【永久保存版】自家製イクラの作り方
buono 編集部
- 2016年12月15日
きらきらと光る美しいイクラ。料理紳士なら誰しも、一度はイクラを一から仕込んでみたいと思うだろう。手間暇かけたイクラは美味しさはもちろん愛おしさも格別。いざ、仕込みにとりかかろう!
筋子を美しいイクラに仕立て上げる
材料
生筋子……300g
作り方
1
筋子は塩蔵した塩筋子が多く市販されているが、ここでは未加工の生筋子を用意する。鮭の旬と同じ9月~11月に多く出回る。
2
大きめのボウルに50〜60℃のお湯を張り、塩大さじ1程度を溶かす。筋子を入れ3〜4分置く。
3
表面の白くなった皮の部分が卵巣膜。湯の温度が低すぎると剥がれにくくなるため、温度計を使うなど温度管理は万全に。
4
卵巣膜を指で優しく開いていくとイクラの粒が見えてくる。皮や筋でつながっているため、丁寧に剥がしていく。
5
イクラは冬が近づくにつれ薄皮が固くなっていく。初物筋子はやわらかく、取り扱いレベルもやや高い。
6
手の平で優しくほぐすように、残った皮や筋などを根気強く取り除いていく。
7
イクラがある程度きれいになったら一度ざるにあげ、塩小さじ1程度を溶かした塩水に移す。
8
ボウルを揺らしながら浮いてきた筋や皮を取り除き、イクラの表面の付着物をきれいに落とす。
9
7〜8の工程を2〜3回繰り返す。皮や筋は口当たりも悪く、見た目も良くないため、ここで仕上がりの良し悪しが左右される。
10
皮や筋がきれいに取り除けたらイクラを一度ざるにあげ、最後は真水を入れたボウルの中で軽くゆすぐ。
11
ここで筋子の粒が白く変色していても元に戻るので大丈夫。ざるにあげて皮や筋が付いていないか最終チェック。
12
水分をしっかり切るために15分程度置いたら下処理は完了! 作業自体は簡単だが、根気と愛情を持って臨むべし。
ごはんが進む最強の逸品 醤油漬け
材料
醤油……50cc
みりん……25cc
酒……50cc
だし昆布……3cm
作り方
醤油、みりん、酒を煮立てて冷ましたものを、前ページで処理をしたイクラとだし昆布にかけ、ひと晩置く。味が丁度良いタイミングで、漬け汁を切ると良い。冷蔵で1週間保存可。
口に広がる魚卵の旨味 塩漬け
材料
塩……10g(生筋子の3%の量)
作り方
前ページで処理をしたイクラに塩をまぶし、2〜3時間置く。岩塩ではなく海水原料の塩がベストマッチ。
そのままごはんにかけたり、料理のアクセントとして用いたりとなにかと使えるイクラ。冷蔵庫で1週間ほど保つので、チャレンジしてみよう。
出典
SHARE
PROFILE
buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。