
皿の上の芸術品!大阪のカレー職人が生み出す、ハイブリッドなスパイスカレー

FUNQ
- 2016年10月04日
カレーという芸術作品を堪能あれ
一皿のカレーのなかに自分を表現し、誰も見たことのない「ホンマにやばい」カレーを作りたかったという、オーナーのオギミ〜ル☆さん。インド料理を学ぶのではなく、あえて様々なジャンルのレストランで経験を積んだという。そんな彼が完成させたのは、「香り」のトリックを仕掛けた、カレーという名の芸術作品である。
スパイスを音に当てはめて
味覚だけでなく視覚も刺激的な、カレーの全貌を紹介しよう。オギミ〜ル☆さんがヒントを得たのは、スピーカーや楽器の音を調整する機能、イコライジング(!)。スパイスを音に当てはめて、美しい三角形になるようイメージを作りあげていったそうだ。
カルダモン 上品で爽やか。三角形のトップにくる高温の香り。
ローリエ “音のつなぎ役”だというローリエは、中音の役割を果たす。
ブラックペッパー 中低音に当てはまり、味と香り全体の芯になる。
シナモン 低音で、ベース音に位置する。
チリペッパー 多く使うとノイズ(雑音)が生まれるため、少しだけ使う。
芸術的なテクニックに注目
その1 ライスにも香りを
クミンの香りをつけた、鮮やかな黄色いライスをドーム状に盛る。バジルをまぶし、ルーをかけるという職人技で、彩りよくカレーが広がる。
その2 いんげんの塩漬けとレーズン
カレーには塩を入れていないので、通称“味バクダン”のいんげんの塩漬けを配置。飽きずに食べ進めることができる。まばらに散りばめられたレーズンは、甘みを担当。スパイスの刺激を和らげてくれる。
その3 素揚げしたししとう
白いピクルスと、素揚げしたししとう。ししとうは少し傾けて配置するのがこだわり。味と香りを引き立たせるため、好きなタイミングでかじるのだが、まず最初の一口に食べるのがおすすめ。
DATA
Columbia8 北浜本店
住所/大阪市中央区道修町1-3-3 エビス道修町ビル2F
06-6203-7788
営業/11:00~15:00、水・金曜11:00~15:00、18:00~22:00、土曜12:00~1
7:00
休み/日曜・祝日
http://columbia8.info/
(出典: スパイスカレーの教科書 )
SHARE