キャンペーンも開催!【RIDE & FIELD】旅するファッションモデルのバイクパッキングスタイル。国内屈指の巨大湖と百名山をめぐる!初夏の風にのって「つくば霞ヶ浦りんりんロード」へ
フィールドライフ 編集部
- SPONSORED
INDEX
砂利路(グラベル)などの未舗装路も走れるように設計されたグラベルロードは、多めの荷物を積んで長距離を走っても音を上げないタフなマシン。そんなバイクを使ったバイクパッキングの一例を山下晃和さんに紹介してもらった。
編集◉フィールドライフ
文◉今坂純也(DIRT SKIP)
写真◉宇佐美博之
山下晃知さん
本業はモデルだが、オートバイにクルマに自転車に登山……ほか、数えきれないほどのアウトドアスポーツを趣味にもつ。アスリート系モデルならではの鍛え上げられた肉体+輝く笑顔でファンも多い。タイクーンモデルエージェンシー所属
日本を代表する超有名なサイクリングルートへ!
今回、山下さんが紹介してくれるルートは、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」と呼ばれるナショナルサイクルルート。サイクリングによって地域をめぐることで、その土地の魅力を余すことなく楽しむことができるのがバイク(自転車)。そこで国はサイクルツーリズムの活用を推し進めることに。そして2016年に成立した「自転車活用推進法」に基づき、新たな観光価値の創造や地域創生を図るため、日本を代表して世界に誇れるサイクリングルートを”ナショナルサイクルルート”として指定する制度を創設した。
その第一次ナショナルサイクルルートとして2019年に指定されたのが、「しまなみ海道サイクリングロード」、びわ湖を一周する「ビワイチ」、そして約180kmを誇る今回の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」だ。このナショナルサイクルルートに指定されるには、「ルートの延長がおおむね100km以上であること」「鉄道の駅などにレンタサイクルや着替え場所等が設置されていること」「サイクルステーションがルート上におおむね20kmごとに整備されていること」「ルート直近にサイクリスト向けの宿泊施設がおおむね60kmごとにあること」が要件として盛り込まれている。つまりナショナルサイクルルートは、「バイクツーリングをするうえでのベストルート」ともいえるのだ。
遥か彼方まで真っ直ぐ続く道。
つくば霞ヶ浦りんりんロードは、自家用車の普及とともに1987年に廃線となった筑波鉄道の線路跡を舗装し、サイクリングロードとして有効活用された道。ここには筑波鉄道運行当時の勾配標や距離標などが残されていて、ノスタルジックな趣もある。筑波鉄道全18駅のうち虫掛駅、常陸藤沢駅、筑波駅、真壁駅、雨引駅、岩瀬駅の6つがいまも休憩所として整備され、当時の面影を残しているので鉄道好きなサイクリストにはたまらないルートともいえるだろう。元は鉄道が走っていたルートなので急カーブはなく、一直線に進むルートが多い。しかも急勾配もなく、つくば霞ヶ浦りんりんロードをクルマが横断するときは、きちんと一時停止をしてサイクリストを優先してくれる。だから、初心者や初級者にも安全で安心して走れる道なのだ。
今回はキャンプ泊だが、バイクの保管場所や整備場所の確保、ウエアのクリーニングや宅配の受け取り、配送ができる「サイクリストにやさしい宿」が県内には60以上もあるので宿選びにも困らない。「茨城県は、都内からなら自走でも行ける距離だし、輪行なら東京駅から岩瀬駅で約2時間半。さらに遠方からは飛行機でのアクセスも便利で、輪行に慣れていない人にもおすすめです」と山下さん。
彼が今回すすめてくれたルートは、JR岩瀬駅をスタート後、約40km南下してキャンプ泊、翌日は霞ヶ浦北部を走って内陸部経由でJR土浦駅がゴールとなるルート。バイクパッキングスタイルの輪行もかなり手慣れた山下さんは、当たり前のように都内から輪行で岩瀬駅にやってきた。
今回は2日間で約80kmを走るルートだが、初心者や初級者には良さそうでも、バリバリのサイクリストには物足りないのでは?
「走るのに慣れているサイクリストは、1日100km走るのでさえ『そんなに驚くことじゃない』という感覚だと思いますが、キャンプツーリングを楽しむ場合は1日30〜50km程度のルートをおすすめします。そのほうが、決めたルートを外れておいしいものを食べたり、映えポイントでゆっくり写真を撮ったりできる。疲れも少ないのでキャンプ泊の買い出しや夜も楽しめますからね」とのこと。
全国第2位の面積を誇る霞ヶ浦へ!
JR岩瀬駅を出るとすぐに田園風景のなかを貫くつくば霞ヶ浦通りりんりんロードへ。路面に凹凸はなくスムーズで走りやすいし、何より後方を走る取材班に、要所要所で山下さんがハンドサインと声で「止まります」「曲がります」「障害物があります」などを教えてくれるのでとってもラク。
前方には日本百名山のひとつ、筑波山が見えてきた。健脚サイクリストなら、今回のルートから少し外れて筑波山ヒルクライムにチャレンジするだろうが、貧脚取材班を思ってくれたのか山下さんは筑波山の眺めを堪能するだけにしておいてくれた。助かった……。
百名山のなかでも一番低い山として知られる標高877mの筑波山だが、つくば霞ヶ浦りんりんロードの途中からアプローチするヒルクライムルートの上り勾配は10%超えでかなり上りがいがある。
つくば霞ヶ浦りんりんロードから、少し外れて食や歴史的史跡を十分堪能しても16時にはキャンプ場へ到着! 夜はかつてバイクパッキングでめぐった海外の話や趣味の話、モノへの変態的こだわり(!)などで大いに盛り上がった。
オートバイや登山、サーフィンにクルマ、そしてバイク全般にキャンプほか、数えきれないほどの趣味をもつ山下さんにバイクパッキングの魅力を聞いてみた。
「バイクパッキングは、免許が必要なオートバイクツーリングと、確かなモノ選び&担げる重さなどを考えないと危ない登山との”ちょうど中間で、もっともチャレンジしやすいジャンル”です。そして、これに輪行を加えることで、最短で遠くまで行ける最高の乗り物になります。だって、輪行で羽田発・早朝便の飛行機に乗れば、お昼には沖縄でツーリングを楽しむ……なんてことも可能。クルマやオートバイだとさすがにこれは難しいので、公共交通機関を使ったバイクパッキングは超オススメです」と、話してくれた。
山下さんのバイクパッキングギアはこちら!
プラス予備衣類で2泊以降もOK!
2021年モデルのキャノンデール/トップストーン4はカーボンんフォークを採用したアルミグラベルロード。タイヤを37Cから43Cへ、サドルとバーテープを好みのものに変更した程度のほぼノーマル。Origin8・プログリップⅡはスニーカーでも漕ぎやすいペダルストラップ。
- モンベル/コンパクトリンコウバッグ
- ケーノンのサングラス
- ネイサンのパックには財布とカード入れ、反射板、ワイヤレスイヤホン
- グリップスワニーのグローブ、120mmノコギリ、SOTO/ポケトーチ、ノグ/クオッカヘッドランプはサドルバッグに収納
- テンマクデザイン/男前ファイヤグリル(サドルバッグ大に収納)
- オルトリーブのドライバッグ。右フロントフォークには衣類、レインウエア。左には何が/ミニマリズム180(寝袋)
- レーザー/ジェネシスヘルメット
- リストラップのトップチューブバッグ小には予備チューブ、ペダルレンチ、携帯ツール
- キャリー・ザ・サン(ソーラーランタン)
- フォギークのLEDランタン
- ポータブルスピーカーEWA/A106もサドルバッグ大に収納
- パーゴワークス/ニンジャテント(フロントバッグに収納)
- ダウンチューブにはレザインのポンプ&パンク修理セット
- メディカルキット
- トラベルキットはミニバッグへ
- シェラカップとホバーライトの世界最軽量スポーク
- SOTO/SOD-320(OD缶はC&C.P.H.EQUIPMENTのダイニーマカバーで保護)
- クライミット/イナーシャXフレームマット(サドルバッグ大へ収納)
- ヘリノックス/タクティカルチュアミニ(右フロントフォークのバッグへ収納)
今回の立ち寄りスポット
SPOT 1
JR水戸線岩瀬駅。駅前のレンタサイクル(要予約)を使ったサイクリングも可能。予約は駅から徒歩1分の高砂旅館(TEL.0296-75-2165)で。駅前スペースは広く、バイクの組み立ても余裕。
SPOT 2
加波山普明神社。数十m先にきらびやかな真壁拝殿があり、本殿では標高709mの加波山(かばさん)山頂。足慣らしのために平均勾配約6%の舗装された林道を上って行ってみるのもいい。
SPOT 3
松屋製麺所。つくば休憩所そばにあり、汗をかいた体にやさしい塩味がぴったりな「ちゃーしゅーめん」がおすすめ。自然素材のみを使った魚介スープともちもち麺は、店内販売も行う。
SPOT 4
沼田屋本店。カリントウをイメージした黒糖を使った「カリントウ饅頭」が人気。サクッとした食感と控えめな甘さのこし餡で、揚げ饅頭なのに、あっさり味。いくらでも食べられそうだ。
SPOT 5
フォンテーヌの森CAMP&BBQ1992。雑木林が広がる森のキャンプ場はJR土浦駅まで約7km。シャワー室や家族風呂があり、清潔感のあるトイレ、ログキャビン、電源付きサイトも用意。
SPOT 6
畔の駅コハン。かすいち(霞ヶ浦一周)にチャレンジする際の補給ポイントとして、施設内2階の「かすみキッチン」が人気。がっつり食べるランチやスイーツがサイクリストにおすすめ。
ACCESS
クルマにバイクを載せて行く場合、早朝にJR岩瀬駅に着いたらクルマは駅前駐車場へ。ただし、クルマだとゴールの土浦駅から輪行で戻る必要があるため、始発で東京駅を出て8時前に岩瀬駅に着く輪行がおすすめだ。
ADVICE
日本を代表するサイクリングロードだけであり、とても走りやすい。激坂はなく、湖岸道路以外ではクルマも走っていないため、後方からのプレッシャーも皆無。初心者にもおすすめでき、バイクの種類も選ばない。
RIDE&FIELDキャンペーン!
山下さんと行く!バイクパッキングツアーへご招待!
自転車とアウトドアを楽しむ「RIDE&FIELD」なスタイルをSNSでアップしよう! TwitterまたはInstagramにて、バイクパッキングやツーリングを楽しんでいる模様をアップしていただいた方の中から抽選で、山下さんがガイドするバイクパッキングツアーへご招待。なんと、バイクパッキングに便利な「Discoverチームシートバッグ」もプレゼント!
#RIDEANDFIELD
- 【キャンペーン応募要項】
応募受付期間:2023年9月10日(日)まで
賞品:山下晃和さんと行く1泊2日バイクパッキングツアー&Discoverチームシートバッグ
※ツアーは2023年9月30日(土)〜10月1日(日)の関東近郊を予定しております。集合場所までは各自交通費・行動食のご負担をお願いします。
応募資格:日本国内にお住まいの成人以上で、バイクパッキングが可能なキャンプ道具(テント、寝袋、マット)をお持ちの方
応募方法:Twitter(X)またはInstagramにて「#RIDEANDFIELD」のハッシュタグを付けて、サイクリングまたはキャンプを楽しまれているお写真をアップ
※応募受付期間終了後、RIDE&FIELDキャンペーン事務局にてハッシュタグを検索し、抽選いたします。 - 【ご注意】
・賞品の交換・換金・返品・および当選権利の譲渡(転売等)はできません。
・当選の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
・当キャンペーンはやむを得ない事情により中止・変更となる場合があります。
- BRAND :
- フィールドライフ
- CREDIT :
-
編集◉PEAKS
文◉今坂純也(DIRT SKIP) Text by Junya Imasaka
写真◉宇佐美博之 Photo by Hiroyuki Usami
SHARE
PROFILE
フィールドライフ 編集部
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。