SHIMANO・エスファイア RC9T【TEST ME】
ハマダ
- 2019年10月03日
編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回はシマノのフラッグシップロードシューズ「RC9」をトラック&TTに特化させた「SHIMANO・RC9T」を、編集部・ハマダがテストした。
トラック競技やTTに特化したロードビンディングシューズ
シマノのフラッグシップロードシューズ「RC9」。そのRC9のトラック&TT特化型が、今回紹介する「RC9T」だ。
ボアワイヤールーティングを調整したパワーブーストワイヤーガイドを採用し、シューズ内で足を適切に固定する。また、これまでソールの中間層にあった「ラスティングボード」を廃し、全体を新たに「シームレスミッドソール」としている。足とペダルの距離を、従来の「SH‒R321」と比べて3・2㎜縮めることで、よりダイレクトな力の伝達が可能に。
アッパー素材にはクラレのストレッチレジスタントと、テイジンのハイブリッドマイクロファイバーを使用し、しなやかさを確保。ダイヤルがロープロファイルになったことでエアロ効果も上昇。
これらの特徴は、まさにトラックやTTに向けてのものだが、果たしてロードシューズとして使うのに不満な点はあるのだろうか?
RC9と比較しながら、チェックしてみた。
より低く、エアロになった。履き心地はむしろ快適に!?
SHIMANO・エスファイア RC9T
4万2000円(税抜)
●サイズ:36~48(ワイドサイズあり、39~43ハーフサイズあり) ●カラー:ブルー ●実測重量:258g(サイズ43ワイド)
TTやトラック「以外で使う」デメリットなし!
結論から言う。RC9Tはロードシューズとして使うのに何も問題ない! それどころか「浜田にとっては」RC9Tのほうがいい、という結論に至った。
理由はほとんど使い心地に不便を感じないから。そして新型ソール構造によるダイレクト感向上、ダイヤルによるエアロ効果向上、わずかな軽量化などなど……結局のところRC9より「速く走れる」シューズだから。ただし、RC9Tはダイヤル2つによる超細かなフィット調整は不可。
2モデルはアッパーの設計が異なるせいか、足への「当たり」の感覚が異なる。RC9が「厚みがあってソフト」。RC9Tが「薄くしなやかで柔らかい」という表現
が適切か。後者が浜田の好みだったわけだ。内部の層に変化があったソールの硬さに、大きな差は感じなかった。
価格の高さや「自分TTやらないし」という意識から、RC9Tを試さないのは損。一度履いてみよう。あっ、でもソールの都合上、サドル位置は3.2㎜下がるかもしれない(笑)。
TESTER
ハマダ
元ショップ店員の編集部員。「この靴かっけー!」という第一印象から使用テストへ。確かめたかったのは「ノーマルのRC9」との差。そして、それが浜田にとってどうプラス・マイナスになるかだ。ふたつのモデルを比較した結果は……
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