GOODYEAR・イーグル F1 スーパーライト スポーツ【TEST ME】
管洋介
- 2020年06月04日
編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回は自動車タイヤメーカーがリリースした新作ロードバイクタイヤ、GOODYEAR・イーグル F1 スーパーライト スポーツを、ベテランライダーの管洋介がテスト!
ロードタイヤとして、超軽量モデルが日本初入荷!
このたび自動車タイヤメーカーの最大手であるグッドイヤーがリリースした、新作ロードバイクタイヤ「イーグルF1スーパースポーツ」。高速走行性能と快適性を追求するイーグルシリーズのフラッグシップモデルだ。
グッドイヤー独自の開発で生まれたコンパウンド「ダイナミックGSR」、耐パンクベルト「Rシールド」を採用しながら、190g(25C)と極限までスリム化を実現している。
路面とバイクの唯一の接地点であるタイヤは、駆動、振動吸収、操舵性に大きな影響をおよぼし、いわばバイクの性能は最終的にはタイヤに委ねられると言ってもいい。自動車タイヤで120年以上の開発実績が投影されたロードタイヤだけに注目が集まる。
現状クリンチャータイプのみのリリースで23、25、28Cの3種類のサイズを展開している。
初展開の超軽量クリンチャー
転がり抵抗減に特化した縦溝のトレッドパターン。コンパウンドは独自開発のダイナミックGSRという天然ゴムにグラフェン、シリカを組み合わせた強化タイプを採用。
タイヤ表面中央には厚みがありつつも、しなやかなケーシングが特徴的。タイヤ表面は触るだけで指をつかまれるような、ねっとりとしたハイグリップな感触がある。
タイヤの裏にはクモの巣のような模様がある。クリンチャータイヤなので、中のチューブのくっつきを防いでくれる効果がありそう。設計技術の高さが見てとれる。
GOODYEAR・イーグル F1 スーパーライト スポーツ
7300円(税抜)
●対応:クリンチャー ●コンパウンド:ダイナミックGSR ●サイズ(重量):23C(180g)、25C(190g)、28C(205g)
加速スピードをコントロールでき、緩急をつけるレースに最適
25Cにしては見た目にナローなタイヤ幅だが、丸いアールでまんべんなく路面をかんでくれる形状だ。走り出すとセミハードなトレッドが路面をつかみ、直感的な駆動力でトルクをスピードに変換。この締まった走行トーンは、緩急をつけるレースシーンでライダーのテンションにがっちり呼応するだろう。また路面からの情報を明確に伝えながらも、振動のトーンに角がないためロングライドにもストレスがない。上りはグリップに手応えを感じながらテンポのいいダンシングで駆け上がれ、下りはコーナーラインへズバッと入れる。あらゆる場面で加速スピードをコントロールできるタイヤだ。
TESTER/管洋介
競技歴23年のベテランライダー。世界中のレースを転戦するとともに、業界の講師としても活躍。さまざまなバイク、パーツをインプレしてきた。タイヤの空気圧は6気圧(体重67㎏)でテスト
問:塩野スポーツ www.shionosport.jp
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