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ヒラマサ最大32㎏!ハイエンドリールで記録を破れ 長崎県・上五島釣行【後編】

2019年10月。エキスパートアングラー・佐野ヒロムが、2020年に満を持してリリースされた20ソルティガを携え長崎県上五島を訪れた。
最大32㎏国内自己記録タイ、最も小さくて19㎏という、最高のデビュー戦の様子を前後編の全2回で紹介。(文中敬称略)

前編では佐野が25.5kgと十分な大マサをあげたが、後編ではいよいよハイエンドな道具が真価を発揮する超マサとのファイトをお送りする。
ヒラマサ最大32㎏!ハイエンドリールで記録を破れ 長崎県・上五島釣行【前編】>>>

ヒラマサ最大32㎏!ハイエンドリールで記録を破れ 長崎県・上五島釣行【前編】

ヒラマサ最大32㎏!ハイエンドリールで記録を破れ 長崎県・上五島釣行【前編】

2021年11月25日

自身が設計したロッドと20ソルティガで記録更新!

取材カメラの前で20㎏オーバーのヒラマサがキャッチされることはそうあることではない。だから〝通常〞であれば撮影は十分だ。むしろ出来過ぎである。だが、今回使っているのは20ソルティガ。ブレイク・ユア・レコード。課された命題は、自己記録更新だ。

朝長船長は潮を見ながら転々とポイントの移動を繰り返した。

佐野のヒットから4時間ほどが経過したときだった。次はダイワスタッフ・富樫祐毅の番だった。佐野と富樫は右舷でキャストしていたが、突然ミヨシ方向の潮波の中でダツとシイラが左方向へ逃げたのだ。

ミヨシにいた富樫はその先に向けてすかさずキャスト。そして一発でヒットさせた。水深は15mほどだ。

ここもかなり浅い根が続く場所。朝長船長によると、根のトップは干潮時には頭が出てしまうほどだという。

富樫が使うロッドは自身が設計したソルティガAPのニューモデル(プロト)。富樫はかなりの負荷を掛けているのにもかかわらず、とてもマルチピースのロッドには見えない美しい曲がりとパワーである。言われなければ、とても3本継ぎのロッドには見えないだろう。

この魚も2分ほどで勝負がついてしまったが、船上で計測してみればなんと22㎏。富樫にとってはもちろんレコードフィッシュ。自身が設計したロッド・ソルティガAPと、20ソルティガスピニングリールで自己記録更新。まさにブレイク・ユア・レコードとなったのだった。

▲ダイワスタッフ・富樫は自身が開発したロッド「ソルティガAP」と「20ソルティガ」で22㎏。最高のブレイク・ユア・レコードとなった。

▲3本継ぎ、いわゆるマルチピースの「ソルティガAP」。驚くほど軽量で、キャストフィールもよく飛距離が伸びる。プラグのアクションも行いやすい。言われなければマルチピースとは分からない仕上がりだ。

▲水深15mの浅根でヒットさせ、マルチピースの「ソルティガAP」を思いっきり曲げる富樫。ファイトタイム2分で上がって来たのは22㎏だった。

佐野ヒロム国内自己記録タイ 32㎏の超マサ

太陽は西に傾き、午後4時になろうとしていた。

「ここには確実に30㎏オーバーがいます」と朝長船長が言うポイントにやって来た。

核心部は海面から頭を出した小さな根の裏側だという。潮は渦を巻いている。根の裏側にプラグを着水させ、引いてくるのだという。チャンスは一瞬しかない。

佐野は迷わず20ソルティガ18000HGにPE10号をセットしたタックルをセレクト。

ひと流し目。流れが速過ぎて、船はアッという間に流されてポイントを通過してしまう。タイミングがつかめず、いい場所にプラグが落ちない。

ふた流し目。佐野はきっちりと船が流れるスピードを読んでキャストのタイミングを計り、絶好の瞬間にプラグをキャスト。10号ラインが綺麗な放物線を描いて湧き立つ渦の中にプラグが着水する。すかさずアクションさせると、巨大な水飛沫と共に巨体がもんどり打って出た。またまたデカイ。先ほどまでの魚とはひと回りもふた回りも違う。間違いなく30㎏オーバーだ。

水深8m。ヒラマサはもの凄い勢いでラインを出していく。佐野はロッドを脇に抱えたまま応戦するが、相手がデカ過ぎる。潮波で船が大きく揺れる。佐野はハンドドラグで対応するも、それでもラインが出されてしまう。

すかさず朝長船長がフォローを入れ、そして幸いなことに船が流されて根からは離れて行った。だが、かなりラインを出されている。海底まで行かれる可能性はまだ十分にある。

絶対獲る。佐野は力を振り絞ってポンピングを始めた。そして何度も何度も突っ込みを交わし、ついに朝長船長の差し出すネットにその巨体が収まった。

佐野ヒロム、国内自己記録タイとなる32㎏の超マサ。ファイトタイムは3分ほどだった。

「20ソルティガは巻き上げのトルクが凄い。とくにヒラマサは巻けるときに巻くことが鉄則。1mでも巻きたいんです。だから、かなり強引に巻きます。20ソルティガはゴリゴリ巻けます。それでいて、モノコックボディによって大型化されたギアは耐久性もある。25.5㎏、32㎏、19㎏(32㎏の後、佐野はさらに19㎏を追加した)と一日でこれだけのサイズの魚を3本も釣っても、ギアにはまったく問題ありませんでした。そして、大型魚を相手にする場合はドラグの滑らかさが非常に重要です。出て欲しいときに確実に出てくれて、止めたいときに止められる。20ソルティガはドラグも最高です。このリールはすべてが圧倒的進化しています。このリールなら、必ずや近いうちに自己記録更新ができると思います」

ブレイク・ユア・レコード。20ソルティガスピニングリールは、ソルティガ史上最高レベルのリールに仕上がっている。

ただ、ひとつだけ問題があるとすれば、それはアングラーが20ソルティガの性能やタフさに耐えられるかどうか、である。もうリールの〝セイ〞にはできない。貴方は20ソルティガを使いこなせるほど、十分にタフだろうか?

▲佐野ヒロム国内自己記録タイとなる32㎏のヒラマサ。20ソルティガなら、それを超える日はそう遠くはないだろう。

▲25.5kgのヒラマサとのファイトシーン。水深は10m。ドラグは15㎏に設定。全身を使ってその重量感あるファイトに耐える。

▲25.5㎏、32㎏の後にキャッチしたのが、本釣行で最も小さかった19㎏。一番小さくて19kgって……。32㎏ももちろんリリース。ファイトが短いと魚も元気だ。

【この記事は2020年1月現在の情報です】
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ヒラマサ最大32㎏!ハイエンドリールで記録を破れ 長崎県・上五島釣行【前編】

ヒラマサ最大32㎏!ハイエンドリールで記録を破れ 長崎県・上五島釣行【前編】

2021年11月25日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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