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孫崎大樹が激戦スプリントを制す! 地元チームの岡は惜しくも2位|宇都宮清原クリテリウム

3月30日(日)、春の訪れを感じさせる栃木県宇都宮市の清原工業団地特設コースを舞台に、全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)主催のサイクルロードレースシリーズ「JBCF 第2回 NTT東日本 宇都宮清原クリテリウム」が開催された。前日の極寒のロードレースとは打って変わり、穏やかな日差しの下、白熱したレースが繰り広げられた。

メインレースとなるJクリテリウムツアーは、序盤からハイスピードな展開となり、各チームによる激しい主導権争いが繰り広げられた。最終周回までもつれた勝負は、ゴール前の大集団スプリントとなり、孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が巧みな位置取りから鋭い加速を見せ、見事優勝を飾った。地元・宇都宮ブリッツェンのエーススプリンター岡篤志は、果敢に先行するも惜しくも2位となった。

テクニカルな市街地コースと新設Jクリテリウムツアー

本大会のメインレースは、今シーズンから新たに始まった「Jクリテリウムツアー」の第2戦。このシリーズは、クリテリウムに特化した全5戦で構成され、国内最高峰カテゴリーのJプロツアー(JPT)と、それに次ぐJエリートツアー(JET)のE1クラスタ選手たちが混走し、スピード自慢のスプリンターやクリテリウムスペシャリストたちが独自のポイントランキングと「スプリントリーダー」ジャージを目指して鎬を削る。

舞台となった宇都宮清原クリテリウムのコースは、清原工業団地内に設定された1周3kmの完全フラットな市街地コース。しかし、ホームストレート以外は7つのコーナーが待ち構え、そのうち6つが直角またはタイトなヘアピンという極めてテクニカルなレイアウトが特徴だ。集団内での位置取りやコーナリングスキルが勝敗を大きく左右し、観客は目の前で繰り広げられる高速での駆け引きと迫力あるコーナリングを楽しむことができる。また、コースの一部は昨年開業したLRT(次世代型路面電車システム)「ライトライン」の線路沿いを走行する区間もある。

フェミニンレース:阿部花梨が圧巻の2連勝!

同日開催された女子カテゴリー「フェミニン」のレース(1周3km×7周=21km)も白熱した。昨日の真岡芳賀ロードレースを制し、フェミニンリーダージャージを着用する阿部花梨(イナーメ信濃山形)が、この日もその強さを見せつけた。

レースは序盤から動きがあり、3周目の中間スプリントは地元の雨谷千紗子(グーフォサイクルワークス)が獲得。その後、武田和佳奈(プロモーションアスリートサイクリング)が単独でアタックするなど、集団を揺さぶる動きが見られたが、決定的な逃げは決まらない。

勝負は最終周回、15名ほどに絞られた先頭集団でのスプリント勝負へ。最終コーナーを立ち上がると、阿部が力強く加速。後続の雨谷や仲村陽子(フィッツ)らの追撃を振り切り、見事なスプリントで優勝。昨日に続く2連勝を飾り、リーダージャージをがっちりと守った。2位には中間スプリントも獲得した雨谷、3位には仲村が入った。

Jクリテリウムツアー:序盤からハイペース、主導権争いは熾烈に

Jクリテリウムツアー決勝レースは、予選を勝ち上がった120名の選手により午後2時30分にスタート。ホームストレートが追い風となる中、スタート直後から平均速度は45km/hを超え、集団は縦に長く伸びるハイスピードな展開。

地元出身の床井亮太(レバンテフジ静岡)や柴田雅之(ヴィクトワール広島)らが積極的に前に出るが、集団はこれを許さない。チームブリヂストンサイクリングや宇都宮ブリッツェン、キナンレーシングチームなど、有力チームが常に集団前方に位置し、互いを警戒。特にブリヂストンは、強力なメンバーを揃え、集団コントロールの機会をうかがう。オープン参加の寺田吉騎(バーレーン・ヴィクトリアス・デベロップメントチーム)や小山智也(ブルゴス・ブルペレット・BH)も集団前方で存在感を見せ、レースを活性化させる。

終盤まで続くアタック合戦、孫崎が勝機を掴む

レース中盤、10周目の中間スプリントは孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が獲得。これを機に集団のペースはさらに上がり、沢田時(宇都宮ブリッツェン)が一時単独で飛び出す場面もあったが、後続はこれをすぐに吸収。

その後も、織田聖(マトリックスパワータグ)や宮崎泰史(キナンレーシングチーム)、谷順成(宇都宮ブリッツェン)らによるアタックが繰り返されるが、集団スプリントを狙うチーム、特にブリヂストンやスパークルおおいたなどがこれを容認せず、集団は一つのまま最終盤へ。残り周回が少なくなるにつれ、各チームはエーススプリンターを好位置へ導くためのトレイン形成に動き出す。

地元岡の猛追及ばず、孫崎が念願の清原初勝利!

最終周回、ブリヂストンが4名の強力なトレインを組んで主導権を握りにかかる。宇都宮ブリッツェンは前日優勝のフォン・チュンカイがエース岡篤志を引き連れ、これに対抗。最終コーナー手前の攻防で、岡がブリヂストントレインのイン側から鋭く抜け出し、単独で先行する驚異的な走りを見せる。

しかし、岡の後ろにぴったりとつけていた孫崎が、ゴール前のホームストレートで満を持してスパート。先行する岡をゴール直前で捉え、僅差でフィニッシュラインへ飛び込んだ。孫崎はこれまで宇都宮清原クリテリウムで5度も表彰台に上がってきたが、優勝は今回が初。「ずっと勝ちたかったレース。チームメイトのおかげで勝つことができた」と念願の勝利を喜んだ。

地元優勝を狙い果敢な走りを見せた岡は、あと一歩及ばず悔しい2位。「たくさんの応援が力になった」と語った。3位には、同じくスプリントを得意とする黒枝士揮(スパークルおおいた)が入った。

この結果、3位に入った前戦の志布志に引き続き安定した成績でポイントを重ねた日野泰静(ヴェロリアン松山)が、Jクリテリウムツアーのスプリントリーダージャージを獲得した。

Jフェミニンツアー リザルト

1位 阿部花梨(イナーメ信濃山形) 33m17s
2位 雨谷千紗子(グーフォサイクルワークス)
3位 仲村陽子(フィッツ)
4位 岡本彩那(ブラウ・ブリッツェン) +01s
5位 杉浦佳子(チームエマサイクリング)
6位 林口幸恵(グーフォサイクルワークス)
7位 鈴木友佳子(ミブロ)
8位 竹内清子(ベロナツレーシングチーム)
9位 小野響子(チームゼロ) +02s
10位 黒川真理子(アウトバーン御殿場)

フェミニンリーダー

阿部花梨(イナーメ信濃山形)

中間スプリント賞

雨谷千紗子(グーフォサイクルワークス)

Jクリテリウムツアー リザルト

1位 孫崎大樹(ヴィクトワール広島) 1h18m02s
2位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
3位 黒枝士揮(スパークルおおいたレーシングチーム)
4位 日野泰静(ヴェロリアン松山)
5位 松田祥位(チームブリヂストンサイクリング) +01s
6位 シーム・キスコネン(レバンテフジ静岡、エストニア)
7位 松本一成(チームサイクラーズ・スネル) +02s
8位 柚木伸元(キナンレーシングチーム)
OPN 小山智也(ブルゴス・ブルペレット・BH)
9位 湯浅博貴(チームサイクラーズ・スネル)
10位 北野普識(イナーメ信濃山形)

スプリントリーダー

日野泰静(ヴェロリアン松山)

U23賞

柚木伸元(キナンレーシングチーム)

ベストチーム賞

ヴィクトワール広島

中間スプリント賞

孫崎大樹(ヴィクトワール広島)

敢闘賞

織田聖(マトリックスパワータグ)

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PROFILE

せいちゃん

せいちゃん

稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている

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