2021年注目のロードバイクはこれだ! 日本バイシクルオブ・ザ・イヤーノミネート10バイク決定!
Bicycle Club編集部
- 2020年11月20日
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2021 BICYCLE OF THE YEAR JAPAN
早いものでこの日本バイシクル・オブ・ザ・イヤーも4回めとなった。過去3回の受賞車を振り返ってみると、初回の2018年はエアロバイクの雄、プロペル。翌年はエアロを研ぎ澄ませたうえで剛性、軽さのバランスに着目したヴェンジ。そして昨年はそれまでの軽量高剛性というアイデンティティに加え、快適性やエアロ性能までトータルにまとめあげたスーパーシックスエボが栄冠に輝いた。
こうやって見ていくと、受賞車はその年のトレンドを映しだす鏡となっている。そして今年ノミネートされた10台をみると、すべてがディスクブレーキなのは当然として、ケーブル内装モデルがそのほとんどを占めていることに気づく。これが今のトレンドなのだ。
そしてさらに言えば、そのなかに、グラベル的な要素を盛り込んだもの、レースではない楽しみ方に着目したモデルなど、そのトータルインテグレーションによる性能重視の流れから離れ、次のトレンドである個性化への道へハンドルを切ったモデルが見られるのも注目すべき点だろう。
いままでの受賞バイクはこちら
2021年を代表するロードバイクはどれだ!?
ノミネートされた10台、日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2021がこのなかから決まる!
選考方法
2020年1月号から12月号までのバイシクルクラブに掲載された2021年モデルのなかで、フルモデルチェンジしたモデル、ブランニューモデルを中心にリストアップ。各選考委員がそのなかから、それぞれ10モデルを選んだ。その集計の結果、得票の多かった10台が、ここで紹介する10ベストバイシクルだ。11月下旬に、これら10モデルを一同に集めた選考会を開催。検証取材や試乗を経て各選考委員が投票、ベストワンが決定する。
BMC・チームマシーンSLR01
BMCの軽量オールラウンダーの最新モデル。フレームやフォーク、ボトルケージの形状を見直して空力性能を高め、専用のステム一体型ハンドルを搭載して軽量化と空力性能向上に成功。チームマシーン史上最高の戦闘力を得た。
キャニオン・エアロードCFR
旧モデルに比べ、-7.4Wの空気抵抗減、170gの軽量化、14%のねじれ剛性向上と振動吸収性アップを実現した最新エアロード。ハンドル幅や高さを簡単に変更できるステム一体型のハンドルを採用し、扱いやすさの面でも進化した。
サーヴェロ・カレドニア5
太いタイヤを装着可能でフェンダーなどの拡張性をグラベルロード並みに備え、クラシックレースを走れるほどのポテンシャルを秘める新しいジャンルのロードバイク。舗装路もちょっとしたオフロードも1台でこなすマルチさが魅力。
フェルト・AR FRD
フェルトのエアロロードの3代め。10度以下のヨー角で受ける風に対し、9.6%の空気抵抗削減を実現。最上位グレードのFRDはウルトラハイモジュラスカーボンを一体成形したフレームを採用し、軽さと剛性を最大限に引き出す。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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