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CAMMOCの「キャンプしてたら防災できた!」#5 災害時にも役立つテントとは /干しきのこと餅の炊き込みご飯&とろとろマッシュルームスープ

キャンプの道具や知識には、防災に役立つものがたくさんあります。でも、いくら優れた道具を揃えても、電源や水道のないストイックなキャンプ経験があっても、災害時には全く経験したことのない様々な問題が襲いかかってくるでしょう。予期せぬ事態を目の前にした時、道具や知識がいつものように使えないかもしれません。

そんな悔しい思いをしないために、災害時に役立つ情報やすぐに使える収納方法など、ちょっとしたヒントを知っておくとあなたの知識や道具がもしもの時にぐっと頼もしいものになってくれるはずです。

この連載では、無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱するCAMMOCの防災士資格を持つメンバーから、アウトドア好きの皆さんへ、もしもの時に役立つ情報とレシピをお届けします。

災害時に役立つテントとは?

山やキャンプ場に泊まる際、「その日眠るためのテントが無事に張れたら一安心」という気持ちになったことがある方も多いのではないでしょうか。

災害時に自宅で過ごすことができなくなった場合、「寝床や居場所を確保する」ことは大きな安心に繋がります。その手段のひとつとして、テントを準備しそこで眠るという経験は、もしもの時にとても心強いものになります。
そこで今回はアウトドアシーンはもちろん、災害時にも活躍するテントの選び方やおすすめを紹介します。

避難所のルールを確認しておこう

内閣府の避難所運営ガイドラインでは具体的なテントの形状や大きさは明記されていませんが、感染症対策に配慮した避難所運営のポイントでは「⼀家族が⽬安で3m×3mの1区画を使⽤し、⼈数に応じて区画の広さを調整」「テントを利⽤する場合は、⾶沫感染を防ぐために屋根がある⽅が望ましいが、熱中症対策に⼗分注意することが必要」などと記載されています。

ただし、避難所によってはテントの持込みを禁止しているところもあります。実際に私が住む地域や夫の勤務先近辺の避難所など数カ所に聞いたところ、それぞれ独自のルールがありました。そのため、避難所のルールやマニュアルは事前に確認しておきましょう。

【確認ポイント】
・避難場所へのテント持ち込み可否
・区画のサイズと収容人数
・テント設営可能場所
・(屋外設営可能の場合)ペグの打ち込み可否

※災害時は状況によりルール変更となる場合があるため、臨機応変にスタッフの指示に従いましょう。

避難所に適したテント+特徴

避難所のルールを確認した上で、テントを選ぶ際のポイントを紹介します。

ポイント① 通気性がよくフルクローズできる

テント内に空気がたまらないように、ベンチレーションやメッシュ窓を利用し換気ができるもの。かつ、着替えや授乳などプライベート空間を確保するために外から見えないよう全ての窓が閉まるタイプがベスト。

ポイント② サイズは「人+荷物」を想定

テント内に荷物も入れられたらさらに安心。使用する人数とある程度の荷物が入るよう少し余裕のあるサイズを選びましょう。

ポイント③ 自立式テント

体育館ではペグ打ちや重しは不可能なため、ペグや張り綱なしで自立するテントがおすすめ。固定する必要もなく移動時も楽チン。

ポイント④ 耐水圧1,500mm以上、UVカット加工

避難する場所が屋内とは限らず。万が一を想定して屋外でもタフに使えるよう、ある程度の雨を凌ぐ耐水圧1,500mh以上やUVカット加工が施されていると心強いでしょう。

▲【テンマクデザイン LaLa(ララ)】おすすめ度:★★★

自立式の3ポールテント。ドーム型では珍しいTC素材で、耐水圧1,500mmとどんな天候でも1年中タフに使えるテント。全方向メッシュスクリーンとフルクローズ可能で、通気性抜群な上にプライベート空間もしっかりと確保できます。

実はこのテント、CAMMOCとテンマクデザインのコラボレーションにより実現した1台。誰でも簡単に設営可能で、ピクニックから本格的なキャンプはもちろん、ビーチでサンシェード使い、災害時には心強い味方となること間違いなしです。

▲【ポップアップテント】おすすめ度:★★

設営時間約1秒。収納ケースから出すだけで、自動的に広がる超手軽なポップアップテント。折りたたむ際はコツが入りますが、かなりコンパクトに収納でき軽量で持ち運びにも便利。

なかでもおすすめは写真右端のHEWOLFというメーカーのもの。防水かつUPF50+の日焼け防止効果もあり、収納ケースはリュックのように背負うことができます。

▲【DOD ワンタッチテント】おすすめ度:★★

ロープを引っ張るだけで簡単に設営可能なワンタッチテント。前後ともに内側からメッシュにでき、天井には大型ベンチレーションがあり通気性◎

ポップアップと同様に簡単設営で、自立式のため立てた状態での移動が可能です。

テントという布1枚の中で眠る時、それが山やキャンプ場など自然の中でアクティビティとして楽しんでいる時間であれば、鳥や虫の声、風の音や土の香りをより近く感じ、自然との一体感を心地よく感じることができるでしょう。

それがもし、災害時であれば、たった一枚の布であっても、その1枚に守られる安心感が精神的にも肉体的にもあなたの助けになるでしょう。もしもの時にも役立つお気に入りのテントを持ってキャンプへ行きましょう!

今月のレシピ/きのこの旨味がたっぷり!「干しきのこと餅の炊き込みご飯」と「とろとろマッシュルームスープ」

野菜不足になりがちな災害時には、手軽に調理できて食物繊維や栄養素が豊富なオートミールがおすすめ!普段食べ慣れない方にもおすすめしたいオートミールをご紹介します。

「干しきのこと餅の炊き込みご飯」2人前

材料(2人分)

干しきのこ(椎茸、しめじ、まいたけ)……1/2カップ
米……1合
めんつゆ……大さじ1(濃縮3倍)
切り餅……1つ
水……250cc

作り方

下準備:切り餅を1cm平方の角切りにする。米をとぎしっかりと水を切る(無洗米を使っても良い)。

①鍋に、米、水、干しきのこ、切り餅を入れて30分おく
②めんつゆを入れ軽く混ぜ合わせ中火にかける。沸騰したら弱火にし10分加熱し、火を止めて10分蒸らす。

「とろとろマッシュルームスープ」2人前

材料(2人分)

干しきのこ(椎茸、しめじ、まいたけ)……大さじ2
じゃがいも……1個
水……200cc
牛乳……200cc
チキンコンソメ……1/2個
塩、こしょう……少々
クラッカー……適量

作り方

下準備:干しきのこを包丁やハサミを使ってみじん切りにし、水で30分以上かけて戻す。じゃがいもの皮を剥きすりおろす(防災時、すりおろしが難しい場合は角切りにしても良い。)

①鍋に干しきのこを戻し汁ごと、じゃがいも、牛乳を入れて中火にかける。ふつふつと湧いてきたら弱火にし、とろみが出るまで5分ほど煮込む。
②コンソメを加えて、塩、こしょうで味を整えて出来上がり。食べる直前にクラッカーをトッピングする。

 

クリエイターズユニット
CAMMOC(キャンモック)

左から、三沢真実、三宅香菜子、内舘綾子
「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。アウトドア・フードロス・防災などの観点からドライフードに注目し、初著書「うまみがギュッ!干すだけ簡単 はじめてのドライフード(山と溪谷社)」全国書店にて絶賛発売中。

HP:https://cammoc.com
Instagram:www.instagram.com/cammoc

 

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PROFILE

キャンモック

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「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱。 https://cammoc.com/

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