

ややかさばるのが難点だが、大きなクッカーでしっかり調理をしたいときや複数人で鍋をつついたりする際に活躍する。「直結型のほうが人気ですが、分離型もガスカートリッジタイプなら手軽に使えます。

液体燃料タイプは着火までの手間があるので慣れていない方にはおすすめしていませんが、独特の手順が好きな方、興味がある方には人気のタイプです」。

ガス
  • SOTO/レギュレーターストーブ フュージョン

問い合わせ先/新富士バーナー

ハイブリッド
  • SOTO/ストームブレイカー

問い合わせ先/新富士バーナー

ガス
  • EPI/スプリットストーブ

問い合わせ先/問ユニバーサルトレーディング

ガソリン
  • MSR/ドラゴンフライ

問い合わせ先/モチヅキ

固形燃料
  • エスビット/ポケットストーブスタンダード (燃料付き)

問い合わせ先/飯塚カンパニー

アルコールストーブ
  • トランギア/アルコールバーナー
  • トライアングルグリッドⅡ型 

問い合わせ先/イワタニ・プリムス

CHECK!
日帰りやコンパクト装備でのソロ山行、また万が一の備えにも

本体が非常にコンパクトで燃料も使い切りのため、ULスタイルを中心に人気。「アルコールストーブは一度は使ってみたいギアですよね。付属品も増えてきて店頭でもチタンカップとともに手に取る方が多い印象です。

燃料計算をして準備しないと結局は燃料がかさばってしまうので、山での調理に慣れてからの使用をすすめています」。固形燃料も必要に応じた個数を燃やして使う。1タブレットの燃焼時間は5分ほどだ。

さかいやスポーツ/久保佳則さん

寝袋・ギアコーナーを担当。登山というより山道を歩くのが好き。今年は行くたびに雨の伊豆大島・三原山へのリベンジ登山を計画中。

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PROFILE

PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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