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旅の準備~国際免許を取得しに~|筆とまなざし#343

出発に向けて一つひとつ準備が整っていくと旅の実感が湧いてくる

旅行前の恒例行事のひとつが、国際免許を取ることだ。岐阜県の場合、国際免許を取る方法はふたつある。ひとつは岐阜市の運転講習センターに行くことで、こちらは即日発行してもらえる。もうひとつは居住地の運転講習センターで申込をし、後日警察署で発行してもらう方法。わざわざ岐阜市まで行かなくても良いが3週間ほどの期間を要する。この辺りは都道府県によって若干違うようである。

せっかちな性格だからか、思い立ったらすぐに動きたい性分だからか、3週間待たなければいけないというのが面倒で、いつも岐阜市の講習センターに行くことにしている。待ち時間はものの30分。下道で片道2時間かかるのだが用事はあっという間に終わるので、半日あればこと足りる。少し厄介なのが受付時間。朝9時から11時までと14時から16時までしか窓口が開いていないのでその時間を逃すと一日仕事となってしまう。

今日は午前中に免許取得を済ませ、その足でクライミングジムに行くつもりだった。けれど、乗車してナビを設定すると到着予定時刻が10時45分。昨日までの講習で疲れが出たのか、出発の時間がずいぶんと遅くなってしまったのだ。下道で行ったのではギリギリすぎる。高速を使うか、しかしそれは無駄な出費だ。そもそもこれだけ疲れているのにジムに行くのはどうなんだ? しかしスケジュールを考えると今日登っておきたい。あと30分早く出ていたらよかったものを。なんだかんだ言いながら、あまりの眠たさに一度帰宅し仕切り直すことにした。少し仮眠し、それでも今日のうちに免許を取っておいたほうが良いだろうと、昼食を食べてから出発した。

岐阜市の気温は37度。ずいぶん涼しくなってきたかと思っていたのにまだまだ過酷な暑さである。コロナが落ち着いたからだろうか、待合室には去年よりずいぶん多くの人がいた。国際免許だけでなく免許の再発行や返上をする人たちもいて、1時間近くかかってようやく新しい国際免許を手に入れることができた。

体力的にも時間的にもジムで登ることは諦めた。果たして、半日を使って岐阜まで行ったほうがいいのか、3週間かかってでも地元で発行してもらったほうが便利なのかはわからない。こんなにすぐに発行してもらえるのに、地元で申請した場合にどうして3週間も待たなければいけないのかは、はなはだ疑問。ネット注文が翌日届く時代である。近所の講習センターで即日発行してもらえるようになればありがたい。ともあれ、出発に向けて一つひとつ準備が整っていくと旅の実感が湧いてくるものである。

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PROFILE

成瀬洋平

PEAKS / ライター・絵描き

成瀬洋平

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

成瀬洋平の記事一覧

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

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