スキレットのサビ対策!予防方法からサビの落とし方まで完全攻略!
FUNQスタッフ
- 2022年05月29日
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ご家庭での料理だけでなくキャンプでもよく使う料理道具、スキレット。スキレットは鋳鉄製のため熱伝導性が高く、食材の旨味をとじ込めて料理をより美味しく仕上げることができます。しかし、スキレットはサビやすいのも特徴の1つです。
そこで今回は、スキレットのサビ対策の方法やサビづらいスキレットについて詳しく紹介をしていきます。
スキレットについたサビの落とし方
スキレットは丁寧にケアをしておかないとサビてしまいます。ここではスキレットがサビてしまったときの対処方法について紹介していきます。
必要な道具
■バーナー
バーナーでサビた箇所を焼き、スキレット全体を温めるときに使用します。家で手入れをするときは家庭用のガスバーナー、キャンプ場で手入れをするときはシングルバーナーがあれば大丈夫です。
■金タワシ
スキレットのサビの汚れはかなり頑固です。食器スポンジを使用してもなかなか落ちません。金タワシを使えばサビをとる時に便利です。
■食用油
スキレットを洗い終えて保管するときにコーティングをするのですが、そのときに使用します。食用油でしたら種類は問いませんのでお手持ちのものを使ってください。
サビ落としの手順
ここからは、スキレットのサビ落としの手順について解説していきます。
先ほど、紹介した道具があればキャンプ場での片付けのときや、自宅でも簡単にできますので、やり方をマスターしてみてください。
サビた箇所を火に当てる
まずは、バーナーなどの火でスキレットのサビた箇所を温めていきます。スキレットは全体的に火が通りやすいので、バーナーにスキレットを置いておくだけで大丈夫です。
火を通す目安としては、サビた箇所が黒く変化すれば大丈夫です。
熱し終えたら粗熱をとります。
ここで注意点があります。スキレットを火にかけるときにスキレットを持つと思いますが、火傷をしないように耐熱用の手袋を必ず着用してください。
粗熱が取れたらタワシでゴシゴシ
スキレットを十分に熱し終え粗熱が取れたら、ぬるま湯を流しながら金タワシでゴシゴシとサビている部分をしっかり落としていきます。
このときにスキレットの熱が高い状態でおこなうと、急激な温度の変化からスキレットにダメージがつきやすいので注意が必要です。
金タワシを使うことでスキレットの表面を磨くように手入れすることができます。磨き終える目安としては、黒いサビや汚れがぬるま湯を流したときに出なくなったら十分洗えている証拠です。
スキレットを熱して乾燥
洗い終えたスキレットを再びガスバーナーなどで温めて水気を飛ばします。この工程をしなければ、またスキレットにサビができる原因となりますので、洗い終えたら必ずおこなってください。
オイルコーティングをして復活!
スキレットを熱し終え、スキレットが冷めたら最後の仕上げに入ります。熱し終えたスキレットに全体的に食用油を塗っていきます。
食用油をキッチンペーパーなどにしみこませ、スキレット全体に油を塗っていきます。この工程をおこなうことで、スキレットの表面に油膜のコーティングを作ることができ、サビにくく、焦げ付きにくいスキレットにすることができます。
もし、油を塗りすぎた場合は再度スキレットを熱することで油の加減の調整をすることができます。
スキレットをサビさせず長持ちさせるために
ここではスキレットをサビから防止し、長持ちさせるための方法を紹介していきます。一般的にスキレットは「耐用年数がない」いわれていますが、これは丁寧に扱わなかった場合の話です。サビの原因の対策をおこない、手入れをしていけば長く愛用のスキレットを使用することができます。
シーズニングを行う
シーズニングには「乾燥」という意味もあります。鉄製のスキレットに油を塗り乾燥させることからこの言葉が使われています。
使用した後にはシーズニングを必ずおこない、スキレットをサビから防止しましょう。残念ですが、この手入れをしなければスキレットはサビます。毎回手入れをすれば長く使用できるため、必ずシーズニングをしてください。
洗うときは洗剤NG
洗剤の使用目的は、食器の汚れを落とすことと、頑固な油汚れを落とすことです。シーズニングをやり終えたスキレットを洗剤で洗うと、せっかく丁寧に手入れをして油を塗ったスキレットの油を落とすことに繋がります。極力スキレットを洗う時は洗剤を使用しないでください。
急な温度差に注意
スキレットは鉄でできているため、急な温度差には大変ストレスがかかります。熱い状態のスキレットを急激に水などで冷やすとひび割れの原因にもつながる可能性があるため、使用方法には注意が必要です。
徐々に時間をかけて冷ますことでスキレットの熱は自然に下がります。もし片付けなどで急がなければならない時は、ぬるま湯を優しくかけてください。
サビづらいスキレットの紹介
お手入れの大切さは理解していても、毎回しっかりお手入れをするのは大変ですよね。ここでは、サビづらいスキレットをご紹介します。
サビづらいからといってお手入れが不要というわけではないのでご注意を!
LODGE(ロッジ) ロジック8インチ
購入後、お湯で洗うだけですぐに使用することができます。新品を購入してからすぐに使える点はかなり重要なところです。
値段:2,299円
重量:1.5kg
サイズ:直径21×5cm
コールマン クラシックアイアンスキレット
こちらの商品もシーズニングが不要です。また、蓋つきのスキレットになっているため、蒸し焼きにできるなど調理の時に便利です。しかし、この商品はLPガス非対応となっていますので購入時には注意してください。
値段:7,800円
重量:4.4kg
サイズ:27.5×41.5×10cm
キャプテンスタッグ スキレット(20cm)
この商品もシーズニング不要なのですぐに使うことができます。また、値段もほかのスキレットと比較してかなり安いので初心者の方も手が出しやすいのではないでしょうか。
値段:1,037円
重量:1.5kg
サイズ:21.5×31.5×5cm
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- 厚さ:4.5cm
- 取手:11.5cm
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サビ知らずのスキレットで料理を楽しもう
お気に入りのスキレットを長く使い続けるには、お手入れが非常に重要です。ぜひ今回ご紹介した手順を覚えて、使うたびにお手入れすることを心がけてください。
また、シーズニング不要のスキレットは今回ご紹介した以外にもたくさんの商品があります。ご自身の使用用途に合わせ、お気に入りのスキレットを使って、料理を楽しんでくださいね。
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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。