TOPEAK・ローディーTT ミニ【TEST ME】
ハマダ
- 2020年04月30日
編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回は低圧から高圧まで一定の抵抗感で加圧できるツインターボ構造を備えた携帯ポンプ、TOPEAK・ローディーTT ミニを編集部のハマダがテスト!
ツインターボ採用の極小ポータブルポンプ
ライトやツール、バッグ、キャリア、ワークスタンドなど自転車にかかわるあらゆるパーツをラインナップするトピーク。なかでもポンプのラインナップは豊富で、フロアスタンドタイプとポータブルタイプを合わせると数十種類ものアイテム数を誇る。
このローディーTTミニは、トピークのなかでもかなり小型(全長165mm)のポータブルポンプだ。しかし注目すべきは、サイズだけでなく「ツインターボ構造」を搭載していること。
これはフロアスタンドポンプですでに採用されていたシステムで、ハンドルを引く動作の際に、シリンダー内で空気を予圧縮し、押す際に空気をタイヤ側へ送り込むというものだ。
小さなポンプの1ストロークだとチューブへの空気の注入量はわずかになってしまいがちだが、果たしてトピークの最新システムは使い手にどれほどの恩恵を与えてくれるのか? さっそくチェックしてみた。
もう全モデルこのシステムにしてくれ!
ツインターボ構造のおかげで低圧から高圧まで一定の抵抗感で加圧できる。ムダのない効率的なポンピングを実現。
ほんとうに「手のひら(に収まる)」サイズ! ポケットや各種バッグにも入れやすい。しかも100g以下。やはり軽さは大事だ。
触ってわかったが、ボディに細かい溝が切ってあり、滑り止めになっている。これはセンスがいい。
作業に関しては従来型のポンプと変わることはない。リズムよくポンピングできる。
TOPEAK・ローディーTT ミニ
4000円(税抜)
●サイズ:W33×D165×H23.5mm ●カラー:シルバー、ブラック ●重量:90g
時短への貢献。そしてやはりトピークの堅牢さはいい!
実際に空気入れの作業を開始。元気なうちの作業としては「劇的に抵抗が減った!」は体感としてちょっとほめ過ぎになるので、「ポンピングの重みが減った」という表現がふさわしい。自前の他社製ポータブルポンプと比べるとそれは明らかだ。6気圧までのポンピング回数を比較したところ15回以上違う! 腕を酷使する時間が短くなるのは、「パンク」というトラブル時において救いだ。こういった非常時アイテムは、どれだけ実用的かが一番大事。「小さくてすごい!」ではなく、いつもと同じ「トピークらしい堅牢さ」をきちんと持っていることを評価したい。
TESTER/ハマダ
元ショップ店員の編集部員。今あるポータブルポンプは3台のバイクそれぞれに備え付けている。そういえば今年はまだパンクしていない。使っていないポンプ、摩耗していないだろうか?
問:マルイ https://topeak.jp
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