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ヒンドレ―が2年前の悲劇を乗り越えジロ・デ・イタリアで勝利、オーストラリア人初の快挙

ジロ・デ・イタリアの第21ステージ、個人タイムトライアルが行われ、マッテオ・ソブレロ(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、イタリア)が22分24秒をマークし優勝。

ジロ最終ステージは地元イタリアの選手が勝利した。全21ステージを終えマリアローザを獲得したのは、ジャイ・ヒンドレー(ボーラ・ハンスグローエ、オーストラリア)。この日マリアローザを着用し出走し、15位でフィニッシュ。オーストラリア人初のジロ総合優勝者となった。

今大会2回目のタイムトライル

最終ステージはヴェローナを舞台にした個人タイムトライアル。距離17.4km、9.5kmが中間タイム計測地点となっている。

第2ステージの個人タイムトライアルで優勝したサイモン・イェーツ(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、イギリス)と3位のトム・デュムラン(ユンボ・ヴィスマ、オランダ)はすでに大会を去っている。2位のマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス、オランダ)は優勝候補だが、連日アタックを仕掛ける中、どれほど脚が残っているだろうか。

ソブレロが22分台でフィニッシュ

出走は総合順位が下位の選手から。第一出走はロジャー・クルーゲ(ロット・スーダル、ドイツ)。26分46秒でフィニッシュし、基準タイムを作る。

その後24~27分台が続く中、23分台を出したのが36番出走のマイケル・ヘップバーン(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、オーストラリア)。14年のオーストラリアTTチャンピオンが23分48秒をマークする。

さらにそれを上回ったのは、79番出走のマッテオ・ソブレロ(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、イタリア)だった。中間タイムを14分23秒でクリアすると22分24秒でフィニッシュ。第2ステージでは4位、このステージでも好走をみせた。

ステージ優勝候補マチューが登場

注目は92番出走のマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス、オランダ)。ステージ優勝に向けスタートする。だが、中間タイムはソブレロから約30秒遅れの14分56秒、フィニッシュタイムは23分04秒でジロ2勝目とはならなかった。

続々と選手が出走していくが、ソブレロのタイムを更新する選手はなかなか出てこない。132番出走のテイメン・アレンスマン(チーム ディーエスエム、オランダ)も22分台で走り切るも、ソブレロには及ばなかった。

ヒンドレー、カラパス、ランダの争い

いよいよ総合上位勢の出番。トップ3からまずは、ミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)が登場する。だがタイムは伸びず25分28秒の76位でフィニッシュ。2位のカラパスを逆転することはできなかった。続いて、リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ、エクアドル)。20ステージ終了時でヒンドレーとのタイム差は1分25秒。厳しい状況だが、あきらめず走り、23分48秒の10位でレースを終えた。

最終出走は、ジャイ・ヒンドレー(ボーラ・ハンスグローエ、オーストラリア)。中間計測は15分21秒で通過。ラストは23分55秒でまとめ15位でフィニッシュ。マリアローザを危なげなく守り切り、総合優勝決定。同時にソブレロのステージ優勝も決まった。

ステージ優勝したソブレロは昨年のイタリアタイムトライアルチャンピオン。グランツール初勝利、地元ファンにうれしい勝利を届けた。なお、トップ10のうち5人が25歳以下のヤングライダー対象選手。若い力が躍動した。

ヒンドレーが20年ジロの雪上を果たし、悲願の総合優勝

総合優勝を決めたヒンドレーは26歳のオーストラリア人。20年のジロは総合2位。最終ステージでタオ・ゲイガンハート(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)に逆転され、マリアローザを失った。今回は20ステージでイネオスからジャージを奪取。悔しさを晴らす形となった。

また、ボーラ・ハンスグローエはグランツール初の総合優勝。この勝利はチームにとっても快挙だ。19ステージ終了時点でカラパスとヒンドレーのタイム差はわずか3秒。だが、イネオスは数々の総合優勝を獲得してきたレース巧者。今回も盤石なレース運びで総合優勝を獲得するかと思われた。しかし、ボーラはその牙城を崩した。特に20ステージのチーム力は圧巻。ヒンドレーのマリアローザは、一人一人が仕事を全うした結果といえるだろう。

▼2020年ジロ・デ・イタリア最終ステージの詳細はこちら
ジロ・デ・イタリア|史上初!ゲイガンハートが最終日に逆転、新城13回目のグランツール完走|最終ステージ

ジロ・デ・イタリア|史上初!ゲイガンハートが最終日に逆転、新城13回目のグランツール完走|最終ステージ

2020年10月26日

ステージ優勝 ソブレロ  コメント

素晴らしい気分だけど、まだ信じられない。今ジロの2つのタイムトライアルで、(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコが)両方勝つことができてうれしいよ。メカニックの仕事や支えてくれたスポンサーに感謝したい。21年のジロのタイムトライアルでフィリッポ・ガンナが勝ったけれども、それに続けて勝てたことも素晴らしい。彼は僕のことを誇りに思ってくれていると思うよ。僕たちは親友なんだ!

総合1位 ジャイ・ヒンドレー コメント

オーストラリア人選手の中で、初めてジロ・デ・イタリアで総合優勝した選手になれたなんて信じられない。本当に興奮しているし誇りに思うよ。2020年のジロの最終ステージのタイムトライアルでマリアローザを着て走ったのに、負けてしまったことを今でも覚えている。今朝はあのときと同じようにならないようにしようと心掛けたよ。自転車に乗った感触も良かったし、今はこの勝利を楽しみたいよ!

ジロ・デ・イタリア2022 第21ステージ結果

ステージ結果

1 マッテオ・ソブレロ(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、イタリア)22’24”
2 テイメン・アレンスマン(チーム ディーエスエム、オランダ)+23”
3 マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス、オランダ)+40”
4 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード、オランダ)+1′08”
5 ベン・トゥレット(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)+1′12”
6 マウロ・シュミット(クイックステップ・アルファヴィニル、スイス)+1′17”
7 マグナス・コルト(EFエデュケーション・イージーポスト、デンマーク)+1′18”
8 トビアス・フォス(ユンボ・ヴィスマ、ノルウェー)+1′19”
9 マイケル・ヘップバーン(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、オーストラリア)+1′24”
10 リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ、エクアドル)

個人総合時間賞(マリアローザ)

1 ジャイ・ヒンドレー(ボーラ・ハンスグローエ、オーストラリア)86:31’14”
2 リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ、エクアドル)+1’18”
3 ミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)+3’24”
4 ヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナ・カザクスタン チーム、イタリア)+9’02”
5 ペリョ・ビルバオ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)+9’14”
6 ヤン・ヒルト(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、チェコ)+9’28”
7 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)+13’19”
8 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、イタリア)+17’29”
9 フアン・ロペス(トレック・セガフレード、スペイン)+17’54”
10 ヒュー・カーシー(EFエデュケーション・イージーポスト、イギリス)+18’40”

ポイント賞(マリアチクラミーノ)

アルノー・デマール(グルパマ・エフデジ、フランス)

山岳賞(マリアアッズーラ)

クーン・ボウマン(ユンボ・ヴィスマ、オランダ)

ヤングライダー賞(マリアビアンカ)

フアン・ロペス(トレック・セガフレード、スペイン)

チーム総合

バーレーン・ヴィクトリアス

▼【保存版】ジロ・デ・イタリア2022スタートリスト&コースプレビューはこちら

ジロ・デ・イタリア2022

 

 

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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