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お湯で簡単にフィットする液状成型インソール「レーブ・メルトインソール」をテスト

編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回は副編・山口がお湯を使用するだけで自分の足にフィットするインソールが手軽に作れるという「レーブ・メルトインソール」をテスト。履いてみて感じたインソールの効果とは?

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つま先からカカトまで足型にフィット

「すべてのシューズをオーダーメイドに」のコンセプトで、足裏に完全にフィットした形状を再現できるのがレーブのメルトインソールだ。熱成型できるインソールは数多くあるが、レーブがこれまでの熱成型インソールと決定的に異なるのが、カカトから指先まで、さらにシューズの底面とも完全にフィットした形状に成型可能だということ。
それを可能としたのがお湯で液状化する特殊素材だ。成型時は液状化した素材が表面の特殊フィルムで形状を保持している状態で、足を入れてから6~8分で硬化する。前後の作業を入れても30分ほどで成型できる。
すきまなくフィットしたインソールによってペダリングのパワーを効率よく伝達できる。唯一注意したいのが再成型できないこと。真夏の車内など高温になる場所に放置しないことだ。

ここでは取り扱い先でもある東商会で編集部山口が体験、レーブ中川智さんが実際にレーブを足に合わせて成型するまでのプロセスをお伝えする。

レーブ・メルトインソールの成型方法

成型に使用するのはお湯のほかに、インソールが収まるサイズのトレー、はさみ、カッター、ウエスのみだ。

シューズのアッパーを緩め純正インソールを外す。シューズ内側の土踏まずのアーチに沿わせるためのパッドを貼る。

トレーに熱湯を張り、メルトインソールを真空パックのまま入れる。ソールが浮かないように湯煎してそのまま2分ほど待つ。

パックをはさみで開封し柔らかくなったインソールを出す。90秒以内につま先を合わせカカトまで伸ばすようにシューズ内に入れる。

シューズを水平にして履き、いつものようにアッパーを締める。指先を開き気味にして、リラックスしながら立ち6~8分待つ。「このときにペダリングをイメージしてつま先立ちなどしないで、普通に立つだけにしてください」と中川さん。

インソールがしっかり固まっているかを確認したら、シューズから取り出す。インソールを覆っているフィルムを取り外す。

付属のスポンジシートを気泡が入らないようインソール表面に貼る。シートの余分な部分をカット。カーブ部分はカッターを使うといい。

成型が完了した状態。裏面にシューズ内部の形状が再現されているのがわかる。アーチパッドは成型時のみ使用する。

レーブ
メルトインソール

価格:8,960円
サイズ:S(22~24cm)、M(24.5~25.5cm)、L(26~27cm)、XL(27.5~28.5cm)、XXL(29~30cm)

吸い付くような感覚でペダリングに安心感

山口博久がインプレッション

はじめて履いたとは思えないフィット感に驚く。ふだん自分が使っているソールスターとくらべても違和感がなく、吸い付く感覚でペダルがしっかり踏め、安定したペダリングができる。ベースはしっかりしながらも、硬すぎず、柔らかすぎずフィットするのがレーブの特徴だ。
「踏み込んだときにインソールがフィットしていれば、ペダルが逃げていく感覚が少ないんです」。そう説明する開発者の中川智さんは現役のロード選手。短いクランクを使ったときに感じる、スカっとクランクが踏み逃げていく感覚に気づき、そこからさらに着目したのがインソールだったというから納得。

山口博久

かつては乗鞍を一時間以内で上ったクライマー系副編集長。これまでさまざまなシューズを履いてきた経験があり、フィット感にもこだわる。酷使しすぎることから、白いシューズを履けないのが最近の悩み。

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山口のその他の記事は
こちらから

<取材協力>
レーブ https://reve-op.co.jp
東商会 http://www.eastwood.co.jp

バイシクルクラブ12月号掲載内容に関して編集部からのお知らせ
https://peacs.net/correction/bicycle-club-202112/

出典

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PROFILE

山口

Bicycle Club / 編集長

山口

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

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バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

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