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蔵王温泉スキー場のリフト券オンライン販売を開始。混雑状況も可視化

訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを提供するWAmazing株式会社(代表取締役CEO:加藤 史子、本社:東京都台東区、以下「WAmazing(わめいじんぐ)」)は、蔵王索道協会(所在地:山形県山形市、会長:宮林 伸一)、および山形市と連携し、日本最大級の面積を誇るスノーリゾート「蔵王温泉スキー場」のリフト券オンライン販売を開始した。

Withコロナ時代に合わせ、蔵王温泉スキー場がDXを推進!

オンラインで事前購入したリフト券はQRコード化され、現地に実験的に導入する(※1)自動発券機にかざすことで発券でき、発券時の人との接触を避けられると同時に、窓口の混雑緩和やキャッシュレス決済による感染リスクの軽減を図る。また、これまで冬季は主要な駐車場や駅周辺が混雑してしまい、入場までに時間がかかるという課題があったが、蔵王温泉スキー場公式WEBサイトを総合案内のプラットフォームとしてリニューアル。サイト内で主要な駐車場や駅等の場所と混雑状況をリアルタイムで見られるようにすることで、一極集中を防ぎ、利用者の利便性向上に繋げていく。

(※1)2022年1月中旬より、蔵王ロープウェイ「蔵王山麓」駅、蔵王中央ロープウェイ「温泉駅」、蔵王ベースセンタージュピアの3カ所に設置予定。

▲世界的に有名な蔵王の樹氷

実施の背景と目的

蔵王では、世界的に有名な「樹氷」観賞を目的としたインバウンド観光客と、スキーヤーが蔵王ロープウェイ山麓駅等、特定の場所に集中し、「オーバーツーリズム」が課題となっている。加えて、駐車場の位置や混雑状況の案内が不十分だったことから、他の駐車場が空いているにも関わらず、特定の駐車場が混み合い、公道上まで列になる問題も生じており、来場者からの不満が上がっていた。

これらの課題解決に向け、今シーズンから「混雑情報の把握」「オンラインでのリフト券事前購入」「地域内の飲食情報」が集約された、WEBプラットフォームを開発。利用者が快適に蔵王温泉スキー場エリアを周遊できる環境を整備する。また、この取り組みは、観光庁「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」【事業者連携型】(※2)を活用している。

(※2)地域が作成した観光拠点再生計画に基づき、観光庁が全国約100カ所の観光拠点を再生、魅力・収益力を高める事業を支援する取り組み。

総合案内機能を持たせた、WEBプラットフォームの開発

蔵王温泉スキー場エリアにおける総合的な案内機能の不足を解消するため、WEBプラットフォームを構築し、下記の情報を集約。
・ネットワークカメラの映像を表示し混雑情報を配信
・CMSを活用し、情報更新しやすい飲食店情報の掲載
・現地の天気や各スキー場のリフトの運行状況等の表示
・アクセス情報の整備
・オンラインでのリフト券販売

名湯名山スノーリゾート
蔵王温泉スキー場:http://www.zao-ski.or.jp/

▲サイトTOP

ネットワークカメラの設置により混雑状況を可視化

スキー場内、リフト、ロープウェイ、各駐車場の混雑状況を把握するため、今シーズン中、実証的に全8カ所(※3)にネットワークカメラを設置予定。(先行して3カ所への設置完了)その映像を、リアルタイムでWEBプラットフォーム上に表示することで、地域内の混雑状態の平準化を図る。

(※3)設置予定:中央ロープウェイ第一駐車場、中央ゲレンデ、蔵王ロープウェイ駅舎駐車場、蔵王横倉ゲレンデ、樹氷高原駅駅舎改札前、JUPEER前第一リフト乗り場、蔵王サンライズゲレンデ駐車場、蔵王体育館前駐車場。

▲ネットワークカメラ表示

オンラインでのリフト券販売と自動発券機の試験導入

これまでは現地窓口でのリフト券販売、手渡し発券を行ってきた蔵王温泉スキー場だが、Withコロナ時代の旅行需要回復を見据え、今シーズンから、オンラインでのリフト券事前販売を開始。シーズン中は利用予定日を事前に選択の上、リフト券を購入してもらう仕組みを搭載しているため、利用者が拡大することで、将来的には事前に混雑状況を知らせすることも可能になる。2022年1月中旬から自動発券機も合わせて導入することで、非対面・非接触でのスムーズなリフト券受け取りが実現する。

オンライン販売における取り扱い券種は、1日券~4日券の大人用、子供用。利用者は購入後に発行するQRコードを自動発券機にかざすだけで、数秒後にはゲート通過の為のICカードが発券される。手軽に、そして混雑や人との接触を回避して、安全安心に蔵王温泉スキー場を楽しんでもらう環境を整備した。

▲オンライン販売のフロー

蔵王温泉内の駐車場と各ゲレンデを結ぶ、ゲレンデシャトルバスの運行

広大な面積を誇る蔵王温泉スキー場だが、これまでエリア内の交通が不十分で、スキーヤーや観光客の移動の利便性に課題を抱えていた。今シーズン、観光庁「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」【事業者連携型】を活用し、蔵王温泉内の駐車場と各ゲレンデ(※4)を結ぶゲレンデシャトルバスを実証運行する。(特定日運行・乗車無料)

この事業により、スキーヤーや観光客の蔵王温泉スキー場エリア内の移動の利便性が向上するほか、エリア内の移動手段が増えることで、WEBプラットフォームとは別のアプローチで「オーバーツーリズム」の解消にも繋がることが期待される。

(※4)停留所:唐松駐車場、蔵王体育館、蔵王温泉バスターミナル、蔵王中央ロープウェイ、大森駐車場、蔵王ペンション村、黒姫駐車場(唐松駐車場、蔵王体育館、蔵王ペンション村、黒姫駐車場は、発車・停車しない便もあり)

蔵王索道協会とWAmazingは、引き続き当連携事業において、蔵王温泉スキー場のDX推進を通し、利用者の顧客満足度の向上を図り、観光産業回復期に選ばれる地域を目指していく。

蔵王索道協会概要

団体名:蔵王索道協会
代表者:会長 宮林伸一
所在地:〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉 土合709−1
事業内容:蔵王温泉スキー場の運営事務業務
TEL:023-694-9617
ホームページ:http://www.zao-ski.or.jp/

山形市

自治体名:山形市
代表者:市長 佐藤孝弘
所在地:〒990-8540 山形県山形市旅篭町二丁目3番25号
TEL:023-641-1212
ホームページ:https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/

WAmazing会社概要

称号:WAmazing株式会社(読み:わめいじんぐかぶしきがいしゃ)
所在地:〒111-0053 東京都台東区浅草橋4丁目10−8 TFAビル7F
代表:代表取締役CEO 加藤史子
資本金:24億5,242万円(資本剰余金を含む)
設立:2016年7月
ホームページ:https://corp.wamazing.com/

Info

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PROFILE

フィールドライフ 編集部

フィールドライフ 編集部

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

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