サーフボードは何からできてるの?|サーフィンの基本
FUNQ NALU 編集部
- 2021年08月03日
製法と素材はサーフボード性能に大きく影響する。自分のボードがどんな素材でどのように造られているのかを知っておこう。
◎出典: サーファーになる本 改訂版
素材や製法を知ることはサーフィン上達への近道
相棒であるサーフボードの素材や製法を知ることはとても重要なことである。なぜならそれらによって乗り味や性能が左右されるからだ。
サーフボードの主な素材はサーフボードの中身に当たるフォーム、そのフォームを包むガラスクロスと樹脂からなる。フォームを削ってサーフボードの形に整え、ガラスクロスで巻いて樹脂で固めたものを、さらにサンディングして仕上げていく。
一般的にはウレタンフォームにポリエスター樹脂を使用するが、中にはEPSフォームにエポキシ樹脂を使ったボードも少なくない。ウレタンフォームに比べ、EPSフォームの方が軽くて浮力があり、ボード自体の反発力が高いと言われている。もちろん、どちらが優れているというわけではないが、違いがあることは押さえておきたい。ガラスクロスはボードによって網目の細かさを表すオンスの違いと巻く枚数の違いがある。重量や耐久性、ボードのしなりに影響してくるが、通常は足が乗るデッキ側を2層にして耐久性を高め、ボトム側を1層にすることが多い。またオンスの違いは網目が太いほど樹脂が多く吸い込むため重くなるが、その分剛性がアップする。
性能には影響ないがカラーにもこだわりたい。主にフォームに色を付けるエアブラシタイプと、樹脂に色を混ぜるタイプの二つに分けられる。
ラミネート
シェイプしたフォームをガラスクロスと樹脂で巻いていくラミネートという工程。耐久性や重量、しなりに影響する。
サンディング
サンディングという工程。テール付近にエッジを施したり曲面をキレイに出したりしながらサーフボードを仕上げていく。
カラーリング
これはエアブラシでフォームに色を付ける方法。マスキングテープで色付けする所としない所に分けてから吹き付ける。
フィン立て
フィンはボードに直接取り付けるオンフィンとプラグを埋め込んで取り外しできるようにするフィンシステムの2つがある。
シェイプ
プレーナーなどを使ってフォームをシェイプしていく作業。シェーパーと呼ばれる職人の腕前がボードの良し悪しを左右する。
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PROFILE
FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
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