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“もちろん”と書くほど日帰り登山が好きな理由|「夫婦日帰り登山|山登り記」インタビュー|(PEAKS 2025年3月号 全国日帰りベストルート)

“日帰り登山”で検索すると、上位にヒットするブログがある。それが「夫婦日帰り登山|山登り記」だ。
興味をもってサイトをクリックすると、山行記録がずらりと並ぶトップ画面が現れ、そこには“もちろん日帰り”の文字が踊る。
2014年から日帰りの山行が大半を占めているところを見るに、この夫婦は本当に日帰り登山が好きに違いない。
でも、泊まりの山行をしないのは一体なぜ?

編集◉PEAKS編集部
文◉吉澤英晃
写真◉山登ねこ助

■ブログサイトを拝見して、本当に日帰り登山が好きなんですね。逆に、泊まりで山に登らないのはなぜでしょう?

はじめて泊まりがけで登った山が南アルプスの仙丈ヶ岳で、そのときに利用した山小屋が超満員だったんです。眠るときに横を向いたら、すぐそこに別の人の顔があるし、いびきの大合唱もあってまったく寝付けず……。

それで、翌日起きたら逆に疲れてしまっていて、この一回のできごとで、自分たちに泊まりの山行は向いていないと感じたんです。

▲「夫婦日帰り登山|山登り記」のトップページ

■個室に泊まれる山小屋もありますが?

北アルプスの燕岳に登ったときは個室を予約して、そのときはゆっくり眠ることができました。ただ、翌日の行動を考えるとお酒の量を控えようとかいろいろ気になっちゃって、やっぱり心の底からくつろげなかったんです。

それが日帰りだったら、帰宅して今日の景色は良かったねとか言いながら、完全に解放された状態になれます。明日のことを気にせずに、テレビでお笑い番組とかを見ながらお酒を飲んでくつろぐのが自分たちのスタイルなんです。

■日帰りで登る山はどうやって見つけていますか?いつかあの山に登ろうなど、目標をもっているのでしょうか?

ヤマレコの記録をよく参考にしていて、気になった山行のなかから、まだ行ったことのない山に登ることが多いです。

山に登り始めたころは「日本百名山をやったらどう?」とも言われたんですが、いまは目標がないほうが山を楽しめると感じています。

なるべく見たことのない景色を見ようとはしていますが、有名な山の有名な景色を見たいとかはありません。天気のいい日に偶然出合った風景とか、名もない場所で見た光景が心に残ることがあって、それで楽しかったら幸せ。

逆に目標がないからこそどんな山でも楽しめて、そのときどきの出合いに感動できるのかなと思います。

■山の上で食事にこだわるなど、おふたりならではの日帰り登山の楽しみ方はありますか?

写真や温泉は楽しみますが、行動中はゆっくり歩いて山を楽しむだけです。山道を踏みしめる音を聞くだけでも嬉しい気分になるし、あたりが植林でもそれはそれでいい。あらゆる景色に目を向けて、山を歩くだけで十分楽しいです。

最後に、これから登山を始める方へおすすめの日帰りで楽しめる山を教えてください。

初心者におすすめ、日帰り名山3選!

【山梨県】パノラマ台(1328m)

富士五湖の精進湖の近くにある小ピークで、富士山の眺めがものすごく有名。目の前に大迫力の富士山を望めます。以前撮影した写真がウェブメディアに載ったこともありました。近くに三方分山という山があり、日帰りで両方のピークを縦走することも可能です。

【長野県】木曽駒ヶ岳(2956m)

費用はちょっとかかりますけど、駒ヶ岳ロープウェイを利用できるので初心者の方にも登りやすい山だと思います。私たちがはじめて行ったときは、綺麗な雲海に出合えました。天気が悪いと命の危険があるので、天気の良い日を狙って計画するのがおすすめです。

【群馬県・長野県】湯ノ丸山(2101m)

近くにある烏帽子岳とセットで登る人が多いですね。山頂の展望が良くて、富士山から北アルプスまで、名だたる山が全部見えます。それでいて行程がハードじゃないんです。初心者で山に登ったことのない人が登山にハマるきっかけになる山のひとつだと思います。

 

「夫婦日帰り登山|山登り記」のブログはこちら

 

※この記事はPEAKS[2025年3月号 No.170]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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