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ブエルタ・ア・エスパーニャ2022の出場チーム決定、エキポ・ケルンファルマが初出場!

ロードレース最大規模の「グランツール」の1つに数えられる、ブエルタ・ア・エスパーニャの2022年大会に出場するチームが発表された。現地3月14日に主催者ウニプブリクが明らかにしたもので、20の自動選出チームに加えて、主催者推薦枠として3つのスペイン籍チームが選ばれた。このうち、エキポ・ケルンファルマはうれしい初出場を決めた。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2022の出場チームが決定。23チームがスタートラインに並ぶ ©︎ Photogomezsport

カハルラル・セグロスRGAが出場逃す

今年の開催で77回目を迎えるブエルタへは、他のグランツール(ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス)と同様に、18のUCIワールドチームと、昨年の同プロチームのうちUCIチームランキングで上位2枠に入ったアルペシン・フェニックスとチーム アルケア・サムシックへ自動的に出場資格を付与。まず20チームの出場が決まった。

残る出場チームは主催者が選出権限を持つが、選考にあたって大会を主催するウニプブリク社がUCI管理委員会に対して出場チーム数増加を認めるよう要請。本来は全22チーム・出走数176人となるところを、今回は特例として最大出走数184人(1チーム8人・全23チーム)とすることをUCIが承認。これにより、主催者推薦(ワイルドカード)枠は3チームとなった。

これを受けて選ばれたのは、エウスカルテル・エウスカディ、エキポ・ケルンファルマ、ブルゴスBHの、いずれもスペイン籍チーム。エウスカルテル・エウスカディは自転車どころバスクが誇る、バスク人だけで構成されるローカルチーム。かつてトップシーンを駆けた同名のチームとは母体が異なるが、チームカラーのオレンジなど共通項は多い。ブルゴスBHはすっかりブエルタ常連で、2019年大会の第5ステージではアンヘル・マドラソ(スペイン)とイェツセ・ボル(オランダ)がワンツーフィニッシュを果たすなど毎年インパクトを残している。

ブエルタの常連となったブルゴスBH。2019年大会の第5ステージではアンヘル・マドラソがステージ優勝を挙げている ©︎ PHOTOGOMEZSPORT / Luis Angel Gomez

そしてニューフェイスとなるのが、活動3年目のエキポ・ケルンファルマ。昨年から第2カテゴリーのUCIプロチームとなって、スペインだけなくフランスやイタリアなどのレースにも積極的に参戦。チームは第2カテゴリー昇格時からブエルタ出場を目標にすると公言しており、これまでの取り組みが評価された形だ。

活動3年目のエキポ・ケルンファルマが悲願のブエルタ初出場を決めた ©︎ PHOTOGOMEZSPORT

一方で、これまで長くスペイン2番手のチームとして奮闘してきたカハルラル・セグロスRGAがまさかの落選。チームは今季、ベテランのミケル・ニエベ(スペイン)を加入させて強化を図っていたほか、3月13日にポルトガルで行われたレースでは日本でも活躍したオールイス・アウラール(ベネズエラ)が優勝していたが、ワイルドカード選出にはつなげられなかった。

23チームの出場が決まったブエルタ・ア・エスパーニャ2022年大会は、8月19日にオランダ・ユトレヒトで開幕。同23日に行う第4ステージからスペインが舞台となり、9月11日に首都マドリードでフィナーレを迎える。

ジロ・デ・イタリア2022 出場チーム

UCIワールドチーム

アージェードゥーゼール・シトロエン チーム(フランス)
アスタナカザクスタン チーム(カザフスタン)
バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
コフィディス(フランス)
EFエデュケーション・イージーポスト(アメリカ)
グルパマ・エフデジ(フランス)
イネオス・グレナディアーズ(イギリス)
アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)
イスラエル・プレミアテック(イスラエル)
ユンボ・ヴィスマ(オランダ)
ロット・スーダル(ベルギー)
モビスター チーム(スペイン)
クイックステップ・アルファヴィニル(ベルギー)
チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ(オーストラリア)
チーム ディーエスエム(オランダ)
トレック・セガフレード(アメリカ)
UAEチームエミレーツ(UAE)

UCIプロチーム

2021年UCIチームランキングにより自動選出

アルペシン・フェニックス(ベルギー)
チーム アルケア・サムシック

ワイルドカード(主催者推薦)

エウスカルテル・エウスカディ(スペイン)
エキポ・ケルンファルマ(スペイン)
ブルゴスBH(スペイン)

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

福光俊介の記事一覧

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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