DE ROSA（デローザ）／SKピニンファリーナディスク【ディスクブレーキ ロードバイク】
管洋介
- 2018年10月22日
伝統のデザインに革新性をプラス
デローザと自動車のデザインで名高いピニンファリーナとの共同開発によって誕生したバイクがSKピニンファリーナだ。伝統的なホリゾンタルフレームにエアロの要素を盛り込んだ流麗なシルエットのバイクだ。それに加えられたディスクブレーキモデルは、より先進のバイクに進化を果たしたといえる。
落ち着きのあるロッソヴルカーノは、このディスクブレーキモデルのために用意されたフレームカラーであり、ただの派生モデルでないことは一目瞭然だ。ブレーキの変更に合わせて、前後のスルーアクスル化と、カーボンレイアップの最適化が行われた。高速での巡航性能に、ブレーキコントロールの安定感を加えた走行性能は、ライダーをストレスのないクルージングへと誘ってくれる。
ダウンチューブやシートチューブにエアロ性能を高める形状を採用したSKピニンファリーナディスク。ステム一体型ハンドルやケーブルの取りまわしなどでも空気抵抗を軽減する
デローザ
SKピニンファリーナディスク
38万8000円（フレームセット／税抜）
SPEC_
フレーム：カーボン
フォーク：カーボン
コンポーネント：カンパニョーロ・スーパーレコード、H11
ハンドル・ステム：ウルサス・マグナスH.01
シートポスト：専用エアロ
サドル：セライタリア・SLR
ホイール：カンパニョーロ・ボーラワン35 DB
タイヤ：ミシュラン・パワーコンペティション
サイズ：46、48、50、52、54、56
カラー：ロッソヴルカーノ
試乗車重量：7.3kg（52）
インプレッション
高いデザイン性とシルキーさ
気持ちを裏切らない反応性
ディスクがロードのシルエットに違和感なく溶け込み、デザイン性は極めて高い。乗り味は振動吸収性に優れ、踏み味は滑らか。リアバックは路面に吸い付くような追従性を持つ。優雅なペダリング、軽やかでシルキーな走行感に惚れ込んだ。加速しだすとシャープなテンポと切れ味でメリハリのあるライディングとなる。
フロント性能は、切れ込むようなコーナリングでも性能を発揮。指一本で細かく制動コントロールを決め、タイトコーナーでも理想のラインを描いて走り抜けられる。
インプレッションライダー
管洋介
競技歴22年のベテランライダーで自身のチーム、アヴェントゥーラサイクリングの代表も務める。長年の経験を生かした的確なインプレッションが持ち味。身長168cm。
デローザのその他の記事はこちらから。
SHARE
