スパークルおおいたレーシングチームが地元で初優勝｜JCLバンクリーグ

Bicycle Club編集部

2021年08月07日

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ジャパンサイクルリーグ（以下「JCL」という）が主催する自転車トラックレース「JCL BANK LEAGUE 2021（JCLバンクリーグ2021）」、その今季初戦となる「バンクリーグRound1 大分ステージ」が8月6日（金）、大分県別府市の別府競輪場で開催され、6チーム対抗で行われたレースは、地元・スパークルおおいたレーシングチームがVC福岡を下し、優勝した。

決勝戦は九州対決、地元スパークルおおいたレーシングがVC福岡を下す

バンクリーグではロードレースのチーム戦の魅力を凝縮した、独自の「3ポイントゲーム」が行われる。1チーム3〜4人が出走し、3点先取したチームが勝利となる2チーム対戦型のレース形式。大会では出場6チームを2グループに分け、各グループを3チームによる総当たり戦と、予選グループ勝者による決勝戦により優勝チームを決める。

予選リーグは、グループAとして宇都宮ブリッツェン、キナンサイクリングチーム、VC福岡の3チームが、グループBとしてチーム右京相模原、ヴィクトワール広島、スパークルおおいたレーシングチームの3チームが、それぞれ総当りで対戦。

グループAは3チームが1勝1敗で並ぶ接戦からVC福岡が、グループBはスパークルおおいたがパーフェクト2勝で、それぞれ決勝へと進出した。

そしていよいよ決勝戦は、くしくも九州対決が実現。突然降り始めた強い雨の中、最初のポイントを獲得したのはVC福岡。ここまで0点完封で勝ち進んできたスパークルおおいたから、初めて得点を奪う。しかしここからエンジンがかかったスパークルおおいたは、巧みなレース展開と持ち前のスピードを生かして、3ポイントを連取。地元勝利の期待が懸かるプレッシャーに打ち勝ち、見事バンクリーグ初参戦で優勝をもぎ取った。

県外からの観戦者に検査を実施しての有観客開催

観客はバンク内側の芝生エリアから観戦。各レースの選手入退場もショーアップされるなど、エンターテインメント色の強いトラックレースイベントだ。さらにレース前にバンクの走行体験も行われた。さらに大会は有観客で行われ、県外からの来場者全員の抗原検査を実施し、陰性者のみが入場できるという対策をおこなった。

地元競輪選手とのエキシビションレースではJCL選抜が勝利

決勝戦の前には、エキシビションレースが開催。地元競輪選手会によるチームと、予選敗退4チームの選手によるJCL選抜チームが、バンクリーグの3ポイントゲームで対決した。1ポイント目を取った競輪チームに対し、JCL選抜チームは持久力の差を発揮して逆転。競技の垣根を越えた戦いはJCL選抜チームが3-1で勝利した。

YouTube配信動画はこちらから

JCL BANK LEAGUE 2021 Round1 大分ステージ
youtu.be/QNtKpWnxZJo

8月8日にはオートポリスでロードレースも開催

バンクリーグの2日後、8日に行われるコーユーレンティアオートポリスロードレースは、「三菱地所 JCLプロロードレースツアー」の今シーズン第5戦。舞台となるのはF1レースも開催されたことがある、大分県日田市のオートポリスサーキットだ。自転車レースも全日本選手権ロードレースや、2008年大分国体のロードレースが行われた実績のあるコースだ。

JCLのレースは全9チームが出走し、1周4.674kmのサーキットを25周、116.85kmで行われる。シリーズ第1戦で優勝した増田成幸（宇都宮ブリッツェン）が、オリンピックのロードレースを終えて、JCLシリーズ再登場となるのが注目ポイントだ。

レースの模様はこちらもYouTube公式チャンネルでライブ配信を実施。8日の12時20分より配信スタート、レースは12時30分スタートとなる。

ライブ配信ページ（8日12:20〜）
https://youtu.be/cz4GnOKd-Jo