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【いつか泊まりたい山小屋#23 南アルプス・長衛小屋】南アルプス北部で、もっとも古くもっとも新しい山小屋

「あの山小屋に泊まってみたい」。そんな憧れが、山へ向かうきっかけになることもあるはず。本連載では、立地や食事、山小屋の主人やスタッフの人柄など、その山小屋ならではの魅力にスポットを当てながら、ランドネ編集部おすすめの山小屋をご紹介。23軒目は、南アルプス北沢峠に建つ、長衛小屋をピックアップ!

2012年に新築されたばかりで快適な館内

▲築10年経っても清潔感は健在。これからまた長い年月、北沢峠に訪れる登山者たちを見守っていくのだろう。

長野県と山梨県の県境に位置し、甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳など南アルプス北部の山々の登山口である北沢峠。この峠に建つ山小屋のなかでもっとも古い歴史をもつのが、今回ご紹介する長衛小屋だ。南アルプスの開拓者として知られる竹沢長衛氏が1930年に建てた山小屋で、山小屋のすぐ横の岩には長衛氏のレリーフも設置されている。

一方、峠の山小屋のなかで建物がいちばん新しいのもこの長衛小屋というのがおもしろい。新築されたのは2012年の冬で、10年経った現在もなお、清潔で快適な空間が維持されている。コインシャワーや水洗トイレがあり、山小屋泊に慣れていない人も安心して宿泊できるだろう。

▲薪ストーブを囲むようにベンチが設えられた談話スペース。ここで自炊も可能。
▲5分500円で使用可能なコインシャワー(左)と簡易水洗トイレ(右)。沢のそばに建ち、水が豊富な立地を活かしたサービスだ。
▲建物の2階に客室がある。壁・床・階段に木材が多用され、ぬくもりある仕上がりに。個室はないが、仕切りや目隠しがあり、ひとり当たり1.5~2畳ほどのスペースがあるためとても快適。

かゆいところに手が届く⁉山小屋オリジナルのサービス

▲樽生のエビスビールを飲めるのがうれしいところ。さらにアサヒビールを自動販売機で購入することも可能だ。
▲本棚には、管理人の趣味全開の漫画がずらり。ランドネの兄弟誌『PEAKS』のバックナンバーも充実。大人気で完売になった山小屋特集号も!

派手さはないものの、滞在する時間を確実に豊かにしてくれるサービスが長衛小屋にはある。登山後に欠かせないビールは、エビスビールの樽生を用意。また談話スペースには薪ストーブがあり、本や雑誌がびっしりと並べられた本棚がある。夕食には、信州産の肉や野菜、米を使った料理が提供されていて、さらにお弁当はおにぎりまたはパンから選ぶことが可能だという。こうした利用者目線に沿った細やかなサービスが、長衛小屋の居心地のよさを作っているのだ。

▲鍋を持参して受付に行けば、おでん(500円)を購入できる。素泊まりやテント泊の人にも人気のサービス。

山小屋から目指すおすすめルート【長衛小屋~栗沢山 片道約2時間】

▲栗沢山山頂から仙水峠に少し下ったポイントから見た甲斐駒ヶ岳。もちろん、仙丈ヶ岳の景色も迫力満点だ。

北沢峠から目指す山で圧倒的に人気が高いのは甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳だが、今回おすすめしたいのは、標高2,714mの栗沢山だ。栗沢山は、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳と三角形をなす位置にそびえる山で、展望のよい山頂からは、そのどちらの山々もより近い距離感で眺めることができるのだ。

長衛小屋から栗沢山へ歩き方は2通りあり、より短い時間で歩けるのは樹林帯のコース。コケ生す樹林帯を着実に登って行けば、約2時間で山頂へたどり着ける。ピストンだと景色が単調になるので、往路か復路のどちらかに、仙水峠を経由する沢沿いのコースを選択するのがおすすめだ。

▲長衛小屋から仙水峠経由で栗沢山を目指すと、このように南アルプスらしいコケたっぷりの道や岩が積み重なった道など、バリエーション豊富な景色に出合える。

長衛小屋は沢のすぐそばに建っていて、山小屋のまわりを散策するだけでも癒し効果はてきめん。バス停からも徒歩10分と近いので、登山をせずただ山のなかで過ごしたいという人にもピッタリの場所だ。登山デビューの友人を連れて、ぜひ滞在してみては。

長衛小屋
https://choei.ashiyasu.com/
・標高:1,980m
・営業期間:6月中旬~11月上旬 ※2021年は11月3日まで
・宿泊料金(税込):1泊2食10,100円、素泊まり6,800円、お弁当 1,100円
・電話番号: 090-2227-0360 (7:00~19:00) ※衛星電話。営業期間外090-8485-2967
・コロナ禍での確認事項:完全予約制(テント泊は予約不要)、マスク・インナーシーツを要持参

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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