與那嶺のチームメイト、フォークナーが優勝|レディース・ツアー・オブ・ノルウェイ
Bicycle Club編集部
- 2021年08月13日
ノルウェイで開催の4日間のロードレース、UCI女子ワールドツアー「レディース・ツアー・オブ・ノルウェイ」は8月12日、初日となる第1ステージが行われ、日本チャンピオンの與那嶺恵理(よなみねえり、チーム ティブコ・シリコンバレーバンク)も出場、チームメイトのクリスティン・フォークナーが見事逃げ切り第1ステージを勝利し、総合首位となった。與那嶺自身も先頭から29秒差の57位でフィニッシュしている。
以下では與那嶺自身のレポートをお伝えする。
五輪後の初レース、與那嶺恵理はメカトラブルを乗り越え
チームメイトのフォークナーがうれしい逃げ切り
チームメイトのクリスティンが優勝! やりました! おめでとう!!!
オリンピック後、たっぷりの休養を終え、久しぶりのチームでのレース。
ノルウェーは二年ぶり、みんなと顔を合わせて、いろいろな話しをして、こうしてレースが再開できる喜び。
4日間のステージレース、ワールドツアー。
ニュートラルを含めると、毎日150㎞ぐらい。
チームの作戦は、「今日はニナとターニャで最後を狙って、あとは逃げに乗れたら乗ること」
私は久しぶりの自転車。チームのみんなに会えてワクワク。
オリンピックの疲れをとって、世界選手権に向けてビルドアップの一歩目。
スタートからみんなで楽しくレース。
ディアナが乗って、私が乗って、アクティブに動きます。
2名が行ったあと、クリスティンがジャンプしてその逃げが決まりました。
で、私は大きなクラッシュに巻き込まれて、やれやれ、これぞレース。
怪我はないし、バイクはダメージなくと思ったら、ディスクローターが完全に曲がってしまいました。
昨年まで所属していたチームのメカニックが色々と助けてくれようとしたのですが、どうしてもダメな模様。
チームカーはクリスティンのサポートで先に行っていて代車がない。
XLサイズのオフィシャルのスペアバイクに乗って、平ペダル。サポートカーがないので。10㎞ぐらい平ペダルで走りました。
面白くて、おかしくて、1人で笑っていました。
これもレース。ワールドツアー。
さて終盤の周回に入り、チームで位置取りをしながらクリスティンとのタイム差が気になりました。
力はあるけど、流石に逃げのみなを振り切って一人で行けるかなと思ったら……
なんと、ギリギリ1秒差で逃げ切り! そして優勝!!!
わぁ…… なんだかよくわからないー、優勝おめでとう!!!
優勝したのでシャンパンかビールをしたいけどレースは初日。
明日からはリーダーを守りながらレースを進めます。
楽しいです。晴れてるし。
全てを力に変えて
よなみね えり
レディース・ツアー・オブ。ノルウェイ 第1ステージ 結果
ステージ結果
1 クリスティン・フォークナー(チーム ティブコ・シリコンバレーバンク、アメリカ) 3:38:152
2 スザンヌ・アンダーセン(チームDSM、ノルウェイ)ST
3 アリス・バーンズ((キャニオン・スラム レーシング、イギリス)ST
4 セシリー ウトルプ・ルドウィク(FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ、 デンマーク )ST
5 フェムケ・マーカス(パークホテル ファルケンブルグ、オランダ)ST
6 ルシンダ・ブランド(トレック・セガフレード ウィメン、オランダ)ST
57 與那嶺恵理(チーム ティブコ・シリコンバレーバンク、日本)+29″
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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