
【かんたん山ごはん】「干し野菜」が決め手! ヘルシー焼きそば

FUNQ
- 2017年04月03日
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山では、手軽に作れる麺料理が人気! もちろん焼きそばも、みんな大好きなメニューですよね。定番の味もいいですが、たまにはちょっとヘルシーに仕上げてみませんか?
そこでオススメしたいのが「干し野菜」。野菜は干すと、栄養価、食感、旨みが増し、保存もきくようになるんです。山へ持っていくときも、かさばりにくくなりますし。ね、いいことづくしでしょ?
干し野菜は作り方も簡単! 天気がいい日に、食べやすく切った野菜をザルに広げて干すだけ! 食材全体が日光に当たるようにしてときどき動かし、半日~1日で完成です(食品用ネットに入れて吊るして乾かしてもいいですね)。食材の水分量や好みによって干す時間は変わるので、様子をみて調整してください。調理しやすいようにセミドライタイプに仕上げるのがオススメですよ。
ここでは、この時期おいしくなる、春にんじんを干し野菜にして、焼きそばを作ります。ぜひ、お試しくださいね。
干しにんじんで旨みと栄養価アップ! さっぱり焼きそば
【材料】(1人分)
焼きそば(好みのもの)…1袋
鶏ひき肉…50g
青じその千切り…2枚分
しょうがのみじん切り…1/2片分
ポン酢しょうゆ…大さじ1+1/2
塩…ひとつまみ
干しにんじん(作り方は下記)…10g
プチヴェール(または好みの葉野菜)…適量
水…50ml
ごま油…適量
自宅での下準備・肉だねを作る
ボウルに鶏ひき肉、青じそ、しょうが、ポン酢しょうゆ、塩を入れてよく混ぜ、ラップなどで包んで冷凍。写真では、密着性の高いラップ(プレス&シールと呼ばれるもの)を使い、2枚のシートではさんでいます。ぴったりとくっつくのに、はがしやすくて便利です。
ではいよいよ、山での調理に入ります!
1.肉だね、干しにんじん、プチヴェールを炒める
フライパンを熱してごま油を引き、解凍された肉だねをくずしながら火が通るまで炒める。干しにんじん、プチヴェールを加えてしんなりするまでさらに炒める。プチヴェールは、芽キャベツとケールの掛け合わせで誕生した新しい葉野菜。サイズが小さくて持ち運びに便利!
2.焼きそばを加えて炒める
しんなりしたら焼きそば、水を加えて麺をほぐしながら炒める。
干しにんじんは、皮をむいて細切りにしたにんじんをザルなどに広げて作ります。半日以上、天日干しにするだけで、旨味も栄養価もアップ! ごぼうも干し野菜にはオススメです。
でき上がり!
味つきの肉だねを仕込んでおくことで、調味料を持参する必要なし! あればナンプラーやごまを加えてもおいしいですが、なくても十分。
次回は、同じ肉だねを使った「しいたけのピンチョス」(上の写真の右)を公開予定です。青じそとしょうが入りの和テイストな肉だねのアレンジは自由自在! お楽しみに。
※本コーナーで紹介しているレシピは、『ランドネ 2017年5月号 No.87』のp93で掲載しています。
○カノウヒナタ(KIPPIS)
アウトドアパーティを主催するKIPPISでフードスタイリストを担当。管理栄養士の資格をもつ。時間を見つけては山に登り、おいしいごはんを作って食べることが喜び。
www.kippis.me
(写真:猪俣慎吾(KIPPIS) 文:長嶺李砂)
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