
最近のマイブームである自家製プロテインバーの行動食|筆とまなざし#410

成瀬洋平
- 2025年02月19日
保存料無添加のホエイプロテインとオートミールでプロテインバー作り。
最近のマイブームは、行動食用にプロテインバーを作ることだ。暖かい時期はもっぱらおにぎりを握って持っていくのだが、寒いと冷えきってしまってあまりおいしくない。毎回コンビニで買うのはお財布に厳しいし、できるだけ添加物の少ないものを食べるように心がけたい。そこで思いついたのが、オートミールを使って行動食を作ることだった。
せっかく作るのなら、巷で流行りのプロテインバーにしてみよう。そう思ったのはたまたま近所のスポーツショップで乳清タンパク100%のホエイプロテインを見つけたからだった。だいたいプロテインというのはチョコレート味だったりヨーグルト味だったりと色々なフレーバーがついていて、保存料など添加物が多い。それ自体ケミカルな感じがして気が引ける。プロテインは常用していないのだが、飲むのだったらオーガニックのエンドウ豆(ピー)プロテインを選んでいたので、無添加のホエイプロテインならちょうど良い。あくまで個人的な印象だが、動物性の方が効果は強い気がする。牛乳に混ぜて飲んでみると、溶けきらない粉が歯にくっつく感じがして甘くないミルキーのよう。嫌いな味ではない。プロテインを摂取するのは1年半ぶりくらいである。ケガをしたこともあって低迷気味だったモチベーションが上向きになってきた証拠である。
ドライフルーツやナッツを加えたり、ココアで味を変えたり。試行錯誤するのもまた楽しい。
オートミールは少し砕けたもののほうが使いやすい。これに同量の米粉を混ぜる。そこにホエイプロテインを付属スプーン1杯(一回分の摂取量はスプーン2杯)、ピープロテイン1杯。黒糖などを加えて甘味を付け、サラダ油大さじ2杯、牛乳を適量入れてヘラで混ぜる。クッキングシートを敷いたトレイに乗せてオーブントースターで約20分。とっても簡単だ。
さて、お味のほうは不味くはないが、それほどおいしくもない。砂糖を多めにするのがポイントか。ココアを入れたりもしたが、味がマンネリ化する。ドライフルーツやナッツを加え、その日の気分によって味を変えると楽しそうだ。味付けにはまだまだ改良の余地がある。いろいろと試行錯誤するのもまた楽しいところである。
著者:ライター・絵描き・クライマー/成瀬洋平
1982年岐阜県生まれ、在住。 山やクライミングでのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作したアトリエ小屋で制作に取り組みながら、地元の岩場に通い、各地へクライミングトリップに出かけるのが楽しみ。日本山岳ガイド協会認定フリークライミングインストラクターでもあり、クライミング講習会も行なっている。
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