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ツール前哨戦ドーフィネ開幕 ワウトがスプリント制しマイヨジョーヌ|クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ

フランス南東部を舞台とするステージレース「クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ」が現地6月5日に開幕。大会初日は192kmのステージが行われ、集団スプリントによる勝負をワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)が制した。そのまま個人総合でも首位に立ち、今大会最初のマイヨジョーヌ着用者になった。

ログリッチ、ヴィンゲゴー、フルームら豪華メンバーが参戦

クリテリウム・ドゥ・ドーフィネは1947年初開催で、当初は現地の新聞社ドーフィネ・リベレが主催だったことから、社名がそのまま大会名として知られていた。2010年よりツールを主催するA.S.O.(アモリ・スポル・オルガニザシオン)が開催権を得て、現在に至っている。

©︎ A.S.O./Aurélien Vialatte

例年6月上旬の開催で、開幕1カ月を切ったツールの前哨戦としても名高い。総合系ライダーにとどまらず、有力選手の多くが最終調整レースとして参戦し、脚を試す場となっている。今年もツール出場予定選手が多数乗り込んでおり、ファンアールトのほか、プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)とヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)のユンボ・ヴィスマ勢、クリストファー・フルーム(イスラエル・プレミアテック、イギリス)、ベン・オコーナー(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、オーストラリア)、エンリク・マス(モビスター チーム、スペイン)、アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ・カザクスタン チーム、カザフスタン)、ダヴィド・ゴデュ(グルパマ・エフデジ、フランス)といった面々がスタートラインに並んだ。

©︎ A.S.O./Aurélien Vialatte

大会初日、第1ステージはラ・ヴルト=シュル=ローヌからボーシャステルまでの192km。序盤から2級山岳の上りがあるなど、4つのカテゴリー山岳を越える丘陵コース。大周回をめぐったのち、残り約60kmで一度フィニッシュラインを通過して小周回へ。レース終盤は下りと平坦で、集団に残った選手たちによるスプリントが想定された。

それを見越してか、レースは早い段階で3選手の逃げが決まって、メイン集団は2分前後のタイム差を維持する状態が続いた。ローレンス・ハイス(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、ベルギー)、マキシム・ブエ(チーム アルケア・サムシック、フランス)、ピエール・ロラン(B&Bホテルズ KTM、フランス)が先行し、通過するすべてのカテゴリー山岳はロランが1位通過。この日を終えた時点での山岳賞首位を決めている。

©︎ A.S.O./Aurélien Vialatte

メイン集団では、このステージ最後のカテゴリー山岳である3級の上りでディラン・フルーネウェーヘン(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ、オランダ)が脱落。有力視されていたスプリンターが遅れたことで、復帰を阻もうと集団は活性化。タイミングをほぼ同じくして逃げていた3人をすべてキャッチすると、ステージ優勝を狙うトレック・セガフレード、イネオス・グレナディアーズ、ユンボ・ヴィスマの3チームが中心になって、集団のペースアップを図った。

©︎ A.S.O./Aurélien Vialatte

この間、ミッケルフレーリク・ホノレ(クイックステップ・アルファヴィニル、デンマーク)が仕掛ける場面があったものの、決定打には至らず。やがてフルーネウェーヘンも1分近く後方へ置き去りにして、前線に残ったメンバーでの勝負となった。

スプリントへ向け進む中、残り1.6kmでレミ・カヴァニャ(クイックステップ・アルファヴィニル、フランス)が飛び出したが、これもフィニッシュ手前1kmで集団がキャッチ。イネオス・グレナディアーズが先頭に立って、スプリント態勢へと入っていった。

絶好のポジションから発射されたのは、イーサン・ヘイター(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)。しかし、その番手にはファンアールトが控え、ヘイターの動きに合わせながら一気の加速。他チームのスピードマンが追う中、最後まで肩を並べさせることはなく、ファンアールトが一番でフィニッシュラインを通過した。

©︎ A.S.O./Aurélien Vialatte

4月下旬のリエージュ~バストーニュ~リエージュで3位に入ってからは、休養とツールに向けた調整に入っていたファンアールトだったが、久々のレースでも強さを発揮。今年はツールでポイント賞のマイヨヴェールを狙いたいとの意欲を見せており、ここで順調な調整ぶりをアピール。今大会最初のリーダージャージ着用者となり、第2ステージはマイヨジョーヌでスタートラインに並ぶ。

©︎ A.S.O./Aurélien Vialatte

この日は113選手がトップと同タイムでフィニッシュ。総合系ライダーで遅れた選手は出ておらず、まずは平穏に大会初日を終えている。

現地6日に行う第2ステージは、サン・ペレからブリーヴ=シャランサックまでの170km。第1ステージ同様に4つの丘越えが控えるが、なかでも中盤でやってくる2級の上りは11.6kmと登坂距離が長め。ステージ優勝争いは、この局面を乗り切れるかどうかにかかってきそうだ。

ステージ優勝、個人総合時間賞 ワウト・ファンアールト コメント

©︎ A.S.O./Aurélien Vialatte

「レース後半がタフだったので、スプリンターを振り落とそうと考えていたチームが多かった。結果的に自分向きの状況を作り出せたので良かった。今日のようなステージこそ自分は脚を試せるので、良い結果を残すことができたのはとてもうれしい。

ここしばらくはスプリント強化をしていて、この先のステージも私に向いているレイアウトなので、できる限りジャージを守りたいと思う。大会後半でプリモシュ(ログリッチ)へ引き渡すことがベストだが、難しいステージが控えているので慎重にレースをコントロールしていかなければならない」

クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2022 第1ステージ結果

ステージ結果

1 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー) 4:37’31”
2 イーサン・ヘイター(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)ST
3 ショーン・クイン(EFエデュケーション・イージーポスト、アメリカ)
4 ユーゴ・パージュ(イスラエル・プレミアテック、フランス)
5 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(トタルエナジーズ、ノルウェー)
6 ヤスパー・ストゥイヴェン(トレック・セガフレード、ベルギー)
7 クレマン・ヴァントゥリーニ(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
8 マキシム・ファンヒルス(ロット・スーダル、ベルギー)
9 バンジャマン・トマ(コフィディス、フランス)
10 ヤニック・シュタイムレ(クイックステップ・アルファヴィニル、ドイツ)

個人総合時間賞

1 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー) 4:37’21”
2 イーサン・ヘイター(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)+0’04”
3 ショーン・クイン(EFエデュケーション・イージーポスト、アメリカ)+0’06”
4 マキシム・ブエ(チーム アルケア・サムシック)+0’07”
5 ローレンス・ハイス(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、ベルギー)+0’08”
6 ピエール・ロラン(B&Bホテルズ KTM、フランス)+0’09”
7 ユーゴ・パージュ(イスラエル・プレミアテック、フランス)+0’10”
8 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(トタルエナジーズ、ノルウェー)
9 ヤスパー・ストゥイヴェン(トレック・セガフレード、ベルギー)
10 クレマン・ヴァントゥリーニ(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)

ポイント賞

ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ、ベルギー)

山岳賞

ピエール・ロラン(B&Bホテルズ KTM、フランス)

ヤングライダー賞

イーサン・ヘイター(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)

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PROFILE

福光俊介

福光俊介

サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。

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