パンク修理完全ガイド!ロードバイク(自転車)乗りが覚えておきたい基本テクニック
トモヒロ
- 2019年09月11日
知っているとトクするパンク修理 Q&A
Q. バルブが短くて空気が入らないときは?
A. バルブエクステンションを使おう
チューブにはいくつかのバルブ長が用意されているが、リムハイトが高いホイール(ディープリムなど)ではバルブ長が足りず、空気を入れられないことも。そこで活躍するのがエクステンション(延長)バルブ。下の3タイプがあり、バルブにねじ込んで使おう。
シンクロタイプ
装着後にバルブの開閉ができるタイプ。径が若干太いためリムによっては装着できない場合がある。
中継ぎタイプ
バルブコアを外して装着するタイプ。漏れが少なく気圧調整も用意だが、着脱に専用工具が必要。
被せタイプ
どのバルブにも使えるタイプ。取り付けがカンタンだが、バルブを閉めることができないので比較的空気が漏れやすい。
Q. リムテープにも種類がある?
A. リムの内幅に合わせたサイズがある
リムテープはリム(ホイール)によって推奨幅が異なる。劣化しない限り数年は交換する必要がないが、推奨幅よりも狭いとパンクの原因になるので、交換時は注意しよう。
Q. チューブの「ブチル」と「ラテックス」って何?
A. 素材のこと。特徴を知っておこう
一般的なブチルは丈夫だがやや重い。ラテックス(写真)はしなやかなので走りが軽いが、パンクしやすくコストが高く、レース用などに採用される。シーンや好みで選んで使おう。
Q. パンクしているのに穴が見つからないときは?
A. 水に浸すとわかりやすくなる
水が使える場合は、バケツなどに水をためて、チューブから出る泡で判断するのもアリ。ただし、穴が小さいと泡が出にくいので、なるべく空気を入れて内圧をかけた状態でやるのがベターだ。石鹸水(泡立ちしやすい液体)をかけるという方法もある。
Q. ゴム糊の「ノントルエン」って何?
A. トルエンを含まないゴム糊のこと
ゴム糊はかつてゴムを溶かすのに有効なトルエン(特異臭がする有機化合物)が含まれていたが、中毒性があるため、最近はノントルエンのゴム糊が主流になっている。
Q. 知っていると便利な裏ワザがある?
A. ガムテープを巻いて忍ばせておく
あくまで応急処置だが、刺さったものが大きかったり、タイヤが切れてしまったりしたときに役立つのがガムテープ。写真のように小さく巻いてバッグに入れておこう。
いかがだっただろうか?基本といいながらも、じつはできない人も多いパンク修理。しっかりとマスターして、不安のないライディングを楽しもう!
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