実家の勉強部屋に眠るお宝たち【西山自転車商会】
ニシヤマ
- 2019年12月07日
編集部員は表の顔 じつは旧車好きのレストアラー
全国各地で古いパーツを漁る自転車マニアの日記
父も亡くなって実家は年老いた母一人だ。ちょっと顔を出すには微妙に遠いこともあり、いますぐにではないにしろ、近くに来たらと言っている。そんなわけで、実家を整理しようかねといったら「アンタの部屋どーすんのよ?」と母。そうだった、実家じまい最大の障害となるのが、自分の部屋だったのだ。
自宅には3畳半の自転車部屋がある。なんとなく片付いたように自転車部屋企画などのページで見せているが、白状すると都合の悪い自転車たちは、実家に運んでいたのだ。累積自転車がこんなにふくらんでしまった。
中学時代から、ひきこもり時代まで青春時代の多くをすごした部屋は、いまこんなありさまだ。自転車で埋め尽くされた部屋にケーブルテレビの工事で入った業者の人も絶句していたらしい。じつはベッドの下などにレコードやカセットやCDが2000枚近くある。
いよいよ断捨離が必要かもしれない。しかしどれも思い出深く手放す気になれない。それなりに名車なので捨てるなんてもってのほか。また別の人の断捨離を経てここにやって来た自転車もある。まだ乗ってない自転車は、乗ってから次の人に渡したいとも思うわけだが……。
もういらないけどまだ持っていたいという気持ちのせめぎあい。これが人生後半ってやつなのか。
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