アップルが、GW中に親子で学ぶコンテンツを多数提供 #学びを止めるな
- 2020年04月28日
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学校が始まらない。子供の勉強が心配?
学校の休校が続き、子供たちが家にいるのはうれしいが、学校に行っていない間、勉強が進んでいなくて心配……と思っている親御さんは多いのではないだろうか?
自分で勉強に取り組める生徒や、塾から与えられた課題のある子はどんどん勉強が進んで、そうでない子はゲームや友達とのLINE三昧で、どんどん教育格差が開いてく……と言う声も聞く。
実際問題、5月7日から学校が再開されるかどうかは分からない。もっと休校が長引く……例えば、9月まで休校とか、COVID-19を完全に制御できなければ、年単位での休校となる可能性だってなくはない。
教育諸機関は何よりも早く、ひとり1台のiPad、タブレット、コンピュータを普及させて、リモートでの授業が行える状態を整えるべきだと思う。仮にCOVID-19が収まったって、将来的にもっと伝染性の高い、致死性の高い伝染病が発生しないとも限らない。
そうなるたびに教育を止めるより、可能なことなんだから、とっととリモートでの授業が継続できる状態を作らなければならない。
学校がなくても、学び続ける子供に
という、行政側の話は我々ではどうにもできないので、さて置くとして、みなさんのお子さんは自宅で勉強されているだろうか?
筆者も大学生と高校生、ふたりの子の親だが、こうなってくると、学びを継続できるかどうかはそれぞれの子供の資質・性質に大きく拠ると言っていいと思う。学習する意味を理解していて、自分の自分のペースで勉強し、知識を習得できるかどうかは、好奇心をもって主体的に学べるかどうかに拠る。
親の仕事は、学ぶ意味を理解させ、好奇心を引き出してやるだけだ。
こうやって、親も自宅にいて、旅行にも行かずに、じっくりと子供と触れ合うことができる時間が得られたのも、考えようによっては千載一遇のチャンスだ。この機会にしっかりと、子供と一緒に時間を過ごし、学ぶことの意味を語り合い、知的好奇心を引き出す時間にしてみてはどうだろうか?
GWが終わっても自分で主体的に学び続けるようになれば、学校が始まらなくても別に心配する必要はないではない。
アップル提供のクリエイティブなアクティビティ30をGWのヒントに
「とはいえ、どうしたらいいか分からない!」という人のために、アップルがさまざまなリソースを提供してくれている。
■キッズのためのクリエイティブなアクティビティ 30
apple.co/creativityforkids_JP
上記リンクからはpdfファイルがダウンロードできて、そこにはiPadやiPhoneでチャレンジできるいろいろな楽しい課題が用意されている。だいたい4歳ぐらいからチャレンジできるという。
これまで、アップルの教育関係の取り組みを取材してきたが、これらがとても良くできていることにはいつも驚かされる。
たとえば、『しぜんの中から形を見つける』という課題がある。iPad(もしくはiPhone)で写真を撮って、マークアップで図形をなぞっていくというだけの課題だが、そうすることで、デジタルデバイスの扱い方が身に付くのはもちろん、自然のカタチを良く観察することができる。フラクタルやフィボナッチ数列、黄金比などについて、語ってあげられるかもしれない。ズームしたり、広角にしたりすることで、そこに潜むカタチの美しさと神秘に気付けるはずだ。
それぞれの課題のそういう深い意味は、アップルのEveryone Can Create( https://books.apple.com/jp/book/everyone-can-create-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E4%BD%8E%E5%AD%A6%E5%B9%B4%E5%90%91%E3%81%91%E6%95%99%E5%B8%AB%E7%94%A8%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89/id1480410547 )に詳しく書かれている。
App Storeにも、Book Storeにもヒントがいっぱい
学校が始まらなくったって、アップルストアには、知識を得るためのアプリがたくさんある。
クイズのように課題を出してくれるアプリもあれば、思考力を鍛えるアプリや語学の勉強をサポートしてくれるアプリだってある。そういえば、筆者の娘は、YouTubeのTEDの動画を延々真似して発音し続け、英語が堪能になった。こんなチャンスが手の平の上にあるのに活かさない手はない。
Appleのブックストアにも学習に役立つ課題が山ほどある。
■リモート学習をサポート, App Store
https://apps.apple.com/jp/story/id1502655717
■リモート学習に役立つブック, Book Store
https://books.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewFeature?id=1506684383&mt=11&ls=1
『学校が休校だったからウチの子は……』と、数年後、数十年後に嘆くよりも、このGWを使って、一緒に『自分で知識を引き寄せられる子供に』成長できるように取り組んでみた方が、楽しい未来が待っているような気がしないだろうか?
ちなみに、一番安いiPadは3万4800円(税別)で買える。学割なら3万2800円(税別)から。オンラインでいろんな講義を聞いたり、Zoomの講義に参加したりするにもiPadがあると非常に便利だ。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。