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秋と冬のお天気#3|天気の知識を使って、おすすめの山を歩こう

2カ月に1回、開催している「ランドネ山大学ONLINE」。山岳気象やテント泊など、詳しく学びたい山の知識やハウツウを講師の方々にオンラインで教えてもらう配信イベントです。

次回は11月30日(火)の開催が決定!ヤマテン代表の猪熊隆之さんに「秋と冬のお天気」について教えていただきます。ここでは、そのテキストブックとなる記事を全3回でお届けします。

ランドネ山大学ONLINE
動画一覧

3回目は、秋と冬におすすめの山をご紹介します!

天気の知識を使って歩いてみませんか?

天気について知ると、秋と冬ならではの山の風物詩に会いに行きたくなります。この時期におすすめの山を紹介します。

秋は盆地の周辺の山から空を楽しもう

「秋の空は雲の表情が豊かなので、開けている山へ行って、空見ハイキングを楽しむのがいいですね。盆地や平野の近くには秋にオススメのいい山がたくさんあります」

1.箱根駒ヶ岳(神奈川県・箱根)

箱根にある標高1,356mの山。行きは大涌谷から最高峰の神山を経由して空見ハイキングを楽しみ、帰りはロープウェイで下山するようなプランも◎。山頂からは富士山を始め、眼下には芦ノ湖、そして遠くには青く輝く相模湾と駿河湾を望むことができる

2.大野山(神奈川県・西丹沢)

標高723mの山頂は牧場があるほど広い。車でもアクセスができて駐車場も広いので、富士山を眺めたり、相模湾や丹沢湖を見下ろしながら、お弁当を食べるようなピクニックをしても楽しい

3.塔ノ岳(神奈川県・丹沢)

表丹沢の最高峰、標高1,491mの山。「夜景が最高!」なので、長い上り坂を頑張って登り、山小屋に宿泊するのがおすすめ。縦走登山の通過点にする登山者も。1泊2日なら、朝夕の絶景と夜景が楽しめる

4.矢倉岳(神奈川県・西丹沢)

富士山がポーンと見える眺望抜群の山。標高870mの山頂には広い草原が広がり、360度見渡せる大パノラマが待っている。山容は絵に描いたようなきれいな丸みのある三角の形をしている

5.筑波山(茨城県・八溝山地)

男体山・女体山とふたつの山から構成され、ケーブルカーやロープウェイを利用すれば、だれでもふたつの山頂から大パノラマを楽しめる。土日祝日限定でロープウェイが夜も運行。夕日や夜景も楽しめる

6.鋸山(千葉県・房総半島)

石切跡が遺跡に迷い込んだような空間を作り出している場所。石切跡が残る石のあいだから望む空がよい。房総半島と空のあいだに浮いているように見える山頂展望台(地獄のぞき)は、迫力満点の写真が撮影できる

7.富士山五合目(山梨県・富士宮)

夏になると多くの登山者が山頂を目指す山も、秋には山の中腹を目的地にして、そこでゆっくりすごすのもよい。おすすめは、雲海も見られる標高2,400mの五合目で、日本一の山の姿を間近で眺めるプラン

8.大菩薩嶺(山梨県・奥秩父山塊)

標高2,057mのうち1,600mにある登山口までバスや車でアクセスができ、初級者でも日帰りが可能。雷岩から大菩薩峠までの尾根道では富士山や南アルプスなど遠くまでを一望! 見晴らしがよい

9.大和葛城山(大阪府・奈良県・金剛山地)

山頂は360度のパノラマ。11月下旬くらいまで紅葉が見られ、黄色の絨毯、一面に赤や緑のパッチワークのように彩られた山々を眺められる。標高959.2mの山頂付近までロープウェイの運行もあり

10.六甲山(兵庫県・六甲山地)

大阪湾とその湾岸の弧の字型に沿って、大阪平野の町並みや山、その上に空が広がる景色を山頂から見渡せる。カフェがあるのでソフトクリームを食べながら流れる雲を見るのもよい。紅葉も有名

11.【雲海が見える低山】
竹田城(兵庫県・朝来市)

「天空の城」で有名な竹田城。円山川から発生する霧によって雲海ができる。明け方から8時くらいまでが見頃。城跡は標高が353.7m。雲海に浮く城跡は、円山川の反対にある朝来山の立雲峡から見られる

12.【雲海が見える低山】
備中松山城(岡山県・高梁市)

標高430mの小松山に建つ城。周囲は山々に囲まれた狭小な盆地、そこに高梁川が流れているため、霧が発生しやすく雲海になりやすい。夜明けから8時ごろまで雲海展望台から幻想的な光景が見られる

冬は内陸や太平洋側の山を歩こう

「日本海側が大雪となり、太平洋側は晴れるので、風が穏やかで、晴れた日に内陸部や太平洋側の山を歩くのがオススメです。さらにしっかりと寒いほうが結晶や樹氷が美しいです」

1.美ヶ原(長野県・松本市/上田市)

北アルプス、南アルプス、浅間山、富士山など美しい山々を見ながら、スノーシューを履いてハイキングするのがおすすめ。雪原に広がる霧氷に出会えるかも。ホテルの送迎車や車でアクセスできる

2.霧ヶ峰(長野県・茅野市/諏訪市)

雪原と霧氷に覆われた木々、よく晴れた日に行くと青と白の本当に美しい景色が撮影できる。さらに朝焼けや夕焼けで少しオレンジ味を帯びてくる過程もうっとりとする。山小屋に泊まって星空も見たい

3.北八ヶ岳(長野県・八ヶ岳連峰北部)

一方向に吹きついた霧氷は冬の高山で見られる通称「エビのしっぽ」。陽に当たり少し透けるとまたおもしろい。雪原、樹氷化した原生林、岩混じりの雪山など景色のバリエーションも豊富な山

4.入笠山(長野県・赤石山脈)

山頂近くまでロープウェイで行け、初級者でもトレッキングが楽しめる。秋は早朝に雲海ゴンドラを運行。湿原や雪原、霧氷の森のなかを抜けると、山頂から八ヶ岳、南アルプス、富士山、諏訪湖など大パノラマの絶景が見られる

教えてくれたのは

ヤマテン代表
猪熊隆之さん

山岳専門の気象予報士であり、山岳専門気象予報会社「ヤマテン」代表。気象予報のほか、おすすめの山域、大荒れ情報などを配信

「ヤマテン」がリニューアル

国内唯一の山岳気象専門会社「ヤマテン」。有料(月額税込330円)で全国18山域59山の山頂天気予報を毎日配信。近日、大幅リニューアルをする! 山頂天気予報は330山に増える。さらに大都市近郊の低山の天気予報は無料公開予定!
https://i.yamatenki.co.jp

11月30日(火)
「ランドネ山大学ONLINE 〜秋と冬のお天気〜」を開催!

11月30日(火)の夜、ランドネ山大学ONLINE 〜秋と冬のお天気〜を開催します。

[雑誌]ランドネ 2022年1月号 No.121のP114~、または本記事を含む全3回のテキストブックを見ながらYouTube配信をご覧ください!

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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