市内から出ない100kmサイクリング。川崎市内臨海、終着駅巡り【西山自転車商会】
ニシヤマ
- 2020年06月03日
自転車はスポーツではなくホビーと言い張る
いじってなんぼのレストア編集者の手記
こんなときだから、ボッチライド。住人の少ないところといえば山中だが、工場地帯もそうだ。というわけで住む町、川崎の臨海部を目指す。しばりは市内から出ないこと。それで100km走る。
このあたり鉄っちゃんには知られた終着駅の宝庫でもある。臨海部につながる支線は、8時51分着の次が、17時29分発だったりして、その超過疎なダイヤゆえ、鉄道で近づくのが逆に難しかったりする。そこで自転車だ。
川崎市にある4つの終着駅を巡ってみた。川崎の産業道路より南は、自転車で走ったことがない。どんな世界なのか怖いもの見たさというのもある。
川崎といえば公害のまち。はがれないレッテルは、高度成長期の話と思っていたが、工業地帯はいまだ空気が悪かった。
工場のパイプから、ブシューと白煙が噴き出している。えもいわれぬ悪臭で、吸い込むとオエッとなる。道には、現在のNOx(窒素酸化物)濃度の電光掲示板があったりして、やっぱり体に悪いんだな。工場地帯を舐めていた。
終着駅コンプリートしてみたが地味すぎる。しかしなんだろう、汚染した空気ばかりでなく、どよんとした独特の圧迫感。行き交うトラックの殺伐とした感じ。100km走り終え、生活圏に戻ってきてホッとしたのだった。
結論。工場地帯はサイクリングに行くところでない。夜景を眺めて工場萌えとか言っているぐらいがいい。
小島新田駅
扇町駅
浜川崎駅
大川駅
川崎臨海部といっても、海に接する部分は、ほとんど工場の敷地なので、入れない。多摩川河口に来て、ようやくウォーターフロントを味わえる
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