BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

初心者サーファー最大の目標、スープでのテイク・オフを成功させる|サーフィンの基本

初心者サーファーにとって最大の目標となるのがスープでのテイク・オフを成功させること。そのために、2つの段階に分けてトレーニング方法を紹介していく。

まず、腹這いで波に押されるスピード感を体に染みこませる。

華麗な技を決めたり、ビッグウェーブを乗りこなしたりと、今でこそサーファーを魅了するライディングを披露するプロサーファーだってサーフィンを始めた最初の頃は初心者。いきなりテイク・オフができたワケではなく、ひとつひとつ地道にマスターした結果の賜物なのだ。

まずは陸上でテイク・オフの一連の流れとフォームを練習したら、いよいよ海へ。ただし、いきなり立とうとするのはNGだ。初めのうちは波に慣れるために押される感覚を養うべし。まずはイン・サイドに立って波を待ち構える。波が来たらボードの上に腹這いになり、波が崩れた後のスープ押し出される感覚を体に覚えさせたい。このスピード感はテイク・オフで感じる感覚と同じだ。

この練習は立つことのできない初心者にとっては最高の練習になる。何度も何度も反復練習を繰り返せばボードに腹這いになる位置、パドリングの姿勢や早いストロークといったテイク・オフに通ずる基本動作を体に覚えさせることができる。

ただし、スープで押される感覚を練習するにはどんなスープでもいいワケではなく、パワーのある波がブレイクした直後のスープを狙うのがオススメだ。岸までスーッと押してくれ、波との一体感を感じることができるスープで滑る感覚。地道に続けてマスターしてみよう。

1. インサイドに立って波を観察する

うねりが来たら慌てず、波をよく観察し、ボードを両手で持って岸側にボードを向ける準備をする。

2. スープが見えたらボードの上に腹這いになる準備を

パワーのあるウネリがブレイクするタイミングと場所を見極めたらボードの上に腹這いになる準備を整える。

3. 海底を蹴ってジャンプしてボードの上に腹這いになる

分厚いスープがウネリにパワーがあることを物語る。海底を蹴ってボードの上に腹這いになる。

4. スープが近づきすぎないタイミングで早めの準備を

ボードの上に腹這いになったら進行方向(岸)に目線をやり、パドリングの準備に。このときイン・サイドに人がいないかもチェック。

5. 早めにパドリングの動作を開始する

スープが近くに迫ってきてからパドリングを始めるのではスピードがついていないため、スープに捕まってしまう。早めのパドリングを。

6. パドリングでスピードを出していざ波と同調

早いパドリングを意識し、スピードを上げておくと波と同調した瞬間でも波に置いて行かれることはない。この瞬間のこの感覚が大事!!

7. スープに追いつかれても慌てない

スープに追いつかれてもパドリングでスピードが上がっていれば体を押し続けてくれ、スープの先に抜けられる。

8. スープの先に行くまでパドリングを続ける

スープに追いつかれてからもパドリングを続けることがポイント。パドリングをやめると波に置いていかれてしまう。

9. ノーズ側に重心を預けるとスピードをロスしない

体がスープの先にいくことができればスープで滑れた証拠。ノーズ側に体重を乗せていれば岸までスーッと進むことができる。

比較的イージーなスープでテイク・オフの基本を反復練習

スープで滑る感覚が身についたら、いよいよテイク・オフにチャレンジだ。ボードの上に一瞬でも立つことができれば、それはテイク・オフ成功だ。ボードの上から見る眺めは格別なもの。後にレベルが上がり、様々な技をやってのける技量を身に付けたとしても、初心者の頃に乗れたスープの波は忘れられないはずだ。

実は空気を含んだスープは、フワフワしており、うねりと比べるとパワーが弱いため不安定だ。その分姿勢を低くし、前方加重でバランスを取らないと長く立ち続けることができないため、基本姿勢を習得できる。さらに周囲にはあまりサーファーもおらず、イン・サイドにラインナップするためゲッティング・アウトに体力を消耗することがなく何度も練習できるというメリットも。

最も多いミスは、テイク・オフの動作をスピーディに行うことに気を取られ、ボードが滑り出す前に立ち上がる動作を始めてしまい、波に置いていかれてしまうこと。パドリングをして波に押されてボードが滑り出してスピードがついた瞬間の感覚を捉えてテイク・オフを試みるようにしよう。波に立てたら基本姿勢に忠実にヒザを柔らかく、足元ではなく顔を上げて進行方向を目線でリードすることで前方加重に。パワーのないスープでは後方加重になると失速の大きな原因になるので注意だ。

1. イン・サイドに立ってウネリがブレイクするのを待つ

同じスープでもブレイク直後とブレイクしてしばらく経ったスープのパワーは全く異なる。ブレイク直後のスープをキャッチしよう。

2. ブレイクする寸前にボードに飛び乗る

ウネリがブレイクする直前にボードに乗る。スピーディーな動作とともにボードの正しいポジションに腹這いになることを意識する。

3. スープに対して垂直になるようにポジショニング

ブレイクした直後のスープが最もパワーがあり、ボードの推進力が最も増す。垂直に当たるようにするとパワーを受けやすい。

4. 早いパドリングで波と同調する

3の時点で早いパドリングを意識して開始。スープに押されたらパワーを逃さないように前方に加重。ノーズが刺さらないように注意。

5. スープが安定したら上体を起こす

波と同調してスープが安定してきたらボードに腕立て伏せの要領で上体を起こす。すべてのシークエンスに共通するが目線は前に。

6. バランスに注意して落ち着いて立ち上がる

上体を起こしてヒザを胸に引きつける動作にはスピーディさは必要だが、同時に最もバランスを崩しやすいので同時に慎重に行いたい。

7. ヒザを胸に引きつけてスタンスをとる

上体を起こして左ヒザを胸に引きつける際、スタンス幅が広すぎたり狭すぎたりしないよう、陸練で行った正しいスタンス位置に。

8. ボードから手を離して立ち上がる

ここまでできればほぼテイク・オフ成功だ。ボードから手を離して落ち着いて立ち上がろう。

9. 低姿勢を保ってテイク・オフ成功!

正しいスタンス位置に足をセットできたらテイク・オフ成功だ。この際ヒザを柔らかく低姿勢をキープし、前方加重を意識しよう。

 

サーファーにとって、いつまで経っても色褪せない初めてのスープでのテイク・オフの瞬間。これができればあなたも立派なサーファーの仲間入りだ。

出典

SHARE

PROFILE

FUNQ NALU 編集部

FUNQ NALU 編集部

テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

FUNQ NALU 編集部の記事一覧

テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

FUNQ NALU 編集部の記事一覧

No more pages to load