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小林海が独走でJプロツアー初優勝、TOJの雪辱を果たす|JBCF

6月12日、Jプロツアー第7戦、JBCF群馬CSCロードレースが開催され、小林海(マトリックスパワータグ)が単独で抜け出し優勝を飾った。先日開催されたツアー・オブ・ジャパンの最終ステージでは逃げ切りながらもスプリントで川野碧己(弱虫ペダルサイクリングチーム)に破れ2位となっており、その雪辱を果たす勝利となった。

久々に開催された群馬CSCを逆回りするコース

もはや恒例となっている群馬サイクルスポーツセンターでのレースだが、今回は嗜好を変えて、通常の逆回り、反時計まわりでの開催となった。レースは不慣れな逆まわりを考慮して1周半のパレード走行をへてリアルスタート。距離は6㎞の周回コースを27周する、総走行距離162㎞で行われた。

MTB五輪代表候補の山本幸平、岡篤志なども参加

岡篤志(デルコ)。久々の国内レースとなった。上れてスプリントも強いことから各チームからマークされていた

今回からJBCFが導入したJプロツアー「セレクションレース制度」を利用し、東京オリンピックマウンテンバイクXCの日本代表候補選手の山本幸平、帰国中の岡篤志、このほか普段はJCLで走る選手がオープン参加した。レース機会を得られずにいた選手にとってありがたい大会となった。

レース序盤から小林海、岡本隼などが積極的に動く

1周半のローリングスタートののちリアルスタートとなった

レースは序盤から小さい落車があり、その後8周めに各チームのエース級を含む逃げが生まれ。早くもレースの勝負はこのメンバーの中から選ばれることとなる。

普段は上る心臓破りの坂を下るコースレイアウトになり、選手からは戸惑いの声もあった。いつもは心臓破りだけを踏めクリアできるコースが、つねに踏み続けないといけない休めないコースに感じられたという

この強力な逃げのメンバーはJプロツアーのリーダー、ホセ・ビセンテトリビオが率いるマトリックスパワータグ、小森亮平、安原大貴、小林海の4人、このほか愛三工業レーシング渡邉歩、岡本隼、ブリヂストンサイクリング徳田優、沢田時、シエルブルー鹿屋 石橋学、冨尾大地、弱虫ペダルサイクリングチーム井上文成、エカーズ西本健三郎、さらに今回オープン参加している山本幸平、岡篤志、宇都宮ブリッツェン西村大輝、及川一聡、那須ブラ―ゼン西尾勇人が含まれていた。

ところがこのあと6周め、岡はボトルケージが緩んだことでクランクに干渉、その結果、前転してしまうというハプニングに見舞われてリタイヤしてしまった。その後、先頭集団はペースを維持し、小さいアタックを繰り返し13人へ人数を減らしていた。いっぽう後続のメイン集団もペース緩み、先頭集団との差は3分以上に広がる

先頭集団はポイント賞周回を中心に、つねにアタックがかかる展開となった

メイン集団は五輪代表候補の橋本を含むブリヂストンサイクリングがけん引

トラックの五輪代表候補になっている橋本英也が積極的に集団の先頭を引っ張る姿も見られた。橋本英也の目的は東京オリンピックトラック競技のためのトレーニングで、目標としていた120㎞でリタイヤした

メイン集団をブリヂストンサイクリングが中心に回しはじめる。ブリヂストンサイクリングとしてはすでに先頭に沢田と徳田を送り込んでいるため無理に追いかける必要はなかったがあえて先頭を引き続けた。

「このままけん制してタイム差がついてしまうより、練習と割り切って、先頭を引っ張ることを選びました」とブリヂストンサイクリング宮崎景涼監督。さらにブリヂストンサイクリングはメイン集団から今村駿介が追走を仕掛けるなど、終始積極的な動きをみせた。

補給所でボトルを用意する宮崎景涼監督(ブリヂストンサイクリング)。追走を仕掛けた日本のアワレコードホルダーの今村駿介

シエルブルー鹿屋 冨尾が単独で仕掛ける

冨尾大地(シエルブルー鹿屋)は単独で抜け出し、場内を沸かせる活躍をした

先頭の13人はその後、各チームの選手たちがアタックを繰り返したが決まらず、ようやく23周目に冨尾が一人抜け出し、最大で後続に対して1分ほどの差をつける。その後、先頭集団から追走4人小林、沢田、井上、渡邉が抜け出し、24周目に冨尾は追いつかれてしまう。

先頭集団に残った西村大輝(宇都宮ブリッツェン)は今回セレクションチームとしてオープン参加。チームからのオーダーはなく個々にやれることをしたという、結果は6位(オープン)

最後はチーム力と脚力を兼ね備えた小林が万全の状態でアタック

最後後続の沢田に1分以上の差をつけ勝った小林。2016年全日本選手権ロードU23以来の勝利となる

この日、調子が良かったのはマトリックスパワータグの小林海だ。小林は冨尾に追いつくとそのまま先頭に立ち、ペースを上げていく。のこり2周を残したところで先頭に立った小林は余力を残したまま独走し、後続の沢田時に1分以上の差をつけてフィニッシュし、久々の勝利を飾った。

「本当もう一周待ってから仕掛けようと思っていましたが、上りで後ろを振り返ったときに、沢田さんがついてきていなくて、この離れ方は牽制ではなく、脚がないからだなとわかったので、これはいけるなと思ってそのままいきました」とレース後に小林はコメントしている。

シクロクロス日本チャンピオンの沢田。結果は惜しくも2位だがロードでもその実力を発揮した

そして、2位にはシクロクロス、MTBで活躍する沢田、そして3位には井上、4位に敢闘賞を獲得した冨尾が入り、5位の集団スプリントは岡本が頭を抑えた。

パコなしでもチームが動くようになった
(安原昌弘 マトリックスパワータグ監督)

「マリノがいてくれてからスペイン人選手と日本人選手のコミュニケーションがよくとれるようになった。その結果、今回はパコ(フランシスコ・マンセボ)はスペイン選手権のために帰国してしまったけど、選手たちがうまやってくれた。自分は『まずはリーダージャージを守ること、それ以外はあまり縛らずに自由にやっていい』と指示しただけだった、その結果、先頭の4人がうまくレースを回してくれ、そのなかで脚のあったマリノが勝った。スペイン人選手でなくても勝てるところを見せたかったのでよかった」

「ミスさえなければチームで誰か勝てると思った
(小林海)

「今日は調子もよくて、チームとしてはミスをしなければホセが勝てると思っていました。逃げには小森さん、大貴さんも一緒にいましたが、二人の走りのも半端なかったですね。そのおかげで自分は脚を使わずに最後の5人に残れましたのがよかったです。いくら強くても単騎では無理なので、いいチームメイトに恵まれてよかったです」

東京オリンピックマウンテンバイクXC代表候補選手
山本幸平(ドリームシーカーMTBレーシングチーム)

「ロードレースは、この春に西日本チャレンジと九州チャレンジを走りました。ここ群馬を走るのは10数年ぶりでアンカーのエスポワールにいた頃以来ですね。今日はマウンテンバイクの練習として強度を上げておきたかったので、レースを走りました。こうして参加させてもらえたことに感謝します。レースには途中まで先頭集団にいて、12~13周目にアタックして一人でいけるところまで行こうと思ました。ただ、思ったよりも行けなく、脚もつり出していたので、一度休んで後方の集団で走りました。結局、最後にはまた脚がつってしまったけど、無事走り切りることができました。脚がつってしまったのは今年はレースが少なく、ここまで強度を上げてこなかったので体がびっくりした感じですね。結果オーライですが、5月のワールドカップのときはレース不足で身体が動けてなかったので、そのときよりも身体は動けるようになった思います。東京オリンピックまであと約1カ月なので身体を整えていきたいですね」

リザルト  JPT 162km

1位 小林海(マトリックスパワータグ) 4:02:43
2位 沢田時(チームブリヂストンサイクリング) +1:19
3位 井上文成(弱虫ペダルサイクリングチーム) +2:01
4位 冨尾大地(シエルブルー鹿屋) +2:13
5位 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) +2:23
6位 西村大輝 (セレクションチーム※オープン) +2:23

敢闘賞

冨尾大地(シエルブルー鹿屋)

 

JBCF
https://jbcfroad.jp

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PROFILE

山口

BiCYCLE CLUB / 副編集長

山口

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、46歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

山口の記事一覧

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、46歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

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