DT SWISS・GRC 1400 スプライン DB 42 ホイールセット【TEST ME】
山口
- 2019年11月21日
編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回はDTスイスホイールのグラベルカテゴリーにおいて最上級となるモデル、DT SWISS・GRC 1400 スプライン DB 42 ホイールセットを編集部・山口がテスト!
最上級にしてオールラウンドな チューブレスレディータイヤ
グラベルロードというジャンル、そして楽しみ方が表れてからはや数年。ホイールも徐々にその展開を広げてきた。初期はアルミホイールのリム幅を少し広げ、ディスクブレーキ化させていただけのモデルが多かったものの、欧米でのグラベル人気はとどまるところを知らず、より高い機能を求められた。それは軽さであり、エアロでもあり、つまるところ「もっと速く、快適に」がグラベルホイール作りにも反映されてきている。
そんななか、DTスイスホイールのグラベルカテゴリーにおいて最上級となるモデルが登場。「カーボンリム・チューブレスレディー対応・リム高42㎜」と、まるでオンロードのようなスペックに「対応タイヤ幅30~ 69㎜・最大重量制限130㎏」という要素が加わり、まさにスピードとタフネスを兼ね備えたモデルとなっている。1700gを切るロード並みの軽さや、36Tスターラチェット機構による「かかりのよさ」も見逃せない。
グラベルホイールの急先鋒となる同モデルは700Cのサイズのほか、650Bでも展開。幅広いフィールドに対応できる。
高速化するグラベル走行に最適なモデル!
DT SWISS・GRC 1400 スプライン DB 42 ホイールセット
28万3000円(前後セット/税抜)
●ホイールサイズ:700C、650B ●リム:カーボン ●対応タイヤ:チューブレスレディー ●リム高:42㎜ ●リム外幅:32㎜ ●重量:1689g(700C前後セット)
ボリュームに対して、驚きの軽さ。ダートもガンガンいける安定感
まずは700×38Cのマキシス・ランブラータイヤを試してみたが、上りでその軽さを感じられる。さらにオンロードでの高速巡行では、ホイールが軽いために風の影響を想像以上に受けるくらいだ。また、ダートではホイール剛性は高めで、タイヤの空気圧でクッション性を調整すると乗り心地がよくなる。いっぽうシクロクロスを意識して、700×33Cのマキシス・オールテレーンと組み合わせてみた。ワイドリムのためコーナリングでのヨレが少なく、安定してコーナリングを楽しめる。タイヤ幅が実測で34㎜ほどになるため、UCIルールの適応されるレースではもっと細身のタイヤと組み合わせてみよう。
TESTER/ヤマグチ
35歳からヒルクライムレースをきっかけにレース活動を再開した編集者。44歳のいまでもロード、シクロクロスレースに参戦。先日、初めてグラインデューロに参戦してきたばかり
問:マルイ TEL.078-451-2742
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PROFILE
バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。