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サーファーの夢を叶える大人のサーフリゾート 【#01|インドネシア・スンバ島】

ナルーが注目する大人のサーフリゾートを世界中からリストアップ。まるで日常から逸脱したかのような錯覚を伴うサーフリゾートで、目の前にブレイクするグラッシーなファンウェーブを毎日堪能できたなら……そんなサーファーの夢を叶える楽園が、世界にはある! この企画が、今後実行したい大人のサーフトリップ計画の一助になれることを祈る。
◎出典: NALU(ナルー)no.111_2019年1月号

世界一のサーフリゾートとして注目。インドネシアの秘境・スンバ島

インドネシアの小スンダ列島にある秘境・スンバ島には、世界一のサーフリゾートとして注目される場所がある。それは、島南西部に位置する「ニヒ・スンバ・リゾート」。アメリカの権威ある旅行雑誌「トラベル&レジャー」で世界No.1ホテルにも輝いている。今回、本誌ではこの高級リゾートの調査に乗り出した。
▲この場所はその名も「オッキーズ・レスト」。あのマーク・オクルーポがここでサーフしたことにちなんで名づけられたとか 

気品と色気とホスピタリティに満ちた楽園

デンパサール空港の外に出ると、ノドの奥にまとわりつく湿気を帯びた空気が、鼻からぶわっと入り込んできた。別にいやなわけではなく、これはこれで心地がいい。

「バリにきた……!」という気分にしてくれるのだ。しかし、今回の目的地はバリ島ではない。そう、インドネシアの秘境スンバ島なのである。バリで1泊のトランジットを経て、翌日ガルーダ航空の国内線でスンバを目指そうというわけだ。一旦、空港からクタ市内のホテルへ送迎される頃には、辺りもすっかり夕闇に包まれていた。市内は相変わらずの賑やかさ。アジアンパワー全開で全身を包み込んでくるその雰囲気に、体が自然とバリのリズムになっていった。
▲サーフィンからSUP、ダイビング、釣りなどの遊びを陽気なスタッフと楽しみたい 

ここで少し時を遡ると、今回我々ナルーはありがたいことに近年“世界一のサーフリゾート”と名高いインドネシア・スンバ島南西部にある「ニヒ・スンバ」調査旅の機会を得ていた。大人の事情でプロライダーを伴うことはできなかったが、本誌を担当する筆者とフォトグラファーで、新たなサーフデスティネーションとしての真価を確かめに向かったわけだ。

とことん贅沢でプレミアムなサーフトリップを敢行

そもそも「ニヒ・スンバ」の存在に関しては、憶測を伴うさまざまなウワサを耳にしていた。無人のパーフェクト・レフトハンダー付の秘境リゾートがあって、ポイントの人数制限もあるらしい……などなど。我々もサーフィン専門メディアの端くれである以上、常日頃から世界のどこかしこで割れているエンプティウェーブの話にはアンテナをビンビンに立てている。

しかし、どういうわけか実際に行った人にはなかなか会えないのだ。インターネットで世界中の海岸線を眺められる、情報が光の速度で入り乱れる現代において、いまだベールに包まれた波がいったいどれほど残されているというのか……。

ならば自分で見に行こう。我々は、さしずめ宝探しの気分で旅立っていた。しかも“とことん贅沢でプレミアムな大人サーフトリップ”を敢行する、という裏テーマを掲げて。

ベールに包まれた波を見に

そもそも「ニヒ・スンバ」の存在に関して話はまたデンパサールへ。翌朝、めっきり近代化が著しいデンパサール空港から国内線で一路スンバ島のこぢんまりとしたタンボラカ空港を目指す。飛行機は写真にもあるように小型ながら、これこそ旅を盛り上げる一つの要素。日本〜デンパサール間は、ガルーダ航空のフルフラットシートを初体験してきたので、このギャップが余計におもしろい。仮に秘境島へのアクセスが直行便だったなら、サーファー的にはなかなかの興ざめだ。このワンクッションが実に良い“間”を生むのである。

空港からは陸路でリゾートを目指す。迎えのクルマはセミオープンのワイルドなトラックスタイル。辺りに高い建物はなく、道すがらトラックとすれ違う地元民は皆笑顔で「ミスター!」と声を掛けてくる。深い意味は無かろうが、みな温かい歓迎だ。そんな道中を経て、寄り道をしなければ約90分程のドライブで世界一のリゾート「ニヒ・スンバ・アイランド」に到着。ちょうど夕暮れ時の光に包まれながら、我々はそのサンクチュアリへと吸い込まれていった。

鮮やかな色彩に包まれたサーファー達の桃源郷【ニヒ・スンバ・リゾート】

総面積567ヘクタールの広大な敷地に足を踏み入れると、目の前の世界が一変した。正確には、目に映るものというより流れる空気や匂い、耳に残る音……そのどれもが気品にあふれ、色っぽいのだ。ここであれこれとリゾートについて細かい事を話すのも野暮なので、それは美しい写真達から感じていただき、さらには別の情報ソースへアクセスしてほしい。
▲美しいスンバの景観に溶け込むリゾートは、必要以上の主張を押し付けてこない

そして、我々にとってはココが最も肝心なところ。リゾートの目の前に開けた美しい海には、数千キロもの距離を旅してきた尊いウネリを規則正しくレフト方向へとブレイクさせるリーフが、しっかりと形成されていた。が、訪れた時期が悪く、その真価を目の当たりにすることは叶わなかった。
photo: Jason Child
▲リゾート専属のサーフガイドOyeのリップ。撮影されたのは今回と異なる時期だがシーズン中ならこれくらいの波はアベレージ
▲子供達の屈託ない笑顔が島の人々のホスピタリティを写し出す

しかし、サイズによってはビギナーからエキスパートまで受け入れるレンジをもっているのは間違いない。事実、モモ〜コシの小振りなサイズでゆったりとグライドし続けることができ、ポテンシャルの高さを見せつけられた。我々は、近いうちにライダーを連れてここへ帰ってくることを誓った。

▲空港からリゾートまでの移動の間に立ち寄った地元の村。決して贅沢ではないが、素朴な暮らしの中に彼らのホスピタリティが滲み出ていた
▲デンパサールからタンボラカまでボンバルディアCRJ-1000 型機で約1時間のフライトだ

ベッドに差し込むマゼンタの光で目を覚まし、ブレイクの音を聞きながらトランクスに着替える。部屋の庭先には極上のブレイクが広がり、朝食前のゲットウェットで一日をスタート。アフターサーフには、楽園的リゾートで極上のフルサービス。そんな、大人サーファーの欲求をすべて満たすサーフリゾートへ、そろそろみんなも旅立つ時が来ているはずだ。

問合せ

ルアーナLUANA,LLC 
TEL:03-6808-8783 
HP:http://luanallc.com
ガルーダ・インドネシア航空
TEL:03-3240-6161(東京) 
HP:garuda-indonesia.com/jp

出典

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FUNQ NALU 編集部

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テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

FUNQ NALU 編集部の記事一覧

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