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「ハイカーズデポ」土屋さんに伺った。『なにを優先するかでタイプが変わってくる。軽量化スタイル図鑑』

登山を始めてしばらくすると、装備や山行に自分のスタイルが出てくるもの。軽量化の方法について細かく学ぶ前に、まず自分がどのような方向性を目指したいのか考えてみよう。具体的にどのようなタイプに大別できるか、「ハイカーズデポ」の土屋智哉さんに話を伺った。

文◉編集部
イラスト◉藤田有紀

装備や山行スタイルによって大きく4つのスタイルにわかれる

ウルトラライトをコンセプトとして掲げ、軽量化のメリットを長年説き続けてきた「ハイカーズデポ」の土屋智哉さん。ほとんどのお客さんは「装備を軽くしたい」という思いで店にやって来るが、装備や山行スタイルによって、いくつかのタイプに分かれるという。

「以前は『ULハイクに興味があります』というギア好きな人が多かったんですが、最近は一般的な登山装備から少しだけ重量を軽くしたいというお客さんが増えています。あとは、普段からトレイルランに親しんでいてファストパッキング用の装備を探しに来られる人。もともと体力はある方たちばかりですが、より軽くすることでラクに長い距離の山行を楽しめるようになりますからね。ほかにも、岩稜の難ルートやバリエーションルートに興味があってクライミングも嗜んでいるような人が、軽い装備を求めて来ることもあります。ただウチだとクライミングギアなどはあまり置いていないので、そういう方にはほかのショップを案内することも多いですね。

どのようなスタイルであっても、夏山だったら実際に山でやっていることはほとんど同じで、揃えるべき装備に大きな差はありません。なので、装備の軽量化を考えるときも、ハイクなのか、ランなのか、クライミングなのか、自分がどういう遊びが好きで、どのようなスタイルで山に行きたいかを考えながら好きな道具を選ぶのが良いと思います」

トレッキングタイプ

快適性を犠牲にせず、少しだけ重量を減らしてラクに歩きたい。

圧倒的に多いのが一般的な登山装備で山に向かうこのタイプ。快適さも重視しているので極端な軽量化は望まないが、無理なく軽くしてラクに山を歩けることを願う。昔からの山ヤでなければ、バックパックに入れる道具は軽いものが中心なので、軽量化の対象になるギアの筆頭はバックパック。テント泊なら50〜60ℓ程度のものを使っている人が多いので、まずは容量を減らそう。そうすれば、持っていく装備も取捨選択が必要になり、さらなる軽量化になる。

ULハイキングタイプ

軽くてシンプルなギアが好き。ピークハントにはこだわらない。

UL(ウルトラライト)に興味があり、もともと軽量化に積極的に取り組んでいるタイプ。フレームレスのバックパック、ツエルト、アルコールや固形燃料のバーナーを使うことにも抵抗なし。さらに食事もフリーズドライ中心でOK。もともと所有ギアはUL系のものが多いので軽量化という意味では大きく装備を変える必要はないが、意外と無駄なものを持って行っている人も少なくない。装備をトータルで見直し、不要なものがないかいま一度確認しよう。

クライミングタイプ

軽量装備で難ルートやバリエーションルートに臨む。

クライミング好きな仲間がいる、あるいは意欲的な山岳会に入っているために難しいルートやバリエーションルートに興味があり、ハードな山行を好むタイプ。目的を達成するため必然的に装備を軽くする必要があるので、道具の取捨選択をしっかりできている人が多い。さらなるギアの軽量化を考える際には、軽さだけでなく堅牢さ、シビアな状況での使い勝手なども考慮する必要があるので、信頼できるショップで相談に乗ってもらうのがベスト。

ファストパッキングタイプ

体力に自信アリ。軽い道具でどこまでも遠くへ駆けていく。

トレイルランの経験があり、ハイカーよりも速く長い距離を移動するファストパッキングタイプ。体力的な問題はないが、現状よりもさらに装備を軽くすることで、もう少しラクに長い距離を移動することができるようになる。シビアに軽くして移動時のスピードアップを狙うのも良いが、テント場での快適性や食事の充実を図り、山で気持ちよくすごせるほどほどの重さの装備にするというチョイスも。体力があるがゆえ、道具選びのストライクゾーンが広い。

教えてくれた人

ハイカーズデポ
土屋智哉さん

東京・三鷹の「ハイカーズデポ」店主。ウルトラライトやロングトレイルカルチャーをショップ内外で発信し続けている。著書は「ウルトラライトハイキング」(山と溪谷社)

※この記事はPEAKS[2021年5月号 No.138]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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