【サーフボードの選び方】自分の乗り方(=スタイル)・技量に合ったものを!
FUNQ NALU 編集部
- 2021年07月30日
サーフボードは長さ、形状、ディテールなど千差万別。乗り心地も大きく変わるので理解しておこう。
◎出典: サーファーになる本 改訂版
自分がどのような乗り方をしたいかで決まってくる!
サーフボードは「長さ」、「幅」、「厚み」をベースにノーズ、テール、フィン、ボトム、レールの形状からクロスの巻き方、素材など様々だ。サーフボードによってその乗り味はもちろんのこと乗り方=〝スタイル〟が変わってくる。ユーザー自身の身長、体重にその時のサーフィンレベルを割り出しつつ、どのような乗り方をしたいかによってサーフボードをチョイスしよう。
「ゆくゆくはアグレッシブに波を攻めたい!」のであればパフォーマンス重視のショートボード、「いやいや、のんびりと波をクルーズしたい!」のであれば優雅に楽しめるロングボードを。とはいえ、いきなり初心者が浮力の少ない薄いショートボードに乗ろうとしてもなかなか乗れず挫折するだけなので、ショートボードとロングボードの中間の「ファンボード」という選択肢もある。
また、波のサイズや波質によってもチョイスするサーフボードは変わる。小波やメローな波だったら浮力のあるショートボードやロングボードを。また、大きな波や掘れた波だったらロッカーの反ったボードを。「ガン」と呼ばれるビッグウェーブ用のサーフボードも存在する。
長いサーフィン人生を1本のサーフボードで終始することはまずない。ステップアップするごとに乗り換えるのもサーフィンの醍醐味なのだ。
サーフボードは恋人のように扱うべし
▲ステップアップするごとに乗り換えるのもサーフィンの醍醐味なのだ。サーファーにとって、ボードは恋人と等しく大切な存在だ。海上がりには必ず真水を浴びせるなど、ハートを込めてガラスを触るように扱いたい。
サーフボードの種類
① パフォーマンスショート
【Spec : 5’9”×19 1/2”×2 3/8”】
コンペティションでも多く使用されるようなショートボードのスタンダードなタイプ。アグレッシブなサーフィンスタイルに向いている。
② ミニボード
【Spec : 5’7”×19 3/4”×2 3/8”】
パフォーマンス系よりテイク・オフが早くて安定する。コンペ志向ではなく楽しむことに重きを置くモデル。近年のショートの主流である。
③ ニュージェネレーションボード
【Spec : 5’3”×22”×2 3/4”】
ミニシモンズとパフォーマンス系のハイブリッドタイプ。昔と今のデザイン要素がミックスされた、次世代のサーフボードといえる。
④ フィッシュ
【Spec : 5’6”×21 1/2”×2 1/2”】
80年代から長く愛される不変のデザイン。グライド感(浮遊感)が特徴。簡単なボードとはいえないが、乗りこなせるとスタイリッシュ。
⑤ ミッドレングスシングルフィン
【Spec : 6’6”×22”×2 7/8”】
シングルフィンはサーフボードのルーツといえる。レールトゥレールで、シンプルなサーフィン向き。基礎を学ぶのにもおススメだ。
⑥ ファンボード
【Spec : 8’2”×21 1/16”×3 3/16”】
レベルに関係なくサーフィンの基礎が学べる。ビギナーが一番エントリーしやすく、イージー・テイク・オフで波を捕まえることに特化する。
⑦ ロングボード
【Spec : 9’6”×23”×3”】
長さがあり、直進安定性に優れる。テイク・オフしやすくビギナーに最適。ショートが乗れない小波でも遊べる。1本持っていると便利。
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PROFILE
FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。