MINOURA・アブソーブロール R820A【TEST ME】

編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回は3本ローラーのフラッグシップモデル、MINOURA・アブソーブロール R820Aをベテランライダーの管洋介がテスト。

徹底した振動対策が施された、3本ローラーのフラッグシップモデル

1933年創業、自転車部品メーカーとして1983年に固定ローラーであるマグターボを発表してから36年。時代の移り変わりに呼応しながらもメイドインジャパンの堅実なモノづくりで、硬派なローラー台をリリースし続けてきたミノウラ。抜群の耐久性を誇るローラー製品の数々は、学生などのハードユースなユーザーから絶大な信頼を得ている。
今回リリースされた超静粛機構の3本ローラー「R820A」は、従来品でネックとなっていた3本ローラー特有の走行音と振動を、特別製の振動吸収素材を介することで大幅にカット。
フライホイールの慣性を生かした実走感は、走りの本質を追求するユーザーが満足する域に達しており、走りの「スキルアップ」と「トレーニング」両方を目指す中級以上のライダーにとって注目の逸品だ。

硬派なデザインに質実剛健のモノ作り。超静粛3本ローラー登場!

頑丈な高強度アルミ製フレーム。モノトーンに統一されたデザインも〇

振動吸収素材を介したステーによりドラムを吊り下げる構造。これが走行時の振動を減衰させ、ひいては振動から発生するノイズも減らす

床との接点になるフットアジャスターにも振動吸収素材を採用。アパートやマンションの床でも徹底した防振性、静粛性を発揮してくれる

アブゾーブロールR820Aでの騒音チェックでは60dBを記録。室内の会話程度の騒音。加えて振動がほとんどない

ミノウラモッズローラーで騒音チェックをしたところ74dBを記録。騒々しいオフィス、掃除機と同等の騒音となる

INFO
MINOURA・アブソーブロール R820A
10万円(税抜)
●製品サイズ:W598×L1396×H165㎜ ●ドラムサイズ:φ105×W450㎜ ●ホイールベース調整幅:950~1080㎜ ●重量:26㎏

 

脅威の静粛性と高級感のある走り心地が魅力

運動効率の高いトレーニングができるローラーは今や空前のブーム。しかし固定式ローラーではバランス感覚や、惰性を生かした効率的なペダリングを身につけるのは難しい。ロードやトラックの選手が3本ローラーを好む理由がここにある。バイク上でバランスをとれる安定感のある重心位置とペダリングの効率が最もスムーズなポイントを探りながらのトレーニングは、実走よりも繊細にフォームの構築が可能だ。
このモデルは、真円性の高いフライホイールと肉厚な大型ローラーにより、低速から高速域へのスピードの変化をリアルに再現。ローラーの表面加工はタイヤのグリップとしっかりと噛み合いながら摩擦音をほとんど発せず、非常にナチュラルな走行感を演出してくれる。また加速やもがき時に発生するローラーの振動は、フレームを通じて大きな騒音につながる部分だが、フレームとローラーの接合部に振動吸収素材を介した構造で、同社旧型製品のモッズローラーとの騒音テストを行ったところ振動の静粛性の高さに驚いた。

TESTER
管洋介
本誌でおなじみのインプレライダー。競技歴22年、アジア・アフリカ・スペインでのレース経験を生かし、本誌では多くのライディングレクチャー記事で活躍中。アヴェントゥーラサイクリング代表、日本スポーツ協会自転車競技コーチ

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問:フカヤ www.fukaya-nagoya.co.jp
TEXT:管洋介 PHOTO:宮田幸司
(出典:『BiCYCLE CLUB 2019年6月号』TEST ME)

「TEST ME」の記事はコチラから。

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