緊急時に忍ばせたいバーナー。どの素材が一番ベスト?標高1900mで湯沸かし実験
PEAKS 編集部
- 2020年02月02日
テスト結果について
実験をする前からわかっていたことだけれども、ガスバーナーの圧勝。今回は気温の影響を受けない状況もあり、ときおり吹く風もまったく問題にせず燃えるSOTOのウインドマスターの性能のよさを知らしめた。
固形燃料のポケットストーブの実験時にはとくに風が断続的に吹いていたのと、炎の勢いが弱いためストーブ本体が風防の役割を担っていても、風の影響の大きさを強く感じた。そのため6分30秒を経過したところで3個目のタブレットを投入し、火力を上げても10分を切れなかった。
エバニューのアルコールストーブは湯沸かしに待てる時間の許容範囲内。まだ沸かないの? と思う一歩手前くらいだった。
【山で比べてみました3】風防をセットした湯沸かし時間は?
アルコールストーブ:4分51秒
固形燃料ストーブ:8分18秒
ガスバーナー:2分53秒
テスト結果について
厚手のアルミ箔をカットしたお手製風防をセット。風の影響が少なくなれば、当然沸騰までの時間は短くなる……と思ったら、ウインドマスターはほとんど時間が変わらず。元々装備している耐風性が高いので、今回程度の風だと、ほとんどタイム差が出ないことがわかった。風防不要、つまり軽量化できるということだ。
ポケットストーブは、大幅にタイム短縮。それによりタブレット2個で沸いた。火力を維持するために風防は必須だ。アルコールストーブは、風防を使えば十分に速く沸騰。同社が出している風防やゴトクがセットになったシステムを使えば、さらに効率よく燃焼してくれるだろう。
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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