ヒルクライムバイク!SPECIALIZEDエートス✖TREKエモンダ|高岡亮寛&筧五郎SPトーク・前編
ハシケン
- 2021年01月01日
市民レーサーのなかで、その名を知らない人はいない高岡亮寛さん(RX BIKE)と56さんこと筧五郎さん(56cycle)のスペシャルトークが実現。ヒルクライムをテーマに、ふたりの愛車やヒルクライムに求める性能について語ってもらった。
高岡さんはスペシャライズドのエスワークス・エートス、56さんはトレックのエモンダSLR。ともに、今注目のヒルクライム向けの軽量モデルだ。このスペシャルトークを前編と後編に分けて紹介する。
前編では、昨今の常識を打ち破るモデルとして誕生した超軽量モデルであるエスワークス・エートスと、軽さに空力性能を高い次元で融合した軽量エアロロードの新型エモンダSLRについて、両名にバイクの特徴とフィーリングについてみていこう。
エモンダとエートス、ふたつのバイクの特徴とフィーリング
空力性能は意識せず、究極の軽さを実現したエスワークス・エートス
高岡
エスワークス・エートスのフレーム重量は585g(最軽量モデル・56サイズ公称値)で、フォーク重量もコラムカットした状態で260g台と超軽量。私のエスワークス・エートスの完成車重量は54サイズで6.23kgになっています。フロントはダブルギヤでパワーメーターも付いた状態なので、いつでもレースに参加できる仕様ですね。もちろん、ボトルケージやサイクルコンピューターも装着済みでの重量です。
ホイールはロヴァールのアルピニストCLX(前後1248g)で、今は普段使いのチューブが入っているので、軽量なラテックスチューブに変えれば、前後で50gほどはさらに軽くなると思う。
超軽量フォークとロヴァールのアルピニストCLXを装着
ボトルケージ込みの実践的な仕様であっても驚異の6.23kg
56さんが選んだエモンダSLRは「軽量エアロ」という昨今のトレンドを汲む
56
僕の新型エモンダSLRはフレーム重量699g、フォーク重量370gだね(共に公称値)。ブレーキ内蔵でエアロロード化しているのにとても軽量だね。僕のバイクはけっして軽いパーツはついていないし、ハンドルやステムは一般的なアルミモデルで、コンポーネントにはアルテグラなども含まれている。それでも7.24kgの軽さはさすがエモンダだね。今回、ホイールは空力性能にすぐれながらヒルクライムに向いているボントレガーの最新型アイオロスRSL37(クリンチャー)をアッセンブルしている。
56さんのバイクは普段の仕様ながらバイク実測は7.24kgと十分に軽い
茨城県の筑波山・不動峠でヒルクライムを楽しむ56さんと高岡さん
高岡
私のエートスは、ブレーキと変速機構はデュラエース(R9150とR9170)で、クランクだけスラムのレッドをチョイス。
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