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日本の国立公園を知る、歩く。【#5】大雪山が抱える課題と自然保護のためにすべき行動

大雪山国立公園は、表大雪、十勝岳連峰、東大雪の3つのエリアで構成されている日本最大の山岳公園。ふもとに点在する温泉施設を拠点として、登山客だけではなく、国内外から多くの観光客が足を運んでいる。また、日本の山のなかでも一番早くに紅葉を楽しめる旭岳では、多種類の高山植物を観察できる。そんな自然に恵まれた大雪山国立公園だが、抱えている課題は多様化しているという。

おもに火山の噴出物からなる大雪山は、もともと崩れやすい土壌から成っている。つまり、登山者が何気なく歩くだけで削れやすく、近年の異常気象による大雨や雪解け水がさらに登山道をえぐり、登山道脇の高山植物が土砂とともに崩れてしまう。この問題に国や地方自治体、山岳関係者が協働で整備を試みているが、なかなか手が追いつかないのが現状だという。登山道の荒廃は、大雪山が抱えている大きな課題と言えるだろう。

 また、コロナ禍の影響もあり、登山形態が変わりつつある。登山に不慣れな登山初心者の増加、写真映えを狙って登山道を外れる身勝手な行動、登山道周辺に出没するヒグマにむやみに近づいて撮影を試みる登山者など、従来の登山マナーだけでは収まらない状況も見られている。

登山者の私たちが、大雪山の美しい自然を守るためにできることはあるのか? この問いに、国立公園利用企画官の高橋広子さんはこう話す。「登山者の方には、ルートを外れずに歩くこと、少しでも土壌への負荷を減らせるようにトレッキングポールにキャップをつけること。決められた場所で野営すること、野外にし尿を残さないため、携帯トイレの持参・利用をすること。野生動物の生態に影響を及ばさないよう、野生動物への配慮をしてもらうことなどをお願いしています。また、現在拡大しようとしている協力金を使った登山道補修について、より多くの方に賛同していただき、一人ひとりの力が大きな力となって、いっしょに大雪山の貴重な自然を守っていけたらうれしいです」

 

▲登山道補修に向かうようす。木道の修復を行なうために必要な荷物を背負い、歩いて作業地へ。大雪山の美しい景観を守っていくため、一部では協力金などの体制を設けながら、現在も整備を続けている。

▲大雪山の山域で見ることのできる高山植物。上から順に、エゾツツジ、ホソバウルップソウ、一面に群生するチングルマ。

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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