車中泊の場所選び!初めてでも安心・快適に車中泊するための準備
FUNQスタッフ
- 2022年05月30日
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近年アウトドアの人気が高まっている中で、車中泊の人気も段々と高まってきています。もしかすると、みなさんの周りにも車中泊をしたことがある方がいるかもしれませんね。
車中泊とは、車内で寝泊まりをすることをいいます。しかし、いざはじめようとすると「注意すべきことはなにか?」「必要なものはなにか?」「どこでやっていいのか?」など色々と不安を感じるのではないでしょうか。
そこで今回は、はじめての人でも安心・快適に車中泊ができるための準備や場所選び、注意点などを詳しく紹介します。
車中泊に向いているシーンは色々!
車中泊は気軽にできることが特徴です。ここでは車中泊をするときの様々なシーンを紹介していきます。
アウトドアが趣味なら車中泊で前泊も
アウトドア好きの人なら、目的地にいくときに途中時点で前泊することもあります。前泊することで、翌日の朝にゆっくりと準備することができるうえに、目的地に早く到着することができます。なかでも、登山やスノーボードで山に行く場合は、非日常の空間を楽しむことのできる車中泊はかなりおすすめです。
長い旅を車中泊で楽しむ
車での長旅になるとホテル選びも大変ですし、費用もかさみます。車中泊は泊まる場所を決める自由度がかなり高く、費用も安く収まるため、長旅も気軽に挑戦できるでしょう。
また、ご当地の人気スポットや絶景スポットでも車中泊ができるので、普段とは違った楽しみ方ができるかと思います。
ちょっと一人の時間がほしい時も
仕事や、家庭で過ごす時間の中でリフレッシュをしたくなるときはありますか?そんなときに車中泊をすれば、気軽に自然と触れ合えることができるので、仕事やお家時間などのストレスから解放されるでしょう。思う存分、一人の時間を有意義に過ごすことができます。
特に春や秋の季節は外にいても非常に過ごしやすい気温ですし、春には桜、秋には紅葉など四季折々の自然や風景を楽しむことができます。このような形でリフレッシュできることは、車中泊をする上でのメリットとしていえるのではないでしょうか。
車中泊を快適にする場所選び
車中泊をするときの場所選びは非常に大切です。車中泊はどこでもできるわけではないので、事前に車中泊をしても問題のないエリアかを確認する必要があります。
ここでは、車中泊の場所選びでおすすめできる場所を紹介していきます。
RVパーク
「RVパーク」という言葉をはじめて聞いた人もいるのではないでしょうか?
RVパークとは、快適に安心して車中泊が出来る場所を提供するために、一定の条件を満たした車中泊施設のことをいいます。RVパークは現在、全国各地に施設の整備が進められています。
施設の使用料金は有料ですが、入浴施設や電源設備が完備されている部分がメリット。利用にあたっては施設ごとに注意点があるため、必ず確認してください。
オートキャンプ場
オートキャンプ場は、キャンプ施設のテント区画内に車を乗り入れることができるキャンプ場のことをいいます。荷物をおろして運ぶ必要がないため、キャンプ地として人気なスポットです。
オートキャンプ場でキャンプをする人のなかには、テントを使用せずに愛車で車中泊をするキャンパーもいるとのこと。愛車で過ごす車中泊は、車好きの人にとって主福のひとときになるでしょう。
オートキャンプ場では、RVパークや道の駅などと違って自炊をすることができるため、材料と道具があれば好きな料理を作ることができます。
施設によっては、お風呂付き、電源サイト付きなどの場所もあるため事前にチェックしてみてください。
道の駅(一部に限る)
道の駅は全国各地にある買い物や休憩ができるスポットです。近年、道の駅は様々なサービスを充実させています。
道の駅では地元の名産品や特産品を販売しており、レストランでの食事も可能です。また、24時間利用ができる場所もあり、温泉施設のある道の駅まであります。
道の駅は基本車中泊NGですが、最近では車中泊OKな施設も出てきています。事前に注意事項を必ず確認してください。
車中泊する時の注意点
車中泊で使用する施設は公共の場であるため、他の利用者への配慮は必要不可欠です。自分勝手な行動、迷惑行為は絶対にしてはいけません。
また、防犯対策や車中泊に潜む注意点もいくつかあります。そこのポイントを理解しておかないと、犯罪に巻き込まれたり、事故につながる可能性もあります。
ここでは、快適かつ安全な車中泊をするための注意点について紹介していきます。
車中泊場所のルールに従いましょう
車中泊はどこでもできるわけではありません。その場所ごとにルールが決められています。
マナーが悪い利用者が原因で、車中泊が禁止されたり、施設の利用時間を制限されているところもあります。車中泊をはじめる前に、「目的地で泊まることができるのか?」「利用制限はないか?」「使用するにあたってのルール」などを確認してください。
騒音などまわりの迷惑にならないように
車中泊をすることが楽しく、テンションが上がりすぎて大声をあげたり、音楽を大音量で流してしまう人もいるかもしれません。しかし、日中であっても、自分勝手な行動は他の利用者にはストレスになるでしょう。近隣住民やほかの利用者の睡眠の妨げになる場合もあるので、音楽や会話のボリュームは、まわりに迷惑をかけない程度にしましょう。
エンジンは止めて換気をしっかり
エンジンをかけたまま車中泊をすると、一酸化炭素中毒に陥る可能性が高くなり、最悪の場合、生命にかかわることもあります。
一酸化炭素中毒の原因は、エンジンの排気ガスが車内に入り込み、車内に充満するためです。車中泊をするときには、絶対に自動車のエンジンを切ってください。
また、夜間にエンジンをかけたままにしておくと、騒音トラブルや環境汚染に繋がるので注意してください。
エンジンを夜間に使用する際は、最小限に抑えることを心がけましょう。
防犯対策はしっかりと、安全に気をつけましょう
日本は比較的安全ではありますが、万が一に備えて、男女問わず防犯対策を取る必要があります。車中泊をするときに周囲に人がいると安心するかと思いますが、必ずしも安心とは言い切れません。
就寝前に必ず自動車のロックを確認する、車内はカーテンを閉め外から見えにくい状態にするなどの対策が必要になります。護身用として、もしもの場合に備えて抵抗できる物も用意しておくといいかもしれません。
車中泊を快適にする最低限のアイテム
充実した車中泊をするためには、様々なアイテムの準備が必要になります。ここでは、車中泊をするために最低限必要なアイテムを紹介します。
カーテン、サンシェードなどの目隠し
寝ているときに外から車内を見えなくするためにカーテンやサンシェードが必要です。これらのアイテムを使うことで、個人のプライバシーを確保することができます。
車種ごとに対応している専用のカーテンやサンシェードがあるので、車中泊で使用する車種に対応するものを用意しましょう。
マットや寝袋などの寝具
車のシートを倒して平らにできたとしても、快適な睡眠がとれる寝床にはなりません。自動車のシートは寝るために作られていないため、工夫が必要です。
そこで、マットがあると大変便利です。マットを敷くことで、クッション性が増すので、楽な姿勢をつくることが可能です。また、マットや寝袋は冷え対策にもなります。
寝袋は季節ごとに対応しているものがあるので、車中泊をする時期にあわせた商品を選びましょう。
LEDランタンで車内を明るく、車のバッテリーも節約
普段は車内を明るくするためにルームランプを使いますが、車中泊となるとそうはいきません。先ほどもお伝えしたように、エンジンを切った状態で長時間ルームランプを使用すると、車のバッテリーが上がる可能性があるからです。そこで、LEDランタンを使用し、車内を明るくします。
ランタンには「ルーメン」といって明るさを示す値があるのですが、高い値のほうが明るく照らすことができます。
また、ひとつのランタンで部屋を明るくするのではなく、複数個用意すると明るさがさらに増します。車中泊をするときはLEDランタンをいくつか用意してみてください。
補足ですが、事故防止のため、決してガスランタンやオイルランタンは車内で使用しないでください。車中泊をするときの注意点でお伝えしたように、車内で可燃性のランタンを使うと一酸化炭素中毒になる可能性が非常に高くなります。車内に引火する可能性もあるので、ガスランタンやオイルランタンなど可燃性のものは使用しないでください。
やむを得ず可燃性のランタンを使用する場合は、対策方法として、必ず自動車の窓を空けるなどして、車内の換気をしっかりおこなってください。
車中泊におすすめのSUV・軽自動車と、おすすめのグッズを紹介
車中泊へのモチベーションがあがったところで!車中泊におすすめの車種をSUV・軽自動車それぞれで解説しています。
軽自動車・SUVに合わせたおすすめの関連グッズも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
車中泊は安全・安心に楽しみましょう
車中泊は非日常を味わうことができることもあり、人気がかなり高まっています。
車の中で生活をするわけですが、自宅以外の場所で生活するだけで気分が高まりますし、ゆっくり過ごすことができます。
しかし、準備がおろそかになってしまうと、いざという時に必要なものがなかったり、車中泊が予定の場所ではできない、お風呂に入れないといった最悪のケースもでてきます。
ここまで紹介してきたように車中泊をするためのマナーやルールを守り、必要なアイテムをそろえれば安全・安心な車中泊になることは間違いありません。
最初はなかなか勇気が出ないかもしれませんが、今回の記事を参考にして快適な車中泊への第一歩を踏み出してみてください。
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