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飯豊連峰天幕縦走55時間|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊 ルートガイド

故郷の飯豊連峰を熟知するライター森山がおすすめする、飯豊とっておき縦走路がコレ。絶景テント場、極旨清水、無数の池塘、ダケカンバの美林……。ただし、帰路アクセスに難あり。

>>>2020年夏、密を避けたテント泊3日間「飯豊連峰天幕縦走55時間」

飯豊連峰天幕縦走55時間 前編|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊

飯豊連峰天幕縦走55時間 前編|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊

2021年07月15日


飯豊連峰天幕縦走55時間 後編|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊

飯豊連峰天幕縦走55時間 後編|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊

2021年07月16日

文◉森山伸也 Text by Shinya Moriyama
写真◉大森千歳 Photo by Chitose Omori
取材期間◉2020年7月19日~21日
出典◉PEAKS 2020年9月号 No.130

2泊3日の飯豊連峰・超絶推薦山道はテントでも避難小屋でも

飯豊連峰は山の奥の奥にある。関東からなら移動日を前後1日ずつ確保しておくのが無難だろう。山中2泊3日で歩くとすれば、この縦走がおすすめだ。飯豊の魅力が全部詰まっている。withコロナ登山の移動は、自家用車で行きたいところ。下山後の温泉を目当てに飯豊温泉登山口の駐車場に止め、歩き出す。当初は2日目に本山小屋で野営し、3日目にダイグラ尾根を下るつもりでいた。そうすれば下山口も飯豊温泉になってスムーズに帰路につける。しかし、ダイグラ尾根は破線ルートの険しく長い山道。このご時世、無理は禁物で紹介するわけにはいかない。そこで、大日杉小屋まで足を延ばした。切合小屋のテント場は広くて気持ちよく、地蔵岳へ続く尾根のダケカンバたるや史上最高に美しく、御田の大杉も神秘的だ。

ただし、下山口の大日杉小屋にはバス停がない。飯豊温泉までのタクシーを予約することになるのだが、料金はなんと約25,000円。いやしかし、諭吉2.5人分など安いもんだと思える美しい東北の山が待っているのだ。

withコロナ登山の必携装備

マスクとアルコール除菌シート(もしくはアルコールジェル)は忘れずに携行。口元を覆うネックウォーマーもあるといい。

アクセス

JR小国駅から飯豊山荘までバスが1日3便運行。片道700円。朝早く歩き出すならマイカーかタクシーがマストとなる。飯豊山荘は現在日帰り入浴のみ。大日杉小屋は電波がないので、稜線もしくは入山までに小国タクシーを予約する。大日杉小屋から最寄り駅の羽前椿駅までは約9,000円。

マップ

①丸森尾根の登山口

序盤にガレた岩場が数カ所あって気が抜けない。稜線まで6時間ちょっとの長い尾根に水場は1カ所あるのみ。

②北股岳と梅花皮小屋

清水がたっぷり流れる飯豊一の小屋だ。今年は管理人不在。備え付けの封筒に名前を書き管理維持費を入れる仕組み。

③御手洗ノ池

烏帽子岳と御西小屋の間には池塘が点在。この御手洗ノ池はもっとも大きい池塘で風を避ける絶好の休憩スポット。

④天国のような草月平

駒形山と御西岳の間に広がる台地。高山植物が咲き乱れ、池塘が漂い、眼下に大雪渓。大日岳と飯豊山の眺めも圧巻。

⑤クサリがある岩稜

本山小屋と姥権現の間に切り立つ岩稜帯。クサリが整備される。雨で濡れると滑りやすいので慎重に、登り優先で。

⑥雪渓トラバース

切合小屋の南に雪渓を横切るポイントがある。踏み跡をたどって上を巻ける。お盆までは軽アイゼンの携行を推奨。

⑦ダケカンバの美林

切合小屋から地蔵岳へ続く尾根はダケカンバの大木が登山者の足を止める。これを見るために大日杉へ下る価値あり。

⑧大日杉小屋

飯豊町が管理する無人小屋がゴール。沢水が流れ、広場にはベンチとイスを整備。下山が遅ければテントで後泊も可。

アドバイス

切合小屋の下には夏でも雪渓を渡るポイントがある。足跡を追って上を巻いて通過できるが、軽アイゼンがあると心強い。お盆などのハイシーズンは各避難小屋で三密になることは避けられないだろう。各小屋のテントスペースも狭く、限りがある。混み合う連休は避け、平日登山を推奨する。

>>>2020年夏、密を避けたテント泊3日間「飯豊連峰天幕縦走55時間」

飯豊連峰天幕縦走55時間 前編|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊

飯豊連峰天幕縦走55時間 前編|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊

2021年07月15日


飯豊連峰天幕縦走55時間 後編|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊

飯豊連峰天幕縦走55時間 後編|ヒトよりもクマの密が気になる東北の山塊

2021年07月16日

出典

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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